イワセントウソウ

 

岩仙洞草 セリ科 イワセントウソウ属

Pternopetalum tanakae (Franch. et Sav.) Hand.-Mazz.

#1 イワセントウソウ  2010.06.06 長野県茅野市 alt=1720m
#1 イワセントウソウ  2010.06.06 長野県茅野市 alt=1720m

 

 深山の木陰の湿った場所を好む多年草です。 茎は1本で枝を出さず、高さは10〜25cm。 特徴的な草姿のため、見分けることは容易です(#1)。 とても繊細で上品な印象の花です。

 

#2 イワセントウソウ  2009.05.09 山梨県北杜市 alt=1320m
#2 イワセントウソウ  2009.05.09 山梨県北杜市 alt=1320m
#3 イワセントウソウの根生葉
#3 イワセントウソウの根生葉

 

根生葉は2-3回3出羽状複葉で、小葉は深く切れ込みます(#2,#3)。

 

#4 イワセントウソウの茎葉は1個で、線形  2010.06.05 長野県伊那市
#4 イワセントウソウの茎葉は1個で、線形  2010.06.05 長野県伊那市

 

花序の下に茎葉を1個、つけます。 普通は単羽状

複葉で、羽片は細い線形で全縁です(#4)。

 

#5 茎葉が羽状複葉になることもある  2009.05.09 山梨県北杜市
#5 茎葉が羽状複葉になることもある  2009.05.09 山梨県北杜市
#6 茎葉が羽状複葉になることもある  2009.05.09 山梨県北杜市
#6 茎葉が羽状複葉になることもある  2009.05.09 山梨県北杜市

 

写真#5,#6のように、茎葉が線形とならず、

根生葉に似た羽状複葉になることもあります。

 

#7 イワセントウソウは、複散形花序を1つつける
#7 イワセントウソウは、複散形花序を1つつける

 

 茎の頂部に複散形花序を1つ、つけます。 散形花序のようにも見えますが、糸のように細い花柄の先に、ごく小さな小散形花序が1〜3個、普通2個の花をつけるので、複散形花序です。

 

 写真#7は写真#1と同じ個体ですが、いろいろな角度から見て数えた結果、花柄は22本見えたので、花は44個ほどつけていることになります。 ただし、小散形花序の頂点の2個の花が同じように咲いている例は少なく、開花している花の横の花はまだつぼみか、あるいは終わってしまった状態でした。 このことから2個の花は少し時間差をおいて開花するものと思われます。

 

#8 イワセントウソウの花
#8 イワセントウソウの花

 

 花は5〜6月に咲きます。 花も小さいですが萼片も非常に小さく、#8でもほとんど見えないほどです。 花弁は5個あり、卵形で白色です。 花はセントウソウに似ていますが、属のレベルで異なる植物です。

 

 

< 参考にさせていただいた図鑑や外部サイト(順不同) >

文献・図鑑などの著作物や、個人・法人のWEBサイトにも著作権があることをご理解の上、ご利用下さい。

 

日本の野生植物 草本2 離弁花類  平凡社 1982年3月31日 初版第3刷 p.282

山渓ハンディ図鑑2 山に咲く花 山と渓谷社 2013年3月30日 初版第1刷 p.466

植物和名ー学名インデックス YList イワセントウソウ

Wikipedia セントウソウ

自然観察雑記帳 イワセントウソウ

Plants Index Japan(捕れたてトットコム) イワセントウソウ

夢彩人_樹木・草 樹木の用語<花のつき方(花序)>

 

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2018.03.16 掲載

 

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 花さんぽ

  2010年6月5日 南アルプス

 

 

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