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8月10日(火)  [ ロングサマーバケーション vol.3 ]

ュサラダと夏野菜のトマトスープ
フレッシュサラダと夏野菜のトマトスープ

 

山荘櫟(くぬぎ)の爽やかな朝食を頂いて..

3日目(2010/8/2)は白馬大雪渓間際まで歩くことにしました。

直前の予定計画時に私から「オオサクラソウがちと遅いけど見れるかもよ」と..提案したのです。

Kenは「うふぇ〜大雪渓まで〜〜!歩けるかな〜」と尻込みしていた。

「出た〜弱音発言!」オオサクラソウを餌に..渋々顔のKenを引き付けさせたのでした。

 

シーフードカレーリゾット
シーフードカレーリゾット

猿倉の駐車場はこの時期は満車の可能性が高いと櫟のご主人のアドバイスを

受けたので、バスで向かうことにしました。

バス停そばの大きな駐車場に停めた..隣で駐車中の岐阜から一人でやって来たキャンピングカーのオジ様と出会いました。

気さくな独身の方で、色んな場所を旅して楽しんでいると。 八方に明日登るため友人待ちをしているそうです。

ふと気軽に話しかけてもらうと嬉しいものです。 優しいおじさん〜またどこかで逢ったら声掛けてね!

 

猿倉荘
猿倉荘

バスに乗ろうと身支度整え歩き出したら.. バス停に年配の上品なご夫妻が立っていて、

「どちらまで行かれますか?」と声をかけて来た〜「猿倉まで行きます」と言うと「相乗りでタクシー乗りませんか」と.. なんとバス代よりも150円/人 お安く乗れる〜

そんじゃーOK!!と即決でタクシーの運転手さんも嬉しそうでした。

 

猿倉までの道のりは、途中までかつて通ったことのある道でした。 川沿いの温泉に良く入りに来ていました。 さあー猿倉から頑張って歩くぞー! Kenも気合いが入って来た。


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なんとか雪渓まで辿り着きたいので..撮影時間ショートめで進んでゆくが〜

いやいやこれがなかなかすんなりとは済みません。 お花がいるとどうしても長くなってしまいます。 タマガワホトトギスやらソバナ ハクサンオミナエシなど 未見の花ではないが足は止まってしまう〜

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林道から樹林帯に入ると階段続きになりオオレイジンソウが現れた 川沿いにはミソガワソウ キヌガサソウも大輪を開いて「ようこそー!」と出迎えてくれたような気分になる。 ガレガレを登り切れば白馬尻小屋だ〜雪渓も近い! テングクワガタも顔を出して〜

 

タマガワホトトギス (玉川杜鵑)
 タマガワホトトギス (玉川杜鵑)
ソバナ (岨菜)
 ソバナ (岨菜)

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チョウジギク (丁字草菊)
 チョウジギク (丁字草菊)
オオレイジンソウ (大伶人草)
 オオレイジンソウ (大伶人草)

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ミソガワソウ (味噌川草)
 ミソガワソウ (味噌川草)
キヌガサソウ (衣笠草)
 キヌガサソウ (衣笠草)

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キヌガサソウ
 キヌガサソウ
テングクワガタ (天狗鍬形)
 テングクワガタ (天狗鍬形)

ミヤマキンポウゲ (深山金鳳花)
 ミヤマキンポウゲ (深山金鳳花)
白馬尻小屋
白馬尻小屋

白馬尻小屋到着。「ひや〜天然クーラー!涼しいぞー!」 大雪渓が目の前に!!私達にしたらよくぞ歩いたというものです。 ちゃっちゃと先に到着した私はベンチに腰掛け涼みながら..

このお山の上は見たこと無い花が咲き乱れているんだな〜 と一人で想像を膨らませていました。

ここでお昼をとってから雪渓間際まで歩きました。

 

白馬尻
白馬尻
雪渓末端にて
雪渓末端にて

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ミヤマツボスミレ キバナノコマノツメ Kenの大好きなサンカヨウ オオバタケシマラン オオバキスミレなど雪解け後の花が咲いていましたが.. 肝心の見たかったオオサクラソウの姿はなかった.. 残念よー

 

やはり遅かったのかな〜雪渓歩ける装備も無いしな..体力も無い

半べそかきたい気分も押さえて〜しばし雪渓をながめていたら.. 雪渓歩きの人が下山して来た。

 

30代半ばくらいの男性の靴はただのランニングシューズじゃないか〜

「え〜〜この靴で降りて来たんですか!!」

「長靴で歩いている人がいたので大丈夫かと思って歩いて来たが恐かった〜」と

『あんたね〜山を舐めるでないよー!!』って言いたかったが..

