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. 3月27日(日)      サクラよりアマナ

 

ここ数年、毎年見に行っている茨城のヒメアマナに逢いに行きました。

昨年自生地から遠くない場所では洪水で大きな被害が出ました。

自生地もどうなってしまったかと、少々心配でした。

 

今年も・・元気に咲いていましたよ~

地元の方々が野焼きもして藪も刈ってくれているので、

この環境が守られています。

 

ヒメアマナ (姫甘菜) ユリ科 キバナノアマナ属 2016.03.27  茨城県
 ヒメアマナ (姫甘菜) ユリ科 キバナノアマナ属 2016.03.27  茨城県
ヒメアマナ  今年も元気に咲いていてくれた
 ヒメアマナ  今年も元気に咲いていてくれた
ヒメアマナ 輝くような明るい黄色が美しい
 輝くような明るい黄色が美しい
ヒメアマナ  個体数に大きな変化はないように見えた
 ヒメアマナ  個体数に大きな変化はないように見えた

 

黄色の色は元気をくれますね!

わずかな一角ですが貴重なヒメアマナが

咲いていてくれることに喜びを感じます。

 

ヒメアマナは絶滅危惧種1B類の希少植物
 ヒメアマナは絶滅危惧種1B類の希少植物

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アマナも咲いて、ノウルシも彩を添えてくれます。

何度も来ていますが、ここ二人ともとっても好きです。

心和むいいところなんですよ~

 

ヒメアマナ 背後の黄色い花に見えるのはノウルシ
 ヒメアマナ 背後の黄色い花に見えるのはノウルシ
アマナとヒメアマナ
 アマナとヒメアマナ
地元の方が野焼きをしてくれるおかげで、こんなにアマナがたくさん咲く
 地元の方が野焼きをしてくれるおかげで、こんなにアマナがたくさん咲く
花は少し閉じていましたが、そのために花被片の外面の色を楽しめました
 花は少し閉じていましたが、そのために花被片の外面の色を楽しめました
野焼きしなかったら、この風景は見ることができません。 人間の適度な関与で環境が維持されています
 野焼きしなかったら、この風景は見ることができません。 人間の適度な関与で環境が維持されています
アマナ  パッカ〜ンと開いた花もありました
 アマナ  パッカ〜ンと開いた花もありました

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ノウルシ (野漆) トウダイグサ科 トウダイグサ属  準絶滅危惧の植物
 ノウルシ (野漆) トウダイグサ科 トウダイグサ属  準絶滅危惧の植物
藪が刈り取られ、ノウルシの生える面積が増えた気がする
 藪が刈り取られ、ノウルシの生える面積が増えた気がする

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ヒキノカサトネハナヤスリニョイスミレジロボウエンゴサクなど

春の花が迎えてくれました。

のんびりゆっくり撮影を楽しみました。

 

ヒキノカサ (蛙の傘) キンポウゲ科 キンポウゲ属  絶滅危惧Ⅱ類(VU)
 ヒキノカサ (蛙の傘) キンポウゲ科 キンポウゲ属  絶滅危惧Ⅱ類(VU)
ヒキノカサ  ウマノアシガタにも似た光沢があります
 ヒキノカサ  ウマノアシガタにも似た光沢があります

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トネハナヤスリ (利根花鑢) ハナヤスリ科 ハナヤスリ属  絶滅危惧Ⅱ類
 トネハナヤスリ (利根花鑢) ハナヤスリ科 ハナヤスリ属  絶滅危惧Ⅱ類
トネハナヤスリ  国内では利根川水系と淀川水系の河川敷のみに生えます
 トネハナヤスリ  国内では利根川水系と淀川水系の河川敷のみに生えます

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ニョイスミレ かな?
 ニョイスミレ かな?

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ジロボウエンゴサク (次郎坊延胡索) ケシ科 キケマン属
 ジロボウエンゴサク (次郎坊延胡索) ケシ科 キケマン属
ジロボウエンゴサク
 ジロボウエンゴサク

 

この環境に感謝したいと思います。

いつまでも残って欲しいと願います。

若い人たちに繋いでいってもらいたいなあ。

 

満足して帰り支度をしていたら、一台の車が入ってきた。

車を降りてささーっと周辺の様子を見に歩いていった。

すぐに戻ってきて相方に「ヒメアマナは咲いていましたか?」

と尋ねました。

あーやはりお花目的の人だったのねーと思っていたら・・

「この車は... HiroKenさんですね?」と。

あちゃー正体ばれちゃいましたか~

やっぱ相方の出っ腹が目印になって、バレバレかあー

HPご覧頂いているようで、ありがとうございます。

 

どうやらノウルシが広がって咲いている場所までは、

水に漬かったそうです。

氾濫や洪水が起こることは植物にとっては

必ずしもマイナスではないのですね。

人間にとっては命の危険や家屋が流されたり

良いことではありませんが・・

 

花を見させていただいたので、せめてものお礼に

地元のお野菜を購入しました。

お昼もインター近くでと探すと・・

国産モツのラーメン?! もつの屋

なあに~~気になるぅー

 

牛すじそば 牛もつそば と看板にある
 牛すじそば 牛もつそば と看板にある

 

休憩時間間際にもかかわらず「どうぞー」と入店できたあ。

塩モツラーメンと牛すじラーメンを注文

モツも牛すじも柔らかく、とろーんとしたスープもしつこくない。

ラーメンに合うあう~ 甘みもあって美味しく頂きましたあー

 

