ミズトラノオ

 

水虎の尾 シソ科 ミズネコノオ属

Pogostemon  yatabeana 絶滅危惧ll類(VU)

#1 ミズトラノオ (水虎の尾) シソ科 ミズネコノオ属 2011.09.19 渡良瀬遊水地
#1 ミズトラノオ (水虎の尾) シソ科 ミズネコノオ属 2011.09.19 渡良瀬遊水地

 

#1 ようやくミズトラノオを見ることができました。 9月3日に訪れたときは、また花芽すら出していませんでした。 今回もまだ時期が早いようでしたが、日当たりのよい場所では咲き出していました。

 

 自生しているものではありません。 遊水地に生える植物を展示する湿地園を作るために遊水地から土を運びプランターに入れたら、発芽したそうです。 かつて遊水地内に咲いていたものの種子が、土の中で眠っていたと考えられます。現在はプランターから露地に移され、数も増えているようです。

 

 人が管理している場所にいるので自生ではありませんが、土の中で長年眠り続け、生育できる環境になるのをじっと待っていた訳ですから、すでに生育しているものを人間が掘り起こして移植した植物とは、区別してあげたい気がします。

 

#2 2011.09.03 渡良瀬遊水地
#2 2011.09.03 渡良瀬遊水地

 

#2 9月3日に訪れたときは、まだ

花芽もつけていませんでした。

 

#3 2011.09.19 渡良瀬遊水地
#3 2011.09.19 渡良瀬遊水地

 

#3 今回(9月19日)も、日当たりがあまり

良くない場所ではまだ開花していませんでした。

 

#4 2011.09.19 渡良瀬遊水地
#4 2011.09.19 渡良瀬遊水地

 

#4 遠目には、前回トップページで紹介したミズネコノオと似てい

ますが、近づいてよく見ると花穂がミズトラノオの方が大きい、など

の違いが見えてきます。 特に花は色合いも形状も大きく違います。

 

#5 2011.09.19 渡良瀬遊水地
#5 

 

#5 花にフサフサした毛が生えているのがわかります。

でもとても小さな花なので、ここまで近づいても細かい

部分がわかりません。 写真をクリックすると少し拡大

して表示されます(どの写真も)。 さらに近づいてみます。

 

#6 2011.09.19 渡良瀬遊水地
#6 

 

#6 雄しべの花糸(葯をつけている柄の部分)の中央付近から、多数の細毛が生えているのがわかります。 花が全体にフサフサした印象だったのは、この細毛のせいだったのですね。 花糸も細毛も薄紫色をしています。 こういう細かなフサフサを持つ花は大好きです。

 

#7 ミズトラノオ 2011.09.19 渡良瀬遊水地
#7 

 

#7 画質劣化を覚悟で、写真#6の一部をトリミングし拡大してみました。 雄しべは4本あり、花糸の中央付近から細毛が生えています。 このような花には初めて出逢った気がします。 小さいですが、拡大して見るととても見応えのある花だと思います。 とても気に入りました。 いつか自生する姿を見たいものです。

 

 

ミズトラノオ

 

本州以西の湖沼や溜池の水際、水田、水路などに生育し、ときに群生する多年草。横に這う地下茎から茎が立ち上がり、高さ30〜50cmになる。葉は柔らかく3〜4輪生し線形〜広線形で先は尖り、長さ3〜7cm、幅2〜5mmで全縁。茎の先端に桃色〜薄紫色の花が密生した穂状花序をつける。花期は8〜10月。湿地の開発で激減したほか、休耕田の遷移の進行などで数を減らしている。

 

 

2011.09.28 掲載

 

HOME   野山の花アルバム  和名一覧  花色検索トップ

 

シソ科  絶滅危惧種

 

 

ミズトラノオが掲載されたページ

 Dairy-Hiroダス

  2011年9月22日 ナガレコウホネやワタラセツリフネソウ

  2011年9月5日 渡良瀬遊水地 (葉のみ)

 

メモ: * は入力必須項目です