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. 4月24日(土)   誰も知らない秘密の花園

 

本日は花友さん発見の秘密の花園に・・・

しかし、またしても緊急事態宣言だなんてえ~

人も経済も疲弊してしまうわあー

うんざりだあーー

緑のたぬきさん、あなたには賛同できまシェーン。

 

花友さんと再会。

昨年も企画していたんだけど、

緊急事態宣言が発出されたので諦めたのです。

 

森は新緑も増してきて、もはやGWの時期と同じようね。

花も1種間以上早い気がします。

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早速見つかりました☆

よく見るタイプのエビネ

やや遅かったかーと思いましたが、

「まだまだ序盤だよ」って花友さんがおっしゃる。

 

エビネ (海老根) ラン科 エビネ属  2021.04.24
エビネ (海老根) ラン科 エビネ属  2021.04.24

 

「序盤だよ」とは、森の中にはたくさんのエビネが咲いているので、

最初に見た株にこだわる必要はないよ、という意味でした。

 

よく見かけるタイプのエビネ。 今年は花が早いが、まだ咲き残っていてくれた。
よく見かけるタイプのエビネ。 今年は花が早いが、まだ咲き残っていてくれた。

 

わー、グリーンタイプもあったあ~

どこかで見たことあったけど、近くには行けなかったんだよな。

なんだか爽やかあ~

とってもフレッシュな緑軍団です。

ミドリエビネと呼ぼう。

 

初めてみた、グリーンタイプのエビネ。 萼片と側花弁が明るい緑色をしていた。 ミドリエビネと呼ぼう
初めてみた、グリーンタイプのエビネ。 萼片と側花弁が明るい緑色をしていた。 ミドリエビネと呼ぼう
ミドリエビネもさわやかで美しい。 出逢えてよかった!
ミドリエビネもさわやかで美しい。 出逢えてよかった!
ミドリエビネは唇弁の中裂片が複雑な形状をしていた
ミドリエビネは唇弁の中裂片が複雑な形状をしていた

 

わお! なんて密状態なエビネ軍団なんだあー

わんさか咲いていますが、自生のものですから、

適度な距離感をもって立ち上がっています。

30株以上はありました。

 

ここまで数が多いと、美しいというより壮観です。
ここまで数が多いと、美しいというより壮観です。
この程度の集団ならいくらでも見つけられそうだった。ここは正にエビネ・パラダイス!
この程度の集団ならいくらでも見つけられそうだった。ここは正にエビネ・パラダイス!
顔を近づけると、視界がエビネで埋まった
顔を近づけると、視界がエビネで埋まった

 

こんな蜜軍団が結構あちらこちらにあります。

まさに! ♪だれもぅーしらないぃーひみつのぅー花園♪(松田聖子)

自生のエビネは個性豊か。

唇弁がほんのり紅色だったり、白だったり。

萼片のエビ茶色が濃かったり淡かったり。

 

萼片の色がやや淡く、唇弁に中央に紅色が入るタイプ
萼片の色がやや淡く、唇弁に中央に紅色が入るタイプ
唇弁の紅色の入り具合がまた美しい。 本当にこの森のエビネたちは個性豊かだ
唇弁の紅色の入り具合がまた美しい。 本当にこの森のエビネたちは個性豊かだ

 

エビネをひょっこり見つけることはありましたが、

こんなにも多く見ることはなく、

バリエーション豊かに、様々なタイプを一日で見れたなんて幸せだ。

森は広大なので、今日はそのほんの一部が見れただけかもしれないね。

数え切れないくらいにありました。

 

萼片の色は通常で、唇弁全体に淡い紅色が入るタイプ
萼片の色は通常で、唇弁全体に淡い紅色が入るタイプ

 

私たちを信頼して案内してくださったので、

この誰も知らない秘密の花園は、ずっと秘密のままにします。

そして知られることなく、盗掘されずにずっとここに咲き続けて欲しいです。

エビネの楽園よ永遠に・・

 

唇弁の紅色が非常に濃いタイプ。 これも美しい! 野生のエビネたちは本当に多様性に富んでいる!
唇弁の紅色が非常に濃いタイプ。 これも美しい! 野生のエビネたちは本当に多様性に富んでいる!
唇弁が濃紅色の株とほぼ白色の株が、隣り合って花を咲かせていた。
唇弁が濃紅色の株とほぼ白色の株が、隣り合って花を咲かせていた。
極小のバッタが盗蜜しているように見えた。 ランにバッタが訪花しているのは初めて見た。
極小のバッタが盗蜜しているように見えた。 ランにバッタが訪花しているのは初めて見た。

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車に戻り場所をぐっと遠くに移動して、

数年前に見たヤマイワカガミを見に行く。

やはり今年は花が早かったようだ。

 

しかし完全に終わっていると思っていたら、

山裾の日陰には、まだ綺麗な状態の花が咲き残っていた。

花が立ち上がって、見応えあるヤマイワカガミだ。

 

ヤマイワカガミ (山岩鏡) イワウメ科 イワカガミ属
ヤマイワカガミ (山岩鏡) イワウメ科 イワカガミ属

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山頂付近は殆ど花は終わっていた。

他に花はないかと探っていましたが、

小さいサイズのイカリソウとキクザキイチゲくらいでした。

 

イカリソウ (錨草) メギ科 イカリソウ属
イカリソウ (錨草) メギ科 イカリソウ属
イカリソウ  貧栄養なのか、小さな個体が多かった。 でもしっかり果実を実らせていた
イカリソウ  貧栄養なのか、小さな個体が多かった。 でもしっかり果実を実らせていた

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山道の途中で以前見たホタルカズラが健在で、咲いていました。

よく残っていてくれたと思って、嬉しかったあ。

 

ホタルカズラ (蛍葛) ムラサキ科 ムラサキ属  10年近く前と同じ場所に咲いていてくれた
ホタルカズラ (蛍葛) ムラサキ科 ムラサキ属  10年近く前と同じ場所に咲いていてくれた
数メートル下の場所には、以前はなかった株が元気に育っていた
数メートル下の場所には、以前はなかった株が元気に育っていた

 

エビネの花園に大感激の一日でした。

ご自身で見つけた大切な場所をご案内くださり、

花友さんには、心より感謝申し上げます。