チチッパベンケイ

 

乳葉弁慶 ベンケイソウ科 ムラサキベンケイソウ属

Hylotephium sordidum

日本固有種

#1 チチッパベンケイ (乳葉弁慶) ベンケイソウ科 ムラサキベンケイソウ属
#1 チチッパベンケイ (乳葉弁慶) ベンケイソウ科 ムラサキベンケイソウ属

 

 いつかぜひ見たいと思っていたチチッパベンケイ。 北信州の

花友のHさんに貴重な情報を頂き、ようやく見ることができました。

Hさん、ありがとうございます!

 

#2  チチッパベンケイ  2011.09.23 長野県
#2 当ページの写真はすべて2011.09.23に長野県で撮影したものです。
#3 垂直に近い岩肌にいました。岩にはコケがたくさん生えていました。
#3 垂直に近い岩肌にいました。岩にはコケがたくさん生えていました。
#4 傾斜が急な場所では茎は横に伸びてから上に向かって伸びていました。
#4 傾斜が急な場所では、茎は横に伸びてから上に向かって伸びていました。
#5 チチッパベンケイとツメレンゲの競演。ツメレンゲはまだ咲き出していません。
#5 チチッパベンケイとツメレンゲの競演。ツメレンゲはまだ咲き出していません。
#6 この2種が一緒にいるのはきっと珍しいので、角度を変えてもう1枚!
#6 この2種が一緒にいるのはきっと珍しいので、角度を変えてもう1枚!
#7 チチッパベンケイ自生地の様子
#7

 

 垂直に近い岩壁。 腰の高さにいた2株。 それ以外は、ずっと上の方にいたので上を見上げての撮影になりました。 岩壁にはコケがびっしり生えていましたが、これがチチッパベンケイにとって重要なのだと感じました。

 

#8 崖の上部には数株が固まって咲いていました
#8 崖の上部には数株が固まって咲いていました

 

 さて、このページを作るために写真を整理していて、少し変わった株がいたことに気付きました。 次の写真#9の株です。 葉の様子が、他のチチッパベンケイと少し違って見えます。 葉の鋸歯が低く、先端も丸い感じです。

 

#9 他の株とは違って見えた、変わり者君
#9 他の株とは違って見えた、変わり者君

 

 変わり者君と通常の株の各部を比較してみました。

下の写真は、左側が「変わり者君」、右が通常の株です。

上から葉の表面、裏面、そしてそれぞれの花です。

 

   変わり者君                通常の株

     ↓                    ↓

変わり者君の葉の表面
 変わり者君の葉の表面
通常の株の葉の表面
 通常の株の葉の表面

変わり者君葉の裏面
 変わり者君葉の裏面
通常の株の葉の裏面
 通常の株の葉の裏面

変わり者君の花
 変わり者君の花
通常の株の花
 通常の株の花

 

 葉の形はずいぶん違いますが... 個体差と言えるものなのでしょうか? 花もソックリで葯の色が微妙に違う程度。 しかし、葉の裏面の色が紫色ではなく緑色なのは、大きな違いではないかと思います... いや成長の過程で色が変わるのかな? 若い株は緑色だとか...?

 

 もしかして「変わり者君」はチチッパベンケイじゃなくて、アオベンケイ!? まさか〜 チチッパベンケイに加えてツメレンゲまでいたのに、さらにアオベンケイまでいるなんて、デキ過ぎです。

 

 そもそもアオベンケイは長野県にいるのでしょうか? 確か、西日本に咲く花であったような... 調べてみたら、 このサイト に長野県にもいるとありました。 でもきっと違うのでしょうね〜、この株もチチッパベンケイなのでしょう。 なにせ初対面ですし、アオベンケイに間違いなしという花も見たことがないので、推測するしかありません。

 

 ベンケイソウにお詳しい方がこのページを見て、「変わり者君は◯◯ベンケイですよ!」と教えてくれることを祈ります。

 


チチッパベンケイ

 

高さ10〜25cmの多年草。花の径約6mm。花期は9〜10月。本州中部北部の多雪地、山地岩上に生える。(参考:平凡社 日本の野生植物)

 

ネットで調べると「葉は対生」「葉は互生」の両方がありました。 またときにそれらが混じるようです。 今回見ることができた花たちも、対生・互生両方存在し、またどちらなのか明確にわからない株もありました。 葉のつき方は、同定の決め手にはならない気がしました。

 

 

2011.10.07 掲載

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コメント: 3 (ディスカッションは終了しました。)
  • #1

    ベンケイ(´・ω・`) (日曜日, 26 10月 2014 23:40)

    長野県でアオベンケイを探そうとすると大抵、丸葉肉厚の大型チチッパに出くわす事があります。これらの個体は、チチッパベンケイの基本的な型の群落中に紛れている事が多いです。突然変異と思われます。アオベンケイは葉と葉柄が明瞭に分かれています。葉柄が長いのも特徴です。一方、チチッパベンケイの変異個体は、基本のチチッパベンケイと同じく葉と葉柄の境が不明瞭で茎に繋がります。チチッパベンケイは地域毎で微妙ちに形状が異なる植物です

  • #2

    hanasanpo (月曜日, 27 10月 2014 21:21)

    ベンケイさん、貴重な情報をどうもありがとうございます! 「変わり者」はチチッパベンケイでしたか。 突然変異と言えど、そう珍しいものではないのですね? 正体が判明してスッキリしました! 別の自生地で出会えたら、じっくり観察してみたいです。

  • #3

    hanasanpo (月曜日, 27 10月 2014 21:23)

    追伸:最後の6枚の写真を、見易いように表示方法を変えました。