アイゼンを必ず付けるようにと山小屋でも貸し出ししているのに..

無謀だ!!滑落したり穴ぼこ落ちたら命はないぞー!

登山ブーム?!山ガールなんて流行で安易に行動するものじゃないってこと..

なぜにわからんのかいな〜富士山もサンダル歩きとかさー

 

でも次に本当に長靴おじさんが降りて来た..昔ながらの黒光りタイプだ〜

聞くと白馬岳で仕事をして来たと言う。

ずっと長靴で歩いているそうだ〜もうこの方は別格プロですね。

長年この装備で歩いて雪渓も熟知しているのですね。

そうする間もなくもう一人降りて来た..

またまたただの街スニーカー!!おいおい..いい加減にせいよ〜と

もう呆れて声も掛けなかったら...案の定岩の上で滑っていた〜ホラッーみい!

怪我や事故にはならなかったものの..万が一ってことを考えて

山は慎重に行動して欲しいものです。

 

キバナノコマノツメ
 キバナノコマノツメ
キバナノコマノツメ (黄花の駒の爪)
 キバナノコマノツメ (黄花の駒の爪)

ミヤマツボスミレ (深山壺菫)
 ミヤマツボスミレ (深山壺菫)
オオバキスミレ (大葉黄菫)
 オオバキスミレ (大葉黄菫)

サンカヨウ (山荷葉)
 サンカヨウ (山荷葉)
オオバタケシマラン (大葉竹縞蘭)
 オオバタケシマラン (大葉竹縞蘭)

 

目的の花には逢えなかったけれど雄大な雪渓の景色も素晴らしかったし、

花も観察しながら楽しめたので大満足でした。

来年またもう少し早い時期に来ようと密かに決めて下山しました。

 

宿に戻り、この日は早々と露天風呂につかって..檜風呂にも入りました。

またまた美味しい夕食をがっつり食べてバタンキュ〜

白馬での花さんぽ2日無事に過ごしましたのです〜

 

本日のメニュー
 本日のメニュー
伊達鶏のカルパッチョ
 伊達鶏のカルパッチョ

隠元豆の冷製スープ
 隠元豆の冷製スープ
糸魚川産目鯛のポアレ バルサミコとブラックペッパーのソース
糸魚川産目鯛のポアレ バルサミコとブラックペッパーのソース

信州和牛フィレ肉のステーキ シャリアピンソース
信州和牛フィレ肉のステーキ シャリアピンソース
自家製デザート盛り合わせ コーヒーもありました
自家製デザート盛り合わせ コーヒーもありました

コメント: 4 (ディスカッションは終了しました。)
  • #1

    yamabaka500 (金曜日, 13 8月 2010 22:21)

    そうだ双田・・・・・・・・・・・・・・、
    アイゼン付けないと滑って危ないし、登っても滑って下がるので余計疲れるのだ。
    ・・・イヤー楽しい、面白い文章。
    花もこんなふうに気軽に楽しんでいるなんていいですね。
    雪渓が終わる辺りに花畑あったかも?
    白馬の花・・・・、花が綺麗に咲いていたなんて雪渓意外は記憶の外です。
    こんなにはなが咲いていたなんて・・・知りませんでした。

  • #2

    hanasanpo (日曜日, 15 8月 2010 02:12)

    アイゼンなしなんて無謀でしょう!
    雪渓は気軽に歩くものじゃないです。
    どうしてもオオサクラソウは見たいので〜
    来年もっと早い時期にご一緒しませんか!
    宿は櫟でいかかでしょう〜

  • #3

    ゆき (木曜日, 09 4月 2015 20:08)

    こんばんは、hanasanpoさん、高山植物と雄大な、風景、きばなの駒の爪見たかったので、嬉しいです。アオツガザクラやチングルマ、群生していて、いいですね。

  • #4

    hanasanpo (金曜日, 10 4月 2015 15:36)

    ゆきさん
    2010年の花さんぽご覧いただきありがとうございます。
    高山の花も多種多様で楽しみです。
    ロープウェイで行ける山なら歩けるので、
    立山や白馬は観察にはとてもいいです。

 

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