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. 5月29・30日     課題を克服しなきゃ

 

6年前の2010年に花友さんにご案内いただいた、福島県に咲くお花。

その年は3回福島県を訪れたが、花の時期と合わなかった。

翌年は大震災もあって、以後なかなか見に行くチャンスがなかった。

自生地の管理人さんが

「今度来るときには開花状況をお知らせしますから、お電話ください」

そう言ってくれていたので、3週間前から何度か

開花状況確認の電話をしていました。

 

25日になって「暑い日が続いたので開花してしまいましたあー」

ひゃー焦るう~ 「日曜日に行きたいのですが、間に合いますか?」

大丈夫だ、ということでしたので、

急遽宿も取って、相方は休暇をもらって、いざ福島県へ~!

 

渋滞もなく福島に到着です。

何度か電話でお話した担当の方にご挨拶。

「咲いていますよ! 場所はわかるかい?」

「ハイ、わかりまあ~す!」

嬉しい悲鳴と共に心高鳴り歩きます~

 

福島といえども、本日は真夏のような暑さです。

豊かな森の木陰や、ザブザブ流れる川のお陰で心地よくなりました。

一直線に向かいます。

 

気持ちのよい森の中を進む
 気持ちのよい森の中を進む

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「いたぞ~~!!」相方が歓喜の雄たけびです。

咲いています~~トケンランだあー☆

あーあーやっと咲いている姿が見れたわねえー

 

トケンラン (杜鵑蘭) ラン科 サイハイラン属  福島県 alt=240m
トケンラン (杜鵑蘭) ラン科 サイハイラン属  福島県 alt=240m

 

全部で30株くらいの開花がありました。

よーく見ると、とても美しいランです。

 

トケンラン  せいぜい2〜3株かな? と思っていたら、なんと30株ほどもいた! しかも見頃!
トケンラン  せいぜい2〜3株かな? と思っていたら、なんと30株ほどもいた! しかも見頃!
トケンラン 高さは35〜45cmで、茎の中〜上部にまばらに花をつけます
高さは35〜45cmで、茎の中〜上部にまばらに花をつけます

 

なんともかっこいいランじゃない!と思いましたよ。

空飛ぶランって感じねえー

 

トケンランの萼片と側花弁は細長く、先はとがってシャープな感じ。紫色の斑点があります
萼片と側花弁は細長く、先はとがってシャープな感じ。紫色の斑点があります

 

トケンランのためだけにやってきたので、

しっかり撮影するために、たっぷり時間を掛けます。

なかなか出会うことのない花ですからね・・

 

トケンランの唇弁は3裂します。側裂片は小さく、紫の斑点がある。中裂片は大きく、白色
唇弁は3裂します。側裂片は小さく、紫の斑点がある。中裂片は大きく、白色
トケンラン
トケンランの唇弁の側裂片は両腕を広げたように見え、可愛い。
唇弁の側裂片は両腕を広げたように見え、可愛い。
トケンランの花はコケイランを連想する色合いですが、サイハイランの仲間です。
花はコケイランを連想する色合いですが、サイハイランの仲間です。
1個しか写っていませんが、トケンランは葉は2個つけます。
1個しか写っていませんが、葉は2個つけます。

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ここではどっさりのサイハイランも見ることができます。

 

サイハイラン (采配蘭) ラン科 サイハイラン属  数が多いと思えますが、以前と比べて減ったそうです
サイハイラン (采配蘭) ラン科 サイハイラン属  数が多いと思えますが、以前と比べて減ったそうです
サイハイランとトケンランが同じ属とは。 でも細かく比べると似た点が多い
サイハイランとトケンランが同じ属とは。 でも細かく比べると似た点が多い
サイハイランは色の濃いものから淡いものまで変化があった
サイハイランは色の濃いものから淡いものまで変化があった

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オニノヤガラもアスパラのように、にょっきり出ています。

 

オニノヤガラ (鬼の矢柄) ラン科 オニノヤガラ属  実測で高さは78cm
オニノヤガラ (鬼の矢柄) ラン科 オニノヤガラ属  実測で高さは78cm
オニノヤガラはまだ時期が早く、未開花でした。 まだ背も伸びそう
オニノヤガラはまだ時期が早く、未開花でした。 まだ背も伸びそう
高さ20cmほどのオニノヤガラの幼体。 まるでベージュのアスパラガスだ!
高さ20cmほどのオニノヤガラの幼体。 まるでベージュのアスパラガスだ!