塩もつそば 鶏出汁塩分控えめ臭みなし細麺
 塩もつそば 鶏出汁塩分控えめ臭みなし細麺
牛すじそば 甘目の味噌、爽やかな辛味 太麺
 牛すじそば 甘目の味噌、爽やかな辛味 太麺

 

またこちらに来たら立ち寄りたいわ。

恒例のよがっぺ焼きもしっかり食べて帰りました。

 

ヒメアマナに逢えた、ハッピーな一日でした。

 

 

コメントをお書きください

コメント: 9
  • #1

    土身 (水曜日, 30 3月 2016 08:43)

    まさか、まさか・・・。お会いできました。
    昨年の車の写真、頭に残っていました。
    あの場所は、鶴丸を思わせるマイズルテンナンショウがあります。少し離れて、草丈60~100cmのタチスミレがあるようですが、確認していません。
    あの後、車で1時間余り、筑波山ろくに向かいました。コセリバオウレン、ハナネコノメ、ニッコウネコノメ、トウゴクサバノオ、コミヤマカタバミ、ミミガタテンナンショウ・・・、花盛りでした。機会があれば、お出かけください。

  • #2

    土身 (水曜日, 30 3月 2016 11:50)

    昨年の洪水は、上流での堤防決壊で、この地の水量が少なくなり、害は無かったと思われます。
    1981年、86年の下流域洪水のとき、龍ヶ崎市や利根町の知人は、「上流が決壊すれば下流は大丈夫、上流が決壊しなければ下流は危ない」、そして、「台風が去ってからが危ない」とよく言っていました。この流域一帯は、洪水との戦いの歴史でもあります。

  • #3

    Hiro (水曜日, 30 3月 2016 18:10)

    土身さん
    お声をかけていただきありがとうございました。
    昨年の車の写真でピンと来たのですね。
    あの場所にもマイズルテンナンショウ・タチスミレが咲くのですか!
    渡良瀬遊水地以外では見たことがありません。
    やはりここも貴重な場所であることに間違いないですね。
    筑波山にもあれから行かれたのですね。
    もう少し時間があれば私たちも行きたいところでした。
    筑波山も花の宝庫なので、また機会があれば行ってみますね。
    ヒメアマナの自生地は被害はなかったのですね。
    昔あの川が氾濫したのは知っていたのですが・・
    大小の河川が多い地域ですから洪水と戦ってきたのですね。
    洪水の話というと、私の母が子供の頃に渡良瀬川が氾濫した経験をよくしていました。
    昨年のニュースを見てまさにこんな状況を体験したのだなと思いました。

    いつもご覧いただきましてありがとうございます。
    気の利いたご挨拶もできませんで大変失礼いたしました。
    そちら方面におじゃましましたら、よろしくお願い致します。

  • #4

    土身 (木曜日, 31 3月 2016 20:40)

    「アマナ  パッカ〜ンと開いた花」の1枚が現地で気になっていたひとつです。
    ヒメアマナのところでは気にならなかったが、ノウルシのところで赤い斑点が多く気にしていました。ネギなどの野菜や芝にまで発生する、さび病です。昨年も、発生していました。
    各地のカタクリでも発生が多く、気にしています。激しいところでは、所どころ欠株になっています。また、1年目、2年目の苗が枯れているところがあります。

  • #5

    HiroKenのKen (木曜日, 31 3月 2016 20:45)

    土身様

    コメントをありがとうございます。
    申し訳ありませんが、自生地の地名を書かれた部分は削除させていただき、他の部分をコピーして再度入力させていただきました。
    大変失礼なことだと思いますが、希少種の自生地を特定し得る情報は載せない方針のため、どうかご理解下さい。

    しかし、いただいた情報はしっかり見させていただきました。ありがとうございます。

    「さび病」については無知で、まったく認識していませんでした。そう言えば、ノウルシを観察していたら、変な色の花を見つけました。これもさび病でしょうか?
    下に写真を貼ります。

  • #6

    土身 (木曜日, 31 3月 2016 21:11)

    地名を入れてしまい、申し訳ありません。
    ノウルシの褐色は、他の障害と思います。
    機会があれば、再度見てみたいと思います。

  • #7

    HiroKenのKen (木曜日, 31 3月 2016 21:26)

    ノウルシは、別でしたか。
    アマナを改めて見直しましたら、至る所でさび病が蔓延していました。下に写真を追加しました。これはちょっと心配ですね。増水で富栄養になったためでしょうか?

  • #8

    土身 (木曜日, 31 3月 2016 22:56)

    黒褐色、生長点付近のえそ、褐変。
    有機質肥料は温度依存性が高く、NH4+、K+の1価イオンの濃度が高く、拮抗する2価イオンのCa++が吸収できなかったのかもしれません。

  • #9

    HiroKenのKen (金曜日, 01 4月 2016 02:15)

    う〜ん、難しくてよくわからないですが、何らかの原因で栄養バランスが崩れてしまっている可能性がある、ということですね?
    今回はとても勉強になりました。どうもありがとうございます。
    花が咲いてて、ああきれいだね、だけではなくて、健康状態も観察すべきですね。
    次回あの場所を訪れた際には、そんなところもチェックしたいと思います。

腺体が黒褐色になってしまったノウルシ。 さび病が原因ではなさそう
 腺体が黒褐色になってしまったノウルシ。 さび病が原因ではなさそう
ご指摘を受けて見直したら、アマナにさび病が蔓延していた!(矢印部 葉がさび色に変色している)
 ご指摘を受けて見直したら、アマナにさび病が蔓延していた!(矢印部 葉がさび色に変色している)

 

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