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11月14日(日)  番外編 町田市の緑地

 

 どうして番外編なのかというと、「Dairy-Hiroダス」のページなのに、今回に限りHiroではなく、私Kenが執筆しているからです。 昨日Hiroは娘と池袋に買い物に出かけたのでした。 マルイのバーゲンセールに行くのだと、数週間前からカレンダーに印までつけて、気合が入っておりました。 いってらっしゃい〜 と見送ったが、こんな天気がよい休日に家でゴロゴロしているのはもったいないので、一人で出かけることにしました。 久しぶりのLonely花さんぽです。

 

 行き先は、先週行けなかった町田市の緑地。 先週は車を停めた別の緑地を散策してしまったので、目的を果たせていなかったのです(そのおかげでトキホコリを見つけたのだけど!)。  今回は2回目なので更に時間短縮、家から40分で駐車場に着きました。 さらに車の行き交う都道をトコトコ歩いて約1km、先週チェックしておいた路地を左折する。 農地と民家の間に小さな小川が流れている。 小川に沿って幅50cmもないような小径をほんの50mも進むと、こんな風景が広がっていました。

 

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 このあたりは谷戸(やと)と呼ばれるらしいです。 丘陵地が浸食されて形成された谷状の地形を利用し、農業が営まれています。 なんとものどかで、良い感じ。 近くの草むらでカサコソ音がしたので目を向けると、ヘビが茂みに逃げていくところでした。 いきなり別世界に足を踏み入れたようでした。 東京の都市部にもこんな場所が残っていたんだね〜 としばし感慨に耽ります。

 

 お、斜面に花が咲いているね。 リュウノウギクだ。

 

リュウノウギク
リュウノウギク

 

 さらに進むと立派な桜の古木がありました。 確かこれは「蝉しぐれ」という映画に登場したそうな(観たことはありませんが)。 その桜の木のそばで、地元の方と思えるご夫婦が一生懸命ワラを束ねている。 これなんと言うのでしたっけ? ワラボッチ? ワラニオ? そのとき聞いたのに忘れてしまった。

 

映画にも出たらしい、一本桜とワラボッチ
映画にも出たらしい、一本桜とワラボッチ


 来年の肥料にするのですか? と尋ねたら、「いや、春に桜が咲くとカメラマンがたくさん来るんだよ。 藁ボッチがあると絵になるんだけどな〜と言うから、作っておいてやるのさ。」 なんと、桜を撮影しに来る人達のために作ってくれているのです。 なんてお優しい人たちなのでしょう。

 

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 谷戸は奥に進むにつれ狭まり、高くなっていきます。 田んぼの後ろは山が迫りますが、その手前は湿地になっていました。 広くはないですが、手付かずの、いい感じの湿地です。 このあたりに来年の夏、期待する花が咲くはずです。 今回はその事前調査である訳ですが... こんな湿地なら今も何かいるかも? と思ったら、やはりいました! 立派なリンドウです。

 

リンドウ
リンドウ
リンドウ
リンドウ
リンドウ
リンドウ
リュウノウギクとリンドウ
リュウノウギクとリンドウ

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なんとタツナミソウも咲いていました。 場所的には咲いて

いておかしくないのですが、時期がずいぶん外れています。

 

タツナミソウ
タツナミソウ

 

 本当に豊かな自然が残されていて驚きました。 家から近いし、来年の花の季節が今から楽しみです。 野鳥も多く、絶えず鳴き声が聞こえています。 昆虫の種類もとても多そうです。 そのほんの一部でしょうが、撮影できた昆虫たちをご紹介します。

 

 

 ふと小川の底を覗くと、なにかが這いずりまわったような跡が見えます。 よく見ると、どうもカワニナのような貝が動きまわっています。 カワニナといえば、ホタル。 ここはホタルの里でもあるのかも知れません。

 

カワニナ だと思います。
カワニナ だと思います。

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 ほんのちょこっと覗いて帰るつもりだったので、飲み物を持って行きませんでした。 それなのに夢中になってしまい、尾根歩きも含めて3時間半も経っていました。 さすがにノドが乾き、谷戸を後にして駐車場に向かいました。 しかしその途中でふと気になって脇道に入り... なんの気なしに水路を覗きこんだら、なんと! こ、この花は...!

 

キチジョウソウ
キチジョウソウ

 

 こんなところにキチジョウソウが咲いていました。 今まで高尾山でしか見たことがなかったので、嬉しい対面です。 草刈りで葉は刈られてしまっていましたが、10株ほどが花をつけていました。 周辺は住宅街ですが、水路の水は先ほどまでいた谷戸から流れ出ているようで、とてもきれいに見えます。 これはHiroに教えてやんなきゃ!

 

今回は久しぶりの一人花さんぽでしたが、来年に向けて多くの収穫がありました。


コメント: 4 (ディスカッションは終了しました。)
  • #1

    かのん (火曜日, 15 11月 2011 09:43)

    日曜日はほんとに暖かないいお天気でしたね。
    私は「MOKA」で高速を降り(笑)益子に行きました。

    お一人での花さんぽ、楽しかったみたいでよかったですね。
    40分走ってこんなにのどかな田園風景に出会えるんですね~

    「蝉しぐれ」のサクラの木ですか。
    藤沢周平の小説や映画は、凛とした感じがとてもいいですね。
    短編「山桜」もいいですよ~
    ラストで思わず感動の涙がこぼれます^^


  • #2

    hanasanpo (火曜日, 15 11月 2011 21:12)

    おお、「MOKA」経由で益子に行かれたのですね。(笑)
    気に入った焼き物は見つかったでしょうか?
    たくさんあって目移りしてしまいますよね。

    藤沢周平の「山桜」、今度ぜひ読んでみますね!

  • #3

    あひる (水曜日, 16 11月 2011 10:18)

    独身時代に戻られての花さんぽもオツナものですね。
    小川がさらさら、都内にこんな風情豊かな緑地があるのですね。
    リュウノウギク、葉っぱに独特のいい香りあるって聞きましたが、
    そんな感じなのでしょうか。いっぺん出会いたい野菊です。

    へーーっつ! ワラボッチっていうんですかぁ。 ピッタリの名前ですね。
    まんま、 ワラや、イネ とか言ってました^_^;
    面白くて調べてたら、こんなん出ました(笑)
    う~~ん、こんなところに鈴木さんのルーツが! 
    ワラボッチ、奥が深いんですね(^◇^)よかったら
    http://hitonoekidaihyou.blog89.fc2.com/blog-entry-142.html

    わぁ!見事なリンドウ、これぞ秋の七草! 王道のリンドウですね。
    虫さんもまだまだ色々いるんですね。 
    今度は夏に蛍取材お願いしますって、花さんぽやないなぁ(笑)

    キチジョウソウとの出会い。Hiroさん、喜ばれそうですね。
    見どころ満載の花さんぽでよかったですね。

  • #4

    hanasanpo (水曜日, 16 11月 2011 21:10)

    いや〜知らなかった! ワラボッチと鈴木姓の意外な関係!
    そうだったんだ〜 本当に奥が深いですね。
    大変勉強になりました、ありがとうございます!

    今回訪れた緑地の近くには、あの多摩ニュータウンに続く再開発地があり、
    近代的な街並みができつつあります。そんな中を通り抜けて行ったので、
    余計にコントラストが強く感じられました。 今となっては非常に貴重な
    環境です。 いつまでも残してほしいと願わずにはいられませんでしたよ。

 

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