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 5月5日(日)    都民の森のスミレハイク

 

あーやっとGW日和になりましたねえ~

このくらいの暖かさじゃなきゃいかんです!

私の休日も本日が最終日。

都民の森に見損なっていたスミレを探しに行きました。

 

河原でバーベキューやらで人出も車も多いですな。

あちゃー都民の森の駐車場は満車で入場すらさせてくれない。

「だめ、上の駐車場も満車」ってさ~

こんな山奥まで来て帰れっていうん~?プ〜ン!

融通の利かないお役所様なんね。

ちょこっと先に車が入れるスペースを見つけて駐車。

そこから支度をしてトコトコ歩きました。

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まだニリンソウが咲き残っています。

ミツバコンロンソウ コガネネコノメソウも久しぶりに見ました。

 

 ミツバコンロンソウ(三葉崑崙草)
 ミツバコンロンソウ(三葉崑崙草)
 コガネネコノメソウ(黄金猫の目草)
 コガネネコノメソウ(黄金猫の目草)

 

さて、ここを散策するときには素直にスタッフに

花の場所を聞くのが一番です。

広いしアップダウンも結構多く探しまくるのは大変なので・・

ミヤマツチトリモチの観察会で昨年お世話になった方は、

今日はスミレの観察会のご案内役で不在でした。

でも事務所から無線で連絡を取ってくれて、

目的のスミレの場所がわかりました。

 

スミレの同定は二人ともちょっと苦手で・・

交雑なんかされたら、もうわからない。

いつも「スミレの仲間」とかしちゃってます。

明確にわかりやすいスミレがいいわあ~

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ナガバノスミレサイシンはたーくさん咲いたのね。

どでかい葉がびっしりあります。

花はほとんど終盤でしたが、山の上の方では

まだ残っていました。

 

 ナガバノスミレサイシンの葉
ナガバノスミレサイシンの葉
 ナガバノスミレサイシン(長葉の菫細辛)
 ナガバノスミレサイシン(長葉の菫細辛)

 

マルバスミレは今が盛りとばかりに綺麗に咲き誇っています。

毛があるのがヒゲケマルバスミレか・・

 

 マルバスミレ(丸葉菫)
 マルバスミレ(丸葉菫)
マルバスミレ
 マルバスミレ
マルバスミレ
 マルバスミレ
マルバスミレの葉
 マルバスミレの葉

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今日のメインさんは咲いているかなあ。

あー見つけた☆

シコクスミレー お~特徴的な葉はわかりやすい。

 

 シコクスミレ(四国菫)
 シコクスミレ(四国菫)

 

咲き始めのせいで、上弁がくるりとしているものもいて、

なんだかおしゃれさんなスミレだね。

誰もやってこないので、ゆっくり撮影しましょ。

 

 シコクスミレ  側弁には毛がある
 シコクスミレ  側弁には毛がある

 

萼片の付属体に切れ込みがあるのが特徴だとあるが、

ふむふむ・・図鑑よりしっかり撮影できとるぞ。

 

 

距は短く、萼片の付属体に切れ込みがあるのが特徴。

上の写真にマウスを重ねてください。

葉は心形で表は明るい緑色、脈がへこむ。縁の鋸歯はとがらない。
葉は心形で表は明るい緑色、脈がへこむ。縁の鋸歯はとがらない。
 葉の裏面は淡緑色で葉脈に沿って毛が生える。
 葉の裏面は淡緑色で葉脈に沿って毛が生える。

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このままこのコースを歩いて花探しすることにしました。

エイザンスミレはわんさか咲いています。

色や葉の違いもあって、どの子もベッピンさんだね。

 

 エイザンスミレ(叡山菫)
 エイザンスミレ(叡山菫)
 エイザンスミレ  花の色も葉の切れ込み具合もバラエティーに富む
 エイザンスミレ  花の色も葉の切れ込み具合もバラエティーに富む
 エイザンスミレの側弁は有毛。あ、側弁基部が緑色だね
 エイザンスミレの側弁は有毛。あ、側弁基部が緑色だね

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きゃはーフイリフモトスミレがびっしり咲いているわ~

図鑑ではハイセンスな逸品なんて解説してる。

小さくて可愛らしい愛くるしいといった印象だけどなあ。

紫色の濃いタイプもいました。

ちょっとお顔のおかしなタイプもいました~

 

 フイリフモトスミレ(斑入麓菫)
 フイリフモトスミレ(斑入麓菫)
フイリフモトスミレ
 フイリフモトスミレ
 フイリフモトスミレ 表情いろいろ
 フイリフモトスミレ 表情いろいろ

 

このコースはスミレの小径ね~なんて思っていたら・・

観察会の方々が反対方向からやって来た。

あー教えてくださった方がいるわー お礼言わなきゃ。

「シコクスミレの場所ありがとうございました」

「鹿に荒らされていたでしょう」と

猪の仕業かと思ったけれど鹿のようです。

今回も観察会の参加者は10名はいたようですね。

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別コースに合流して戻ることにしました。

のったり歩いている相方が「見つけた〜!」と騒いでいるー

なになに~じぇじぇーヤシャビシャクが咲いているじゃん!

