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. 4月10日(月)    ニリンソウの小径

 

遠くに出かける余裕もなし・・

自宅から向かえるのは、人で溢れ返る山くらいだなと・・

比較的静かな方をちょこっと花さんぽしてみるか~

 

およよ・・平日の裏っかわは、意外にも人出があるもんだなあー

駐車場は満車だ、ちーと奥まで行って車が停められたわ。

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今、ニリンソウが花盛り。

川のせせらぎの小径に、たっくさーん咲いてさわやかねえー

相方はミドリニリンソウでもいないかと探しているようだ。

私はあんまり興味がないのよねー

何か新発見でもしたいもんだと、うろうろと・・

 

ニリンソウの小径
ニリンソウの小径
こんな群生が延々と続きますが、ミドリニリンソウは見つからなかったようだ
こんな群生が延々と続きますが、ミドリニリンソウは見つからなかったようだ
ミミガタテンナンショウがニョッキリ顔を出していた
ミミガタテンナンショウがニョッキリ顔を出していた
ニリンソウの小径を進む
ニリンソウの小径を進む

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ナガバノスミレサイシン、ここではどこにでも咲いている。

まとまって咲いているのは、前回の場所のほうが多かったな。

今やお山は「ナガバノスミレサイシン祭り」だ。

 

ナガバノスミレサイシン (長葉の菫細辛) スミレ科 スミレ属スミレサイシン類
ナガバノスミレサイシン (長葉の菫細辛) スミレ科 スミレ属 スミレサイシン類
ナガバノスミレサイシン
ナガバノスミレサイシン
ナガバノスミレサイシン  奥には後ろ向きの花たちが
ナガバノスミレサイシン  奥には後ろ向きの花たちが

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川を越えたり山肌を登ってみたり・・

コチャルメルソウもわんさか、ピンピンアンテナを広げて

美しいじゃないの~

フタバアオイも開花し始めています。

 

コチャルメルソウの森
コチャルメルソウの森
コチャルメルソウ (小哨吶草) ユキノシタ科 チャルメルソウ属
コチャルメルソウ (小哨吶草) ユキノシタ科 チャルメルソウ属

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フタバアオイが葉を展開し始めていた。 葉はまだまだ小さい。
フタバアオイが葉を展開し始めていた。 葉はまだまだ小さい。
フタバアオイ (双葉葵)   たくさん蕾や開花した花をつけていた
フタバアオイ (双葉葵)   たくさん蕾や開花した花をつけていた

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ヨゴレネコノメは、もう至る所に。 1ヶ月前に固い蕾だった株

元気に花を咲かせていた。

 

ヨゴレネコノメ (汚れ猫の目) ユキノシタ科 ネコノメソウ属  元気に花を咲かせていた
ヨゴレネコノメ (汚れ猫の目) ユキノシタ科 ネコノメソウ属  元気に花を咲かせていた
ヨゴレネコノメ  この程度の群生は、もう至る所にあった
ヨゴレネコノメ  この程度の群生は、もう至る所にあった

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ミヤマキケマンが咲き出した。

ツルカノコソウも、間もなく開花しそうだ。

 

ミヤマキケマン (深山黃華鬘) ケシ科 キケマン属
ミヤマキケマン (深山黃華鬘) ケシ科 キケマン属
ツルカノコソウ (蔓鹿の子草) スイカズラ科 カノコソウ属
ツルカノコソウ (蔓鹿の子草) スイカズラ科

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これはヒカゲスミレだね。

葉が茶色っぽくないから、タカオスミレじゃないね・・

 

ヒカゲスミレ (日陰菫) スミレ科 スミレ属 ミヤマスミレ類  唇弁の紫色の条が目立ちます
ヒカゲスミレ (日陰菫) スミレ科 スミレ属 ミヤマスミレ類  唇弁の紫色の条が目立ちます
側弁基部に毛が生えている
側弁基部に毛が生えている
ヒカゲスミレの花の側面  萼・虚・花柄に毛があります
ヒカゲスミレの花の側面  萼・虚・花柄に毛があります

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明らかにタカオスミレと思える花を見つけた。

でも残念、まだ開花していなかった。

 

タカオスミレ (高尾菫) 葉の表面がこげ茶色になる
タカオスミレ (高尾菫) 葉の表面がこげ茶色になる
タカオスミレは、ヒカゲスミレの品種
タカオスミレは、ヒカゲスミレの品種

 

相方が なんじゃこれっ! と地面の穴ぼこ発見!

いかにもシャベルで掘ったような穴。 直径10cmないくらい。

イノシシじゃないのは明白だ。

これはおそらく盗掘じゃろうなーー

盗人は許さーん! わんさか来て花泥棒するなんて~

窃盗罪じゃぞ!!

 

明らかに人が掘った跡(赤丸内)
明らかに人が掘った跡(赤丸内)
もうこういうことはやめてくれい!
もうこういうことはやめてくれい!

