カワラニガナ

 

河原苦菜 キク科 タカサゴソウ属

Ixeris tamagawaensis 準絶滅危惧(NT)

カワラニガナ (河原苦菜) キク科 タカサゴソウ属 2010.11.13 東京都羽村市
カワラニガナ (河原苦菜) キク科 タカサゴソウ属 2010.11.13 東京都羽村市

 

カワラノギクがいた多摩川の河原に、カワラニガナも咲いていた。

学名の小種名に tamagawaensis (多摩川の)と入る花なので

ここにいて不思議はないが、花期は5〜8月の花。ずいぶん遅咲きだ?

また撮影した時間は16時になろうとする頃であったが、午後には

閉じてしまう花が開いているのも不思議だった。今年の猛暑の影響

で花も調子が狂っているのだろうか?

 

カワラニガナ 2010.11.13 東京都羽村市
 カワラニガナ 2010.11.13 東京都羽村市
カワラニガナ 2010.11.13 東京都羽村市
 カワラニガナ 2010.11.13 東京都羽村市

 

このように玉石が敷き詰められたような場所にいた。

大雨で川が増水すればすぐに冠水しそうな場所。

この花にとっては川が氾濫し生育地が上流の養分に

富んだ水にさらされることが重要で、上流のダムで

水量を制御して冠水しなくなくと、生きていけない。

 

カワラニガナ 2010.11.13 東京都羽村市
 カワラニガナ 2010.11.13 東京都羽村市

 

頭花の直径は1.5〜2.0cm。

 

カワラニガナ 2010.09.12 長野県諏訪郡
 カワラニガナ 2010.09.12 長野県諏訪郡

 

高さは15〜30cmで、ニガナよりだいぶ小振り。

こちらの写真は、今年の9月に長野県の川で初めて見ることが

できたときに撮影したもの。やはり多摩川中流域と似た環境で、

玉石がゴロゴロある河原だった。 撮影時間は、11時前後。

 

カワラニガナ 2010.09.12 長野県諏訪郡
カワラニガナ 2010.09.12 長野県諏訪郡

総苞は緑色で長さ約1cmの円筒形。

 

カワラニガナ 2010.09.12 長野県諏訪郡
カワラニガナ 2010.09.12 長野県諏訪郡

 

図鑑では「葉は全縁で毛がない」となっているが、

この株は葉に毛があり、縁も鋸歯があった。

 

 

カワラニガナ

 

中部地方以北の河川流域のみに育成。河原の礫地や砂地に生える高さ15〜30cmの多年草。全体に毛はなく白っぽい。根は紡錘状で深く地中に入る。葉は根元に集まってつき、長さ8〜15cm、幅3〜5mmの広線形で、先端はとがる。上部の枝先に直径1.5〜2.0cmの淡黄色の頭花をつける。

 

2010.11.18 掲載

2010.12.25 修正。絶滅危惧ll類(VU)→準絶滅危惧(NT)

      2007年環境省レッドリスト見直し版に従った。