和名はズバリ四国で最初に発見されたことに由来するようです。
埼玉県西部から鹿児島県の、主に太平洋側の山地に生える多年草。
ブナ林に多いが、冷涼で適度な湿度があるなどの条件が揃えば、
照葉樹林や杉林にも群生することがあるそうです。
このような、石がゴロゴロしている崩れやすい斜面に
いました。地下茎を伸ばして増える性質が強いそうです。
高さは5cmほど。 純白の花は開花直後でまだ花弁を展開
しきれてなく、よじれたようになっていました。 しかしこ
れはこれで、またお洒落な感じではありませんか。
葉の脈がへこむというか、脈以外の部分が出っ張るという
か、そんな特徴があります。 今回初めてシコクスミレを探
しましたが、この葉の特徴のおかげで簡単に見つけることが
できました... というのはウソで、実は直前に見たマルバス
ミレを指して「これがシコクスミレなんじゃない?」などと
言い合っておりました。 まだまだ、スミレは苦手なのです。
葉はきれいな心形で先端はとがります。 鋸歯が
ありますがとがらず、波状です。 表面は緑色です。
葉の裏面は白っぽい淡緑色。
脈上に毛が生えていました。
![](https://u.jimcdn.com/www56/o/sf8a8d00d654c7ec1/img/i6c08946118853eac/1367855992/std/%E3%82%B7%E3%82%B3%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%9F%E3%83%AC.jpg)
距は短いです。 萼片の付属体(耳)に切れ込みが
あるという特徴があります。 上の写真にマウスでポ
インターを重ねると拡大し、付属体を矢印で示します。
(スマホはタップ)
花を上から見た図です。
シコクスミレの托葉です。
再生後に表示される動画のサムネールは、当サイトとは無関係かもです。
コンデジの動画なので画質はイマイチですが、静止画では
表せない雰囲気が伝わるかも知れないと思い、掲載しました。
2013.05.22 掲載
シコクスミレが掲載されたページ
Dairy-Hiroダス