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川を渡りながら岩場に行くと、綺麗なエイザンスミレが咲いていました。

うーん・・収穫はスミレばっかねー

 

エイザンスミレ (叡山菫) スミレ科 スミレ属 ミヤマスミレ類
エイザンスミレ (叡山菫) スミレ科 スミレ属 ミヤマスミレ類
エイザンスミレ 葉の基部は3裂します
エイザンスミレ 葉の基部は3裂します
エイザンスミレの花 側弁の基部に毛があります
側弁の基部に毛があります
エイザンスミレの花の側面  萼・距・花柄は無毛です
エイザンスミレの花の側面  萼・距・花柄は無毛です

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ここでしか見たことがないオウギカズラの株は47株ありました。

小さな株までしっかり数えてきたので、盗人は許しません。

HiroKen怨念ビームを喰らわせますぞ~~

しかしごくわずかな範囲にしかないのが現状です。

このお花は好きやね・・早く咲かないかなあー

 

オウギカズラの若い株
オウギカズラの若い株

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あれま、かわいいヒナスミレちゃんたちも

ぴょっこり咲いているじゃないか。

 

ヒナスミレ (雛菫) スミレ科 スミレ属 ミヤマスミレ類  葉は披針形で、先端は尖ります
ヒナスミレ (雛菫) スミレ科 スミレ属 ミヤマスミレ類  葉は披針形で、先端は尖ります
ヒナスミレ  優しい色合いです
ヒナスミレ  優しい色合いです

 

ケロケロとカエルの声が湿った岩肌から聞こえる、

登山帰りのおじさんが、

「カエルの声が聞こえるのに、姿がないんだよーっ」と

声をかけてきた。

岩場の穴の中に潜んでるからじゃないですか? と伝えました。

聞くまでもなし、穴の中から聞こえてるじゃんよー

相方がなかなか進んでこないと思ったら、

カエルの声を録音してたみたいだ。男子なんじゃわねぇ。

 

 

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ちょいと前まで大騒ぎして見ていたハナネコノメちゃんの場所は、

なんだい誰一人いないじゃない。

どどどど押し寄せてきて、陣取ったり痛めつけたり散々やってさー

頑張って咲いてくれたハナネコノメちゃんの姿もいいものじゃ。

また来年ね☆

 

誰も来なくなったハナネコノメの自生地 あの賑わいが嘘のようだ
誰も来なくなったハナネコノメの自生地 あの賑わいが嘘のようだ
純白の萼片は、花後には緑白色に変化していました。これも味わいがあります!
純白の萼片は、花後には緑白色に変化していました。これも味わいがあります!
どの花も子房が大きく膨らんでいた。 来年もたくさん咲いてくれるかな
どの花も子房が大きく膨らんでいた。 来年もたくさん咲いてくれるかな

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選手交代して、ネコノメソウが花盛りだよ。

 

ネコノメソウ (猫の目草) ユキノシタ科 ネコノメソウ属  湿った場所にたくさん咲いていた
ネコノメソウ (猫の目草) ユキノシタ科 ネコノメソウ属  湿った場所にたくさん咲いていた

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ヒロハコンロンソウマルバコンロンソウナツトウダイ

トウゴクサバノオは閉じていて、

ハシリドコロキクザキイチゲもたくさん咲いていました。

 

ヒロハコンロンソウ (広葉崑崙草) アブラナ科 タネツケバナ属
ヒロハコンロンソウ (広葉崑崙草) アブラナ科 タネツケバナ属
ヒロハコンロンソウの花  4弁の花は、咲き始めでした
ヒロハコンロンソウの花  4弁の花は、咲き始めでした

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マルバコンロンソウ (丸葉崑崙草) アブラナ科 タネツケバナ属
マルバコンロンソウ (丸葉崑崙草) アブラナ科 タネツケバナ属
マルバコンロンソウの花 アブラナ科の白い花はみんな似ている
マルバコンロンソウの花 アブラナ科の白い花はみんな似ている

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ナツトウダイ (夏燈台) トウダイグサ科 トウダイグサ属  名に反して春に咲き始める
ナツトウダイ (夏燈台) トウダイグサ科  名に反して春に咲き始める
ナツトウダイの杯状花序 腺体は三日月型で4個 「中心の杯状花序」の腺体は5個
ナツトウダイの杯状花序 腺体は三日月型で4個 「中心の杯状花序」の腺体は5個

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ハシリドコロ (走野老) ナス科 ハシリドコロ属  言わずと知れた、猛毒を持つ有毒植物。
ハシリドコロ (走野老) ナス科 ハシリドコロ属  言わずと知れた、猛毒を持つ有毒植物。
ハシリドコロの花。この植物に触れた手で目をこすると、瞳孔が開いてしまうことがあるらしい(怖!)
ハシリドコロの花。この植物に触れた手で目をこすると、瞳孔が開いてしまうことがあるらしい(怖!)

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キクザキイチゲ (菊咲一華) キンポウゲ科 イチリンソウ属 まだまだ健在
キクザキイチゲ (菊咲一華) キンポウゲ科 イチリンソウ属 まだまだ健在

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ヤマルリソウ白花を見つけました。

稀に見つかるようですが・・真っ白を見たのは初めてです。

 

シロバナヤマルリソウ (白花山瑠璃草) ムラサキ科 ルリソウ属  まだ咲き始め。姿は普通のものと同じ
シロバナヤマルリソウ (白花山瑠璃草) ムラサキ科 ルリソウ属  まだ咲き始め。姿は普通のものと同じ
ヤマルリソウの品種です(Omphalodes japonica f. albiflora) 花はまだ平開していませんでした
ヤマルリソウの品種です(Omphalodes japonica f. albiflora) 花はまだ平開していませんでした
花の喉部まで純白なので、白花で間違いないと思います。 お初でうれしい!
花の喉部まで純白なので、白花で間違いないと思います。 お初でうれしい!

 

少し肌寒かったのですが、ぶらぶらと

3時間ちょっと花さんぽできました。

盗掘跡を見てしまうと・・ミシュランを恨みたくなるわ~

 

お帰りはまたまた例のパン屋さんに寄って、

奮発して買ってきたチーズケーキが絶品!

今まで食べたチーズケーキというものの中で、一番おいしかったあ~~

 

エルグランのチーズケーキ。 食いっかけの写真でスミマセン
食いっかけの写真でスミマセン