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 7月10日(日)      北志賀(1)

 

今回の週末は・・ちょい花さんぽとおかん孝行と娘への

リフレッシュを兼ねて、4人での慰安旅行となりました。

 

母は一人暮らしとなり、父がいない生活となって半年を越しました。

父を介護するための日々がなくなり・・

自分のせいで父が亡くなってしまったと・・

いまだに悔いが残ると言い続けています。

どことなく寂しさは抜けずにいるのです。

一方娘は転職をしようと、会社を辞めて有休消化の日々です。

娘も時間があることだし、母をどこか連れ出してやろうと

一泊旅行を計画しました。

 

花さんぽもあってと考えて、また北信州へ繰り出しました。

関東甲信越も梅雨明けということです。

実家の足利も、とにかく暑い~

早く涼しい信州に行きたいわと出発!

 

北関東自動車道からすいすいと高崎ジャンクションまで行ってしまうー

ありがたいことですわ~早いぞー

横川SAで休憩をとったが・・ ここもとんでもなく暑い~

母はソフトクリームが食べたいと言ったのだが、

我慢せい~おいしいソフトクリーム食べさせたるわと・・

濃厚な長門牧場のソフトクリームが食べられる、すこし先の

東部湯の丸SAまで、辛抱してもらった。

 

軽井沢を越えると高速は車の台数も少なくなり、

なんなく湯の東部丸SAへ到着。

湯の丸もじりじりと暑いよ~ どうなってんのさーこの気温~

当然のことながら全員ソフトクリーム食べると言うので、

買い込んで涼しい車の中で食べました。

濃いミルクの味がおいしい。

コーンのお尻まで、びっちりとクリームが入って・・

盛り付けも通常の倍はあると思われサービス満点!

お腹いっぱいになりました。

 

皆さん、今回は非常に花ネタが少ないです。

ダイエット中の方や食欲不振の方はつまらないかも知れないですぞ~

 

さあ~一気に参りましょうか。

信州中野インターに到着し、前回おそばを食した道の駅でトイレ休憩。

ツバメのヒナを見つけて、しばし癒される。

車中でおかんの握ったおむすびを食べながら、

カヤノ平へ向かう。

 

ツバメの雛  手の届く高さ 人が近づくと沈黙する
 ツバメの雛  手の届く高さ 人が近づくと沈黙する

 

ぐんぐん山に入っていくと、素晴らしいブナの森が広がってくる。

訪れる人も少ない静かな森です。

キャンプ場などもあって、開発され過ぎていない環境は素晴らしい。

そんじゃ~湿原まで歩きましょうとなったら・・

「私は行かないで、ここで待ってる」と母が言い出す・・

え~なんでやねん、せっかくきたのに~

もう疲れてしまったというのだ。

ちょい前まで、山歩きをしていた人なのに・・

精神的ショックと、張りの無い生活で筋力が落ちてしまったらしい。

 

「お母さん、せっかく来たんだし・・遠くないからゆっくり

歩いていってみましょう!」とKenが励ました。

母は素直に納得し、ゆっくりと出発出来ました。


素晴らしい、ブナ林
 素晴らしい、ブナ林

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深い深いブナの森はとても気持ちがいいー

ギンリョウソウがにょきにょきと次々と現れる。

ギンリョウソウの森と言っていいほどだ。

 

ギンリョウソウ    もうごちそうさまです、と思うほどたくさん咲いていた
 ギンリョウソウ    もうごちそうさまです、と思うほどたくさん咲いていた
ブナ林の中を行く。 アップダウンが少なく歩き易い。 花はギンちゃんばっかり。
 ブナ林の中を行く。 アップダウンが少なく歩き易い。 花はギンちゃんばっかり。

 

すれ違う人は単独歩きの人が二人。

小学生数人と現地案内人の人ともすれ違う・・

上空でごろごろと雷が鳴り出した。

「30分もすると雷の危険があるから気をつけて」と言われる。

これはゆっくりと湿原散策は厳しいかなと不安になる。

サンカヨウの咲き終わりが種をつけていた。

湿原はニッコウキスゲが咲き始めている。

ここで見たかったミズタビラコ ヒメカイウは見つからなかった。

 

サンカヨウの果実
サンカヨウの果実
目的地の湿原  雲行きが怪しい。近くで雷鳴も聞こえ出した
 目的地の湿原  雲行きが怪しい。近くで雷鳴も聞こえ出した

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トキソウ タテヤマリンドウ モウセンゴケ ホソバノキソチドリ

ハクサンチドリ オオレイジンソウ ヒオウギアヤメが咲いている。

 

トキソウ (朱鷺草)
 トキソウ (朱鷺草)
トキソウ
 トキソウ

タテヤマリンドウ (立山竜胆)
 タテヤマリンドウ (立山竜胆)
ホソバノキソチドリ (細葉の木曽千鳥)
 ホソバノキソチドリ (細葉の木曽千鳥)

ハクサンチドリ (白山千鳥)
 ハクサンチドリ (白山千鳥)
モウセンゴケ (毛氈苔)
 モウセンゴケ (毛氈苔)

オオレイジンソウ (大伶人草)
 オオレイジンソウ (大伶人草)
ヒオウギアヤメ (檜扇菖蒲)
 ヒオウギアヤメ (檜扇菖蒲)

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初めて見られたのはギョウジャニンニク

葉を食すために採られてしまうことが多いようです。

 

