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. 4月12日(火)    新潟県 花さんぽ(1)

 

震災から一ヶ月過ぎて..

進展しない状況にウンザリ気味です。余震も続いており、

なんだかいつでも揺れているような気がする...

 

ここ数年この季節は新潟に行っており、

昨年は悪天候で計画変更し伊豆になりましたが、

今年は行こう!と意気込んで花おけさの新潟へ〜

 

とは言うものの..二人とも日頃の疲れが取れず、

初日は雨ということもあって、のんびりと出かけた。

 

関越トンネルを抜けるとまさに雪景色!

例年よりも多くの雪が残っていました。

高速は視界も悪く霧がかかって危ない〜

山谷まで雪原が続き、長岡に入るとすっかり雪は溶けていた。

時間もかかってしまい、燕三条に行き着くまでで一日は

終ってしまった。 あ〜もったいない


車中より雪原を望む 小千谷付近
車中より雪原を望む 小千谷付近

 

翌日は快晴!

人気の山はアリの行列のように人で賑わい..

私たちはあまり心踊らないので、個人の小さな山に行きます。

しかし...この山もかなり認知度が上がったようで、

数年前は登る人なんてまばらだったのに..

ズンズンやってくる(魅力半減)

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くちゃくちゃ粘土のような雪解けの山道は歩きにくい。

新潟の登山スタイル長靴歩きのKenは脚が重い。

さてさてオオミスミソウはどんな具合かな..

オヨ!なんだか色合いが白ばっかりだ〜

初めて見たときは「ここは天国じゃー」と大感動ものだったけど..

ブルーやピンクが少なくなっているね。

 

オオミスミソウ 愛らしい姿が魅力
オオミスミソウ 愛らしい姿が魅力的
オオミスミソウ 薄紫のタイプ
オオミスミソウ 薄紫のタイプ
オオミスミソウ ピンクとても少ない
オオミスミソウ ピンクとても少ない
オオミスミソウ うすピンクこれまたかわいこちゃん
オオミスミソウ うすピンクこれまたかわいこちゃん
オオミスミソウ 濃い紫実物はもっと美しいよ
オオミスミソウ 濃い紫実物はもっと美しいよ
オオミスミソウ
オオミスミソウ
オオミスミソウの葉大きいね
オオミスミソウの葉大きいね

 

そこへ地元のおじさまらしき人が来て..

「4日前は見頃だったが少し過ぎてしまったな」

「なんだか白ばっかりになってしまって、花も減りましたね」

そう聞くと..やはり花泥棒がピンクや紫色を持ち去るようです。

とぼけた顔してザックに忍ばせていくと..

買い占めも花泥棒も同じ穴のムジナだな。

 

この山に来るたびに地元の人が嘆いている。

いつまでオオミスミソウがここで生きられるか心配だな..

この山の情報をネットで公開している方もいますが、

出来たら伏せて欲しいと願います。

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それでもかわいこちゃん探して撮影してみました。

コシノコバイモを発見!

キクザキイチゲ・ナニワズ・カタクリもどっさり

踏ん張りながらの撮影は足がしんどいわー

Kenは一昨年偶然撮影できた白花カタクリ探しに懸命だ〜

 

コシノコバイモ
コシノコバイモ
ナニワズ 黄色がピッカピカ
ナニワズ 黄色がピッカピカ

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キクザキイチゲとカタクリ 山肌一面に咲く
キクザキイチゲとカタクリ 山肌一面に咲く
カタクリどっさり〜 赤紫色が濃く、サイズが大きい
カタクリどっさり〜 赤紫色が濃く、サイズが大きい

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ミチノクエンゴサク 小さいよ〜
ミチノクエンゴサク 小さいよ〜

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トキワイカリソウ 新潟は白が咲く
トキワイカリソウ 新潟は白が咲く

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スミレサイシン 咲き始めだった
スミレサイシン 咲き始めだった

 

しかし..団体登山してくる人たち、なんとかならないのかな..

町のおしゃべりと同じように大声でぎゃーぎゃー騒ぐのは

やめてほしいなー

団体で気持ちが大きくなるのはわかるけれど、

せっかく自然の中にいるのだから、

静粛に行動できんのかね〜

幼稚園児よりも高齢者が聞き分けない感じがしてしまうのは..

私だけ?!

団体行動していない私のヒガミなのかな〜

 

綺麗なタテハチョウが切り株に止まり、そっと近づいて

撮影しようとしたら.. 団体登山のリーダーらしきおじさんが、

ストックでつつこうとしたのでチョウが逃げてしまった〜

なんてことを!こらー!!

Kenとプルプル小さな怒りを込めていた。

 

歩くのが目的の人もいれば、ゆっくり花観察している人も

いるんですわ〜 共に山を楽しもうではありませんか。

 

山に感謝して下山。

途中海岸の花でもと立ち寄ってみたが、

花はなさそうだ..

