HOME  Dairy-Hiroダス  Dairy-Hiroダス2020      ◀ 前へ  下へ▼  次へ ▶

 

. 7月19日(日)     雨上がる

 

どんだけ降るんだ? っていうくらいの雨が一旦止んだ。

武漢肺炎が拡大を続けているので、不安は尽きませんが、

昨年花の時期には遅かった花の再撮影に出かけてみました。

 

二人とも日常で公共交通機関利用なし、相方はテレワークの日々を継続中。

私は近所の職場行き来と、買い物もハイスピードで済ませています。

23区内には立ち入っていません。

 

久し振りに見る青空がやけにまぶしい。

昨年よりも株数が減ってしまったようだけど・・

ギボウシランは咲いておりました。

 

ギボウシラン
ギボウシラン

 

やっぱり、ギボウシのような葉っぱがラン科らしからぬ姿が面白い。

花はやや勇ましい感じがするよね~

 

葉は2個で、広卵形で基部は心形、先は尖ります。表面の葉脈の間がくぼみ、ギボウシの葉を思わせます
葉は2個で、広卵形で基部は心形、先は尖ります。表面の葉脈の間がくぼみ、ギボウシの葉を思わせます
ギボウシラン (擬宝珠蘭) ラン科 クモキリソウ属
ギボウシラン (擬宝珠蘭) ラン科 クモキリソウ属
ギボウシランの花序。 この株は小さなつぼみも含めて21花ついていた。
ギボウシランの花序。 この株は小さなつぼみも含めて21花ついていた。

 

相方が新しく接写用カメラを購入したので、

TG-3は私が使うことにした。

従来使っていた接写用カメラより扱いやすいや。

 

ギボウシランの唇弁は平開し、側萼片と側花弁は外側に巻き込み筒状になる
ギボウシランの唇弁は平開し、側萼片と側花弁は外側に巻き込み筒状になる

 

唇弁中央に帯状の暗紫色の部分があるけれど、

ここの色味がないものもあるようだ。

 

ギボウシランに距はないが、唇弁基部にまるで距への入口のような穴が見えた
距はないが、唇弁基部にまるで距への入口のような穴が見えた
ギボウシランの萼片の縁が外側に巻くのは強度を保つためか。 2個の側萼片は、昆虫の着地に備え唇弁を下から支える
萼片の縁が外側に巻くのは強度を保つためか。 2個の側萼片は、昆虫の着地に備え唇弁を下から支える

.

ベニシュスランも咲いたかなと向かってみる。

多くはまだ開き初めたばかりかな。

 

ベニシュスラン (紅繻子蘭) ラン科 シュスラン属  開花直前の状態 針葉樹林下に咲いていた
ベニシュスラン (紅繻子蘭) ラン科 シュスラン属  開花直前の状態 針葉樹林下に咲いていた

 

蕾がつーんと立ち上がっているとメレンゲ菓子のようだ。

この色こそ「紅」じゃなくて、「朱鷺色」なんじゃないー。

 

ベニシュスラン  つぼみのときは花は上を向き、色も濃い
ベニシュスラン  つぼみのときは花は上を向き、色も濃い
ベニシュスランの花は開花が進むにつれ横を向き、色もやや緑色を帯びた淡い桃色に
花は開花が進むにつれ横を向き、色もやや緑色を帯びた淡い桃色に
花冠は長く、背萼片と側花弁は合着している。 小さくペロンと出たのが唇弁
花冠は長く、背萼片と側花弁は合着している。 小さくペロンと出たのが唇弁
ベニシュスランは常緑性。 赤みがかった葉は越冬葉か。 新しい葉は巻かれた状態から展開する
ベニシュスランは常緑性。 赤みがかった葉は越冬葉か。 新しい葉は巻かれた状態から展開する
葉の模様には変異があります。 裏から見てみたら、模様が透けて見えた
葉の模様には変異があります。 裏から見てみたら、模様が透けて見えた

 

撮影を終えて戻ろうと歩きだしたら、

数人のグループがやってきた。

名前を呼ばれたので・・

あれーー、以前お世話になったYさんでした☆

なんだかとても嬉しい再会でした。

またどこかでご一緒したいです。

 

きっと出っ腹Kenの姿で遠目でもわかったのだろうと、

相方本人が言っておりやす。

.

オニルリソウは終わり、わずかな残り花が。

 

オニルリソウ (鬼瑠璃草) ムラサキ科 オオルリソウ属
オニルリソウ (鬼瑠璃草) ムラサキ科 オオルリソウ属

 

オオルリソウに似ていますが、茎に開出毛があったことと

葉に柄があることから、オニルリソウとしました。

 

オニルリソウの花 直径4〜5mm 残り花だが咲き始めのためか薄い桃色をしていた
オニルリソウの花 直径4〜5mm 残り花だが咲き始めのためか薄い桃色をしていた
オニルリソウの果実  先端に「返し」がある棘がたくさん生えている
オニルリソウの果実  先端に「返し」がある棘がたくさん生えている

 

ヒメスジコガネ(たぶん)がイタドリの葉の上で

3密で食事しておりました。

 

ヒメスジコガネ と思われる甲虫。 イタドリに何十匹といて葉を食べていた
ヒメスジコガネ と思われる甲虫。 イタドリに何十匹といて葉を食べていた
ヒメスジコガネは緑色で美しい光沢があった
ヒメスジコガネは緑色で美しい光沢があった

 

まだまだ安心できない日々ですが、

警戒せずに生活できる日を願って・・生きるぞ。

 

 

コメント: 2 (ディスカッションは終了しました。)
  • #1

    花好きh (月曜日, 27 7月 2020 18:52)

    hiroさん、kenさん、こんにちは!!コメント欄には初めて書きます。よろしくお願いします。ベニシュスラン、かわいいですね!わが県では絶滅危惧種です。見たいなー。まだ本格的な山歩きはしたことありません。金襴とか銀欄は見たことあります。
    hiroさんkenさんがんばってくださいね!コロナのご時世でも花の美しさは変わらないようですね。

  • #2

    Hiro (火曜日, 28 7月 2020 14:31)

    花好きhさん
    コメントありがとうございます。
    ベニシュスランとても勇ましい感じのするランのような気がします。
    トキの羽の色のような色合い。
    地域によっては絶滅危惧種に指定されているようですね。
    どこにでも咲くランではないですが、見られる機会があったらいいですね。
    私たちも本格的な登山なんて、出来ませんよ。
    登山が楽しいというより、歩いたらお花がいるから山に行くという感じです。
    感染拡大が広まって、いつまでも気が抜けませんね。
    どうかご注意なさって下さい。
    ご声援もありがとうございます。
    とっても励みになりましたあー