こんなとこにもいたんだあ~

何度も歩いたのにね。

教えてもらった前回の場所のものよりも立派だわね。

しかし高いモミの木の上じゃ~ 私のカメラは降参よ。

Kenさん、しっかり撮影しておくれー

 

 モミの巨木の上にヤシャビシャクが!
モミの巨木の上にヤシャビシャクが!
 高すぎて見えない!
 高すぎて見えない!

 Kenカメでなんとかここまで寄れた
 Kenカメでなんとかここまで寄れた

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いつもお花にフラレまくっているルイヨウボタン

やっと開花したお花を見ることが出来ましたあ~

蕾か種ばかりだったからね。

 

 ルイヨウボタン(類葉牡丹)
 ルイヨウボタン(類葉牡丹)

 

ルイヨウボタンなんて芸術的な花なんだろうー

こんな凝った花好きだ!

それなのにちょっと安直なお名前付けられちゃったのね~

もっと気品あるようないい名前なかったのかしら。

 

ルイヨウボタン
 ルイヨウボタン

 

スミレを堪能できた花さんぽとなりました。

GWみなさんはいかがだったでしょうか・・

私たちはたくさんのお花に逢えてゴールデンな休日でした。

お花さんたち・・そこにいてくれてありがとう☆

 

コメント: 4 (ディスカッションは終了しました。)
  • #1

    かのん (木曜日, 09 5月 2013 22:26)

    シコクスミレですか~
    初見です^^
    何々「距は短く、萼片の付属体に切れ込みがあるのが特徴。」
    マウス近づけて見ましたよ~
    萼片の付属体ってあそこの事なんですね~
    勉強になりました^^
    いつも山のお仲間と一緒なので、中々距や葉まで撮っている時間がなくて、エイザンやマルバさんフモトさんがいっぱい咲いてるな~で通り過ぎてしまいます。
    本当は何枚も撮りたいのは山々なんですが^^

    アハハ
    早速じぇじぇーですか~
    あまちゃん、毎日楽しく見てますよ~
    めっちゃ突込みが面白くて、さすがクドカンさんですね^^

    ヤシャビシャクって木の花ですか、初めて見ました^^
    ルイヨウボタン、意外と目立たないから見逃しちゃいますね。

    次回の花さんぽ楽しみにしています~



  • #2

    hanasanpo (金曜日, 10 5月 2013 05:37)

    かのんさん

    シコクスミレは特徴的な葉のお陰でわかりやすかったです。
    マウスを近づけてアップになる機能は相方の自信作なので、
    楽しんでみて下さい。
    登山ですと、ゆっくり観察する時間はないのでしょうね・・
    のったり撮影しながら花を見ているので、
    今回はじっくり撮影も出来ました。

    じぇじぇー!は今や民放のアナウンサーまで使っていましたよ!
    あまちゃん、かわいい~俳優陣が素晴らしいですね。
    脚本がいいのだと感じるし、ユーモアも含みながらも小気味いい展開と
    人間らしさが出ていて毎朝15分が早いです。

    ヤシャビシャクは着生する落葉低木で絶滅危惧種です。
    はじめて見たのは福島だったのですが、
    この森では2本目でした。
    もっといるのではないかと思われます。

    ルイヨウボタンは珍しいものではないのですが、
    やっと花を見れました。
    凝った花だと思って・・
    とっても好きです。

    また花さんぽして、
    かわいこちゃんを見つけますね!

  • #3

    森林インストラクター岳です (木曜日, 06 6月 2019 03:44)

    ありがとうございます。シコクスミレよくわかりました♪ 勉強になります。こんなにピンクの濃いエイザンスミレもなかなかないですよね♪ ヤシャビシャクって名前しか聞いたことがなくて、初めて知りました。ありがとうございます♪(^‐^)v岳

  • #4

    Hiro (木曜日, 06 6月 2019 08:22)

    森林インストラクター岳ですさん
    コメントいただきありがとうございます。
    シコクスミレは特徴的な葉とエレガントな花が素敵ですよね。
    エイザンスミレはここでは様々なタイプを見ることが出来ました。
    ヤシャビシャクは絶滅危惧種であるのですが、
    意外にも多く着生しています。
    木の上を見上げて歩いていると、見つかることあります。
    インストラクターさんですと近隣のお山に詳しいのでしょうね。
    またお気軽に見にいらして下さい。

 

ご参考ページ

マルバスミレ
 マルバスミレ
シコクスミレ
 シコクスミレ

 

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