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. 6月2・3日(土・日) 狭山丘陵と富士の裾野

 

8年ぶりにヒメザゼンソウを見に行ってみることにしました。

ザゼンソウはなんだかごっつくて、あまり好みでないのですが・・

ヒメザゼンソウは小さくてかわいいのでいいですね。

 

低地の湿地で初夏に咲きます。

近隣ではここでしか見たことがありません。

ちょこっと歩きだしたら・・

相方が「ヘビだぞ!!!」

ぎょえーー全く目に入らずにいて、

もしかしたら踏んでいたかも~~

もうーヘビがいたので恐怖心たんまりになってしまい、

もう散策したくない。

 

博物館の女性が開花している撮影スポットを教えてくださって、

ちょこんとかわいく開花したヒメザゼンソウを撮影。

いぼいぼの実も一緒に見られます。

 

ヒメザゼンソウ (姫坐禅草) サトイモ科 ザゼンソウ属  暗紫褐色の部分は仏炎苞 2018.06.02 埼玉県
ヒメザゼンソウ (姫坐禅草) サトイモ科 ザゼンソウ属  暗紫褐色の部分は仏炎苞 2018.06.02 埼玉県
ヒメザゼンソウの花  手前の緑色でぼこぼこしたものは昨年の花の果実
ヒメザゼンソウの花  手前の緑色でぼこぼこしたものは昨年の花の果実
ヒメザゼンソウの肉穂花序(にくすいかじょ)
ヒメザゼンソウの肉穂花序(にくすいかじょ)

 

湿地などあって、これまた蛇に遭遇しそうなので、

もうわたしゃー行かんよと車で待機。

相方はぐるりと一周してきましたが、花はないようでした。

 

ヒメザゼンソウ自生地の奥に広がる湿地 花は特になかった
ヒメザゼンソウ自生地の奥に広がる湿地 花は特になかった

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場所を移動してオオバノトンボソウの開花状況の確認に・・

やや伸びてはきていましたが開花にはまだ数週間かかるかも。

低地のお花はこの時期これといった花は咲きませんな。

他に花はありませんでした。

 

オオバノトンボソウ (大葉の蜻蛉草) ラン科 ツレサギソウ属  まだ蕾
オオバノトンボソウ (大葉の蜻蛉草) ラン科 ツレサギソウ属  まだ蕾

 

翌3日は・・相方が以前行った場所を散策してみたいというので、

富士の裾野辺りをぐるりと回ることに。

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先週見たベニバナヤマシャクヤクは?

あれれー2本倒れてるじゃん。

かわいそうに、そっと起こしてあげました。

残念ながらやや進んだ程度で、開花はしていませんよー

なんだかこの花と縁が薄そうだなあ。

がっかりしながらそそくさと移動します。

 

ベニバナヤマシャクヤクはわずかに開花の気配があったがまだつぼみ
ベニバナヤマシャクヤクはわずかに開花の気配があったがまだつぼみ

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午前中は富士山ばっちり丸見え状態でしたが、

午後には雲がかかっていました。

しずかな森は気持ちがいいです。

シロカネソウがまだ元気に咲いている。

やはり標高の高い地域は例年通りって感じなんだろうか。

 

シロカネソウ (白銀草) キンポウゲ科 シロカネソウ属
シロカネソウ (白銀草) キンポウゲ科 シロカネソウ属
シロカネソウ  果実も見える
シロカネソウ  果実も見える

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ヤマトグサがあちこちにあるんだけど、

花にはちょいと遅かったのかも。

咲き残りの花がありました!

派手さは全くありませんが、

この花ってなんとも姿が素晴らしくて、

大和と名の付くにふさわしい銘花ではないかと思っております。

さわさわのふさふさが揺れるんですよ。

 

ヤマトグサ (大和草) アカネ科 ヤマトグサ属  牧野富太郎先生が発見し、日本人として初めて命名した
ヤマトグサ (大和草) アカネ科 ヤマトグサ属  牧野富太郎先生が発見し、日本人として初めて命名した
ヤマトグサは風媒花。 花弁はなく、同じ 株に雄花と雌花をつけます
ヤマトグサは風媒花。 花弁はなく、同じ 株に雄花と雌花をつけます
ヤマトグサの雄花  20本ほどの雄しべが垂れ下がり風に揺らいでいました
ヤマトグサの雄花  20本ほどの雄しべが垂れ下がり風に揺らいでいました

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ヤマクワガタがいっぱい咲きだしていました。

他にはシロバナノヘビイチゴ

 

ヤマクワガタ (山鍬形) オオバコ科 クワガタソウ属  咲き始め
ヤマクワガタ (山鍬形) オオバコ科 クワガタソウ属  咲き始め
花色の白さ、葉の鋸歯の低さ、茎の毛の開出毛からヤマクワガタとしました
花色の白さ、葉の鋸歯の低さ、茎の毛の開出毛からヤマクワガタとしました

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シロバナノヘビイチゴ (白花蛇苺) バラ科 オランダイチゴ属
シロバナノヘビイチゴ (白花蛇苺) バラ科 オランダイチゴ属
シロバナヘビイチゴ  見頃 たくさん咲いていました
シロバナヘビイチゴ  見頃 たくさん咲いていました

 

貴重なランが咲いていた場所に行ってみると・・

なんか変ね、苔が2か所、こそげ取られたように無いじゃない。

なんだか怪しい・・ 盗掘された可能性が高い・・

花にはまだ早いにしろ、まったく気配がないし、

どうも咲いていた場所と苔がない場所が一致しているような・・

またここに咲くのか、危ぶまれるね。

非常に残念な気持ちになりました。

またここに来れたら確認してみます。

もし盗人がやってきたのなら・・

富士の怨念をお見舞いしてやるぞ!!

 

2ヶ所、苔ごとこそげ取られたように無い。 ここを知る人はさぞかしがっかりするでしょう
2ヶ所、苔ごとこそげ取られたように無い。 ここを知る人はさぞかしがっかりするでしょう

 

てなわけで2日間ぷらーり花さんぽしてきました。

腰の塩梅はやや良好になってきましたが、

私はさまざまな変化も起こりつつであります。

いろーんな意味で頑張りどころなのかなあー

ま、賢明に生きていきます!