コハマギク

 

小浜菊 キク科 キク属

Chrysanthemum yezoense

日本固有種

コハマギク (小浜菊) キク科 キク属   2010.11.06 茨城県
コハマギク (小浜菊) キク科 キク属   2010.11.06 茨城県

 

今年見つけた茨城県の海岸を再び訪れた。

初めてコハマギクに出会うことができた。

 

コハマギク
コハマギク

 

舌状花が白色で筒状花が黄色い点や生育する場所が

ハマギクと似るが、属が異なりこちらはキク属。

ハマギクよりずっと小型。

 

コハマギク
コハマギク

 

海岸の崖や草地に咲くが、ハマギクが「陸の最前線」で

崖や磯の縁に咲くのに対して、本種はこの場所では一歩

後ろに引いたように、木立や他の草の中に咲いていた。

ハマギクが勇ましい「女王様」なら、コハマギクは、

ちょっと控えめな「お姫様」みたいだ。

 

コハマギク
コハマギク

 

葉は長い柄があり、縁が5つに切れ込み、卵形。

へら形の葉を持つハマギクとの区別は容易。

(上の写真は周りを他の植物の葉が囲んでいるのでご注意を)

 

コハマギク
コハマギク

 

上の写真の右側を写した別カット。

手前の2つは、淡い紅色を呈している。

時折このような頭花も見られるらしい。

 

 

コハマギク

 

北海道から茨城県の主に太平洋側に分布。青森県では一部日本海側でも見られる。多年草。高さは10〜50cm、頭花の直径は4〜5cmほど。花期は9〜11月。

 

2010.11.10 掲載