おやーおばちゃんが二人、波打ち際にしゃがみ込んで

何かを黒っぽいものを採ってバケツに入れている..

「こんにちは!海苔を採っているのですか?」

「違うよ貝だよ。クロクチ。ムール貝だよ」

「へ〜ムール貝って日本にいたんだー」

 

潮が引いている時間に来ると、

砂浜から黒くわさわさと出ているそうだ。

砂抜きしなくてもいいんだとさ。

「味噌汁にすると出汁が出ておいしいんだよ」

「ほれ〜分けてやるから持って行きな」

いやいや今晩は調理できないから遠慮しておきます〜

あっかるいおばちゃん達が親切に言ってくれた。

「ここにきちゃー貝採ったり、岩のり採ったりで美味しく

食べるからすぐに太っちゃうんだよ。ハッハッハッ」

いいねえ〜いい人達だ。

こんな出会いも楽しいです〜

 

 

足が筋肉痛になってしまい、へとへとだー

それからちょいと離れた弥彦山展望レストランに移動。

なんだか知らねど「クライミングカー」なるものに

乗ってみたよ。 日本初の観光用傾斜式エレベーターだそうな。

 

もう歩けん〜中途半端なパンランチじゃ腹も減るわ〜

「展望レストラン」に入る。

きっと冴えない味だろうと期待もせずに、

「雪うさぎ塩ラーメン」とネギチャシュー麺を注文。

わお!野菜タップタップで結構いけますぞ〜

山の水で作っているようだ

澄み切ったスープうま〜

下手な東京の気取ったラーメン屋よりも旨い!

ボリュームある野菜に満腹だあー

Kenはわっさ〜と乗った大盛り長ネギに降参。

さすが新潟、やるじゃん☆

 

やはりおいしいもんは外せませんね〜

というわけでオオミスミソウ咲く新潟の山の初日は終了です。

 

 

新潟はとても良心的な県だといつも思う。

大勢の車が山の中で列をなしているのに、

親切に誘導して、いい場所を案内してくれる。

しかも無料.. カメラを持っていると

「ここにコシノコバイモが咲いているよ」なんて

優しく教えてくれる。

「遠くから来てくれてありがとう」と..

おおらかであったか〜い人柄の新潟です。

うまい物、盛りだくさん。

 

どうか..優しい新潟人のみなさん〜

婿に行った私の弟にも優しくして下さいませ〜

 

コメント: 6 (ディスカッションは終了しました。)
  • #1

    みすちる (水曜日, 13 4月 2011 16:50)

    新潟は夫の故郷です。
    新潟のオオミスミソウは素晴らしいですよね。
    この季節は私たちは仕事が忙しい時期でなかなか行くことが出来ませんが、写真を見せて頂いて我慢です。
    綺麗な写真をいつもありがとう!

  • #2

    hanasanpo (水曜日, 13 4月 2011 21:17)

    みすちるさん

    ご主人は新潟の方だったのですか!
    新潟堪能しました。
    ありがとうございます。
    海岸寄りの新潟の山は花盛り〜
    雪が多く降るために低山でも、
    高山と同じような環境のため高山帯の花も咲きますね。
    美味しい物もたくさんあって、新潟の人は幸せですね!

  • #3

    かのん (水曜日, 13 4月 2011 22:49)

    こんな可愛いオオミスミソウを泥棒するなんて、許せないですね!
    小さなミチノクエンゴサク、可愛い~~
    エンゴサクの仲間も色々あって難しいですね。

  • #4

    hanasanpo (木曜日, 14 4月 2011 08:28)

    かのんさん
    本当に花盗人は、けしからんです!
    いつまでも此処に咲き続けて欲しいと願います。
    ミチノクエンゴサクは小さくて可愛いです。
    色の変化もあって、細かくたくさん花を付けているのが素敵です。

  • #5

    まりこ (水曜日, 08 6月 2016 16:33)

    私の故郷はk山のよ〜く見えるスイカの産地です
    今は栃木県に住んでますが、年に2、3回里帰りします〜k山見ると懐かしさで一杯になります〜おじさんがオオスミ草の栽培してて、本当にステキです。ある時知らずにオオスミ草調べたら新潟発でたまげました。いつまでも末長く自生して欲しいですよね〜

  • #6

    Hiro (水曜日, 08 6月 2016 17:21)

    まりこさん
    コメントありがとうございます。
    新潟の春の山は素晴らしくオオミスミソウの美しさに感激いたしました。
    何年か続けて行っていましたが、だいぶ人が多く来るようになり、
    自生地が荒れてしまったと感じました。
    盗掘も多くピンク色は少なくなりました。
    心無い人があまりも多いのが残念です。
    オオミスミソウの自生している環境がここの宝だと思います。
    それ以来は毎年行くことをやめました。
    地元の方々に大事に見守って欲しいと願います。

 

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