ムラサキセンブリ

 

紫千振 リンドウ科 センブリ属

Swertia pseudochinens 準絶滅危惧種(NT)

ムラサキセンブリ (紫千振) リンドウ科 センブリ属 2009.09.22 長野県
ムラサキセンブリ (紫千振) リンドウ科 センブリ属 2009.09.22 長野県

 

昨年(2009年)、初めて見ることができた。

見たくてもなかなか見れない花だったので、

見つけたときは本当に感激でした。


2009.09.22 長野県
2009.09.22 長野県

 

実際に花を見るまでは、こんなに

たくさん花をつけるのだとは

知らなかった。


2009.09.22 長野県
2009.09.22 長野県

 

葉、萼片と花の裂片の先が尖るので、

全体的にシャープな印象。濃い紫色の

線が更にそれらを強調している。


2009.09.22 長野県
2009.09.22 長野県

 

広々とした草原の片隅で、センブリなどと共に咲いていた。

 

2009.09.22 長野県
2009.09.22 長野県


本当に美しい花だ。

花弁の基部にはもしゃもしゃした

長い毛状のものが生えている。

見えにくいが、その下に蜜腺溝が2つある。


2010.09.26 長野県
2010.09.26 長野県

 

ムラサキセンブリたちは、今年(2010年)も

健在だった。この株は全体的に紫色が濃かった。

 

2010.09.26 長野県
花の径は約22mmほどか。  2010.09.26 長野県

 

 

ムラサキセンブリ

 

本州の関東以西、(*1)青森県以南、四国、九州に分布。 高原の開けた明るい草地に生える1年草または多年草。 茎は直立し、高さ10〜50cmで、暗紫色を帯びる。 葉は対生しほぼ無柄、披針形〜線状楕円形で長さ2〜5cm。 花は淡紫色で裂片は5個、楕円形で先が尖り、濃紫色の縦線が目立つ。 萼裂片は線形。

 

 

(*1)読者様から宮城県でムラサキセンブリを見たとの情報をいただいた。資料を調べ直し、日本のレッドデータ 検索システムに従い分布域を修正した(2020.10.21)。

 

 

2010.10.03 掲載