ギョウジャニンニク (行者大蒜) ユリ科 ネギ属
 ギョウジャニンニク (行者大蒜) ユリ科 ネギ属
ギョウジャニンニク  色は薄いクリーム色
 ギョウジャニンニク  色は薄いクリーム色

 

なんとか歩けた母は一休みしたら、もう戻ろうかと言い出す。

雷の心配もあったので、ゆっくり撮影をすることは出来なかった。

Kenも忙しく撮影し、休むことも出来ずに引き返すことになった。

ブナの森の静寂と人もまばらな湿原はとても落ち着ける。

今度はゆっくり花を楽しみながら訪れてみたい。

 

雨に降られずに駐車場に戻れた。

しかし天候は怪しげだ~

疲労困憊の母のために、このままホテルに向かうことにしました。

山を下り始めたら雨が降り出した。

 

ホテルは私が吟味して、選びに選んだ「ホワイトイン北志賀」

お料理と部屋の広さが魅力だったので決めました。

予想通りにフロントの奥様もとても感じが良くて、

お客様が少ないため、ひと部屋はワンランクアップの角部屋を

用意してくれました。

ひょ~お部屋は広くて清潔じゃないの~

お客様へのサービスを第一に心がけている様子が随所に見られる。

座敷もあるので本当にくつろげる空間だ。

冷蔵庫を使ってくださいと、ルームキー差込式電源なので、

キーなしでも電源が落ちないように差し込み棒を用意してくれた。

とても親切で申し訳ないくらいだ。

 

お風呂もとても気持ちいいー

開放窓からは木々を眺めながら入浴できる。

私たち家族ともう一組しかいないので、

お風呂は貸しきり状態だ~

のんびりゆったり入ることができて幸せ気分。

 

 

お楽しみの夕飯は・・

メニューに、ホテル敷地に咲くウツボグサが飾られている。

地元志賀の地ビールも注文。

わくわくしながらお料理を頂く、

期待以上に旨い!! 絶品だよー☆

和洋折衷コースにしたが、

これでもかと次々料理が運ばれる。

味わったこともない創作料理は地元野菜もふんだんに使って

旨すぎます!

説明するよりお写真紹介が一番ね!

 

 

お腹いっぱいになって食べきれないくらいです。

自分ではまねの出来ないプロの料理を堪能できました。

食いしん坊の親も娘も味にうるさいのですが、

これには大満足で大喜びしてくれました。

私の目利きは間違っていなかったな!

料理は大事な要素だからね。

 

食事のあとにまた娘とお風呂に入って、

星空観察にいこうかと思ったが・・

外は大雨なので断念。

母は食事の後さっさと寝たので、

私たちも早めに就寝。

さー明日はおかんは大丈夫なのか?!

やや心配は残しつつ・・おやすみなんしょ。

 

 

コメント: 4 (ディスカッションは終了しました。)
  • #1

    かのん (水曜日, 13 7月 2011 11:31)

    お母さん、よく歩けましたね。
    うちの母はもう森には連れて行けなくなりました。
    のんびり歩けば歩けそうな道でも、少し歩くともう行かないと言うので。
    少し前までは行ってくれたのに・・
    認知症は好奇心までも奪ってしまうみたいです。

    山道に入って行く時の期待でワクワクする気持ち、そんな楽しみがあるって素晴らしい事ですね。

    ギョウジャニンニクって湿原にいるのですね。
    いつも道の駅でしか見たことなかったので^^

    ホテルの創作料理の数々、地元のヘルシーな野菜たっぷりで美味しそう!!

    地ビールはちょっとお高いですが、美味しいですよね^^

  • #2

    hanasanpo (水曜日, 13 7月 2011 11:46)

    かのんさん
    早速のコメントありがとうございます。
    なんだか母の体が一気に弱まったのが気になります。
    連れ合いがいなくなったことは大きいのでしょうね。
    ギョウジャニンニク採られてしまうようです。
    必死になって探している方もいるので、
    詳細は出しませんでした。

    ここのホテルは本当に素晴らしくて感激しました。
    お料理はふんだんに野菜を使って絶品ですよ~
    シェフの腕前は本格派☆
    またゆっくり行きたいなと思います。

  • #3

    あひる (金曜日, 15 7月 2011 10:54)

    お母さんと娘さんとの、家族4人の久しぶり旅行ですね!
    お母さん孝行と、娘さんとの貴重な時間。
    お子さんが大きくなると、なかなか一緒に旅行することがないですもんね。
    とっても大切な旅行ですね!

    最初の出迎えは、銀ちゃん(笑)小金が入ってくるかもですね。
    湿原、いいなぁ。リンドウやトキソウきれいですね。
    でも、モウセンゴケが一番インパクトありますね(笑)!

    お料理、美味しそうなの沢山! 食べきれない??
    いえ、必殺、別腹がありますよぉ^m^

    いつも、お野菜たっぷり、身体にもよさそうな御馳走を、
    うまく選ばれてますね。
    場所もとっても、いい感じ。ひなのさん、センスあるなぁ!

  • #4

    hanasanpo (金曜日, 15 7月 2011 21:56)

    あひるさん
    おかんを連れての旅行も久々でした。
    ここの湿原は静寂とブナの森が素晴らしかったです。

    ホテルのご馳走すごいでしょう~
    私の目利きどうじゃ~って感じですかー
    期待以上の旨さ!!
    シェフが西洋料理界の理事でしたよー
    くいしんぼう一家なので、料理の味は外せないのです。
    花さんぽせずとも、ここにはゆっくり滞在したい気分になります。

 

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