キスミレ

 

黄菫 スミレ科 スミレ属 キスミレ類

Viola orientalis  [ 地上茎のあるスミレ ]

キスミレ (黄菫) スミレ科 スミレ属  2011.05.02
 キスミレ (黄菫)   2011.05.02

 

今年(2011年)もキスミレを見に行きました。

富士山を望む野焼きが行われた場所に 今年も

元気にキスミレたちが咲いていました。

 

キスミレ 2011.05.02
 2011.05.02
キスミレ 2011.05.02
 2011.05.02

 

野焼きが行われた場所一面に咲いていました。

低山の草原に咲くので開発の影響を受けやす

く、生息地は減少しているようです。

 

キスミレ 2011.05.02
 2011.05.02

 

1〜10株程度のかたまりが草原一面に咲いていました。 草原を黄色で

染めるほどの密度ではないので、遠目ではわからないかも知れません。

 

キスミレ 2011.05.02
 2011.05.02

 

同じ花がたくさん咲いていても、一つひとつ表情が異なります。

特に上弁は表現が豊かで、ミッキーマウスの耳のように立って

いたり、後ろに反り返っていたり、左右非対称だったり...

とても個性豊かです。

 

 

側弁には黄色い突起毛があります。 花柱の両側面には

白い毛があるそうですが、花柱は奥に引っ込んでいて、

撮影することができませんでした。

 

キスミレ 2009.04.19
 2009.04.19

 

蕾です。 花弁の裏面は紅紫色をしています。

 

キスミレ 2011.05.02
 2011.05.02

 

花の後姿です。 蕾の時には裏面が一面とも紅紫色に見え

ましたが、開花するとかすれたような模様になります。

 

キスミレ 2011.05.02
 2011.05.02

 

花の後ろから光が当たると、裏面の紅紫色の模様が透けて見えます。

 

キスミレ 2009.04.19
 2009.04.19

 

2009年に初めて自分たちで自生地を見つけられたときは、本当に

嬉しかったです。 その時に出会えた、べっぴんさんです。

このページの写真はすべて山梨県南都留郡で撮影しました。


 

キスミレ


山地の日当たりのよい草原に生える、高さ5〜12cmの多年草。 茎の上部に3個の葉をつける。 葉は心形で波状の鋸歯がある。 花は葉腋から出て、黄色で直径1.5〜2.0cm。 唇弁に比べ側弁と上弁が大きい。 側弁の基部には突起毛がある。 花弁の裏面は一部が紅紫色を帯び、距は非常に短い。

 

 

2011.05.04 掲載

2011.05.06 写真と文を追加

 

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コメント: 2 (ディスカッションは終了しました。)
  • #1

    ペン (土曜日, 07 5月 2011 22:55)

     HiroKenさん、お久しぶりです。
     キスミレきれいですね。色々な花を載せていて、観察力の鋭さが感じられます。楽しく見させていただきました。
     私も一昨年、昨年と2年連続で見に行きましたが、今年は行き損なってしまいました。素晴らしいフィールドなので、また機会を作って行ってみようと思っています。

  • #2

    hanasanpo (日曜日, 08 5月 2011 08:09)

     ペンさん、お久しぶりです。
    ペンさんもこの場所を訪れられていたのですね!
    一昨年訪れたときよりも時期がやや遅かったのですが、
    数は増えているように感じました。
    目の前で杭が打たれワイヤーが張られましたが、
    その外側だけでも十分たくさん咲いているので、
    観察には支障がないですよ。

 

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