ヤマサギソウ

 

山鷺草 ラン科 ツレサギソウ属

Platanthera mandarinorum Rchb.f. subsp. mandarinorum var. oreades (Franch. et Sav.) Koidz

ヤマサギソウ  2014.05.25 愛知県 alt=90m
 ヤマサギソウ  2014.05.25 愛知県 alt=90m

 

 日当たりのよい草地に生えます。 高さは20〜40cm。

葉は下部の1個が大きく、長さ5〜11cm、幅1.0〜1.5cm。

茎には2〜5個の披針形の鱗片葉があります。 5〜7月に

黄緑色の小花を10個前後咲かせます。 草地の中では黄緑

色の花は目立ちません。 北海道〜九州に分布。

 

ヤマサギソウは、茎の下部に大きい葉が1個あります
 茎の下部に大きい葉が1個あります
ヤマサギソウの鱗片葉は2〜5で披針形
 鱗片葉は2〜5で披針形

 

残念ながら、全体的に傷み始めてしまっていました。

 

ヤマサギソウ
ヤマサギソウ

 

10個前後の花をつけます。 この株は9個でした。

 

ヤマサギソウの花の斜め上面 各部の名称
ヤマサギソウの花の斜め上面 各部の名称

 

 側面上方から見た花の様子です。 苞は披針形。 背萼片は

広卵形で長さ7〜12mm。 側萼片は披針形で背萼片より長く、

後方に反り返っています。 側花弁は広卵形で背萼片より長く、

先が細まり、前方に突き出します。 距は後方に伸び緩やかに

曲がり、長さは12〜20mmです。 唇弁はこの角度ではほと

んど見えません。

 花柄子房にはねじれが見られます。 本種は花柄子房を180

度ねじらせて唇弁を花の下方につける「標準タイプ」のランの

ようです。

 

ヤマサギソウの花の正面 各部の名称
ヤマサギソウの花の正面 各部の名称

 

 正面から見た様子。 側花弁はまるでバンザイしている

ようです。 唇弁は舌状、肉質で長さ15〜20mm、やや

後方に反っていました。 蕊柱は平たく、葯室はほぼ並行

です。

 

 

 今年(2014年)に初めて見ることができたランの一つです(*)。 たった一株、しかも時期がやや過ぎて傷み始めてしまっていたので、良い写真は撮れませんでした。 専用ページを作るべきか悩みましたが、何も無いよりあった方がよいと考え、作成しました。

 

 本種は変異が多く、基本種であるハシナガヤマサギソウの他にオオバナヤマサギソウ、マイサギソウ、ハチジョウチドリなどがいます。 それぞれ花の形状や葉の個数、分布域も異なります。 いつかそれらの仲間たちにも出会ってみたいものです。

 

 ヤマサギソウの情報をご提供下さいました、愛知県のHさんにこの場を借りて御礼申し上げます。 ありがとうございました。

 

* よく調べたところ、過去に3回も見ていました(2009年7月12日(那須高原)、2009年8月3日(八方尾根)、2010年7月25日(志賀高原))。

 

2014.10.17 掲載

 

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 2014年お初の花

 

 

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  2014 5月25日 東海まだ見ぬ花探し

 

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