HOME  Dairy-Hiroダス  Dairy-Hiroダス2021      ◀ 前へ  下へ▼  次へ ▶

 

. 4月11日(日)   灯台下暗し事件発生

 

今日もいい天気だ、近所のクゲちゃんキンランの様子を見に行こう。

キンランはもう開花していました。

にょきにょきとたくさん立ち上がっていますが、

例年よりも数は減っているような?

楢枯れが起きていて、数本の木が切られてしまったため、

林は日差しが入り明るくなっていた。

 

キンラン (金蘭) ラン科 キンラン属  開花が始まったが、蕾の株もまだ多い
キンラン (金蘭) ラン科 キンラン属  開花が始まったが、蕾の株もまだ多い

.

クゲヌマランも開花しておりました。

このエリアで5株ほど確認できた。

今年も咲いてくれてありがとう。

 

クゲヌマラン (鵠沼蘭) ラン科 キンラン属
クゲヌマラン (鵠沼蘭) ラン科 キンラン属
クゲヌマラン 通りがかる人々は皆ギンランだと思っているようですが、ギンランはまだです。
通りがかる人々は皆ギンランだと思っているようですが、ギンランはまだです。
クゲヌマランにはギンランのような突き出た距がない
クゲヌマランにはギンランのような突き出た距がない

.

うろうろと花を見ていたら・・

あれれー、まあーなんとクチナシグサがたくさん咲いている!!

え~~なんで~? 何度も来ているのに、

どうして今まで気が付かなかったのだろう??

 

立った姿勢だとこんなイメージ。 中央のモシャモシャした部分がクチナシグサの小群生。 目立たないが...
立った姿勢だとこんなイメージ。 中央のモシャモシャした部分がクチナシグサの小群生。 目立たないが...
クチナシグサ  しゃがんで顔を近づけるとようやく見えてくる。
しゃがんで顔を近づけるとようやく見えてくる。

 

まだまだ修行が足りていないなあ~

今までずいぶん離れた地域まで見に行っていましたが、

ご近所にいくらでも咲いていたとは・・

 

「灯台下暗し」いやはや何ともその言葉通りであったため、

二人してショック😢

まぎれもなく二人にとっては大事件であったのだ。

 

カメラを地面につけるようにすると、ようやくクチナシグサらしい姿が見えてくる
カメラを地面につけるようにすると、ようやくクチナシグサらしい姿が見えてくる

 

特別珍しい花ではありませんが、

どこでも見つかる花でもないんだな。

ところがここには結構な数がある。

お花は品の良い姿で美しいです。

 

クチナシグサの花  小さいけど、とてもかわいい花なのです。
クチナシグサの花  小さいけど、とてもかわいい花なのです。

 

場所を移動して、少し離れた林の中を散策してみる。

あまり人が立ち入らない場所のようだ。

ナガバノスミレサイシンの大きな葉があった。

 

ナガバノスミレサイシンと思われる葉。 こんな低地にもいたのか
ナガバノスミレサイシンと思われる葉。 こんな低地にもいたのか

 

なんとここにもクチナシグサが咲いています!

萼や葉が赤味を帯びていないタイプもあり。

更に自宅に近い自生地の発見ですなあ。

 

♪くちなしぐさのぉ~白いはなぁ~

こんなに近くにぃ~さぁーいていたのねぇ~♪

 

クチナシグサ  萼や葉が赤みを帯びず、花もより白いタイプが咲いていた。
クチナシグサ  萼や葉が赤みを帯びず、花もより白いタイプが咲いていた。
クチナシグサ  茎、葉、萼が茶褐色ではなく淡緑色のタイプ
クチナシグサ  茎、葉、萼が茶褐色ではなく淡緑色のタイプ

 

イチヤクソウも蕾を付けて、たくさん咲きそうです。

葉も大きく、立派なものが多い。

アマナもたくさん咲いた様子もあり、

エビネらしき?葉もあった。

 

イチヤクソウ 去年の花柄が残り、若い花茎が顔を出している。
イチヤクソウ 去年の花柄が残り、若い花茎が顔を出している。

 

大昔の武蔵野の原野はおそらく・・

どこまでも続く広大な雑木林で覆われて、木々の下には、

キンラン ギンラン クチナシグサ サイハイラン エビネなどの

美しい花々が無数に咲き乱れていたのではと想像してしまう。

この環境は誇れると思います。

「都心に一番近いプチ田舎」、最高じゃん☆

 

貴重な花々が残る林をこれからも維持していただきたいです。

税金も払ってますから、頼みます。