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トチバニンジンイチヤクソウウメガサソウなども。

でも全部咲き始めかツボミでした。

 

トチバニンジン (栃葉人参) メギ科
トチバニンジン (栃葉人参) メギ科
トチバニンジンの花 やっと1つ咲き出していた
トチバニンジンの花 やっと1つ咲き出していた

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イチヤクソウ (一薬草) ツツジ科 イチヤクソウ属
イチヤクソウ (一薬草) ツツジ科 イチヤクソウ属
イチヤクソウの花は、まだツボミでした
イチヤクソウの花は、まだツボミでした

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ウメガサソウもまだツボミ!
ウメガサソウもまだツボミ!

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初めてルリソウを見ることが出来たのもここでした。

花は終わってしまいましたが、果実になっていましたよ。

 

 ルリソウ (瑠璃草) ムラサキ科 ルリソウ属  花は完全に終わり。 下向きの萼に果実がついています
 ルリソウ (瑠璃草) ムラサキ科 ルリソウ属  花は完全に終わり。 下向きの萼に果実がついています
ルリソウの果実は4個の分果。 縁にかぎ状の刺があるのが特徴。 見たかった
ルリソウの果実は4個の分果。 縁にかぎ状の刺があるのが特徴。 見たかった

 

約3時間の花さんぽ

除染もされて、ウッドチップを敷き詰め歩きやすいように

整備されていました。

とても素晴らしい環境なのに、若い人が訪れないことが残念だ。

芝生が広がる敷地よりも大切なものがここにある。

私たちやご年配者が喜ぶだけじゃ、生かされないって思うのであります。

次の世代に受け継いでいって欲しいものだと、願わずにはいられません。

 

美しいトケンランに大感激し、何度も花を眺めては

喜びをかみ締めました。

長年の課題がようやく仕上がった気分です。

 

管理人さんに感謝を申し上げて、ホテルに向かいました。

大急ぎで予約したホテルって・・イマイチでしたわあ~

夕飯にとひょいっと入ったイタリアンの店は~~最低ランクで大はずれ

前日が結婚記念日でしたが、がっかりのディナーになっちゃいましたあー

 

        ・・・・・・・・・・・・

 

翌日・・さてどうしようかと悩みます。

福島で見られる花はなんだろう?・・

ヤナギトラノオを見ていないから、どこかにいないかと

情報を探ってみる。

ちょっとしたヒントがあったので猪苗代湖周辺を探ってみることにした。

天候は曇りで、昨日よりも10℃も気温が下がって涼しいぞー

 

湿地らしき場所を探す・・最初に見つけた場所は、乾いた場所だった。

 

 道路から湿地のように見えたが、裏から大回りして辿り着いたら、乾いた草地だった。
 道路から湿地のように見えたが、裏から大回りして辿り着いたら、乾いた草地だった。

 

車に戻って、また移動。

この辺りではないか? と相方は狙いをつけていたが・・

私は車の中から、遠くに黄色いコウホネを見つけたあ~

沼地になっており、周辺も湿地になっているような様子だ。

しかし・・とてもじゃないが降りていけるような場所でもないし、

ヘビが出そうなので、私はまったく気が進まない。

 

しばし躊躇したが、「ここまで来てあとで後悔したくない」と

相方がなんとかルートを練って、湿地らしき場所に向かうと決断した。

ヒュー!! 本日は相方が頼もしく見えましたあー

普段は私に「見てきてー」なんて言うのにねえ。

 

道路から湿地帯への高低差は5メートルほどあります。

相方はなんとか降りられる場所を探して、一人で向かいます。

林や藪の先にあり、コウホネの見える池まで淵を歩き、

約200メートルくらいの距離です。

 

ここからの写真は相方が撮影。 ブッシュをかき分けながら進んだそうです。 道はもちろん、踏跡もなし
ここからの写真は相方が撮影。 ブッシュをかき分けながら進んだそうです。 道はもちろん、踏跡もなし

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ポンポコ腹の相方がころんで怪我でもしたら大変なので、

道路の上からルートを確認し、声を掛けながら相方を導きました。

スピードを上げたトラックや車がびゅんびゅん走ってきますので、

ひかれないようにガードレールにしがみつきながら見守ります。

コウホネが結構沢山咲いていたそうです。

 

ようやく湿地に到着。 遠くにコウホネが咲いているのが見える。
ようやく湿地に到着。 遠くにコウホネが咲いているのが見える。
コウホネは近くにもいたが・・これ以上は近づけない
コウホネは近くにもいたが・・これ以上は近づけない

 

見つからないと・・深い沼にはまりながら相方が探します。

きっとこんな葉だろうなあ~と足元の草を撮影していたら、

黄色い花が見に飛び込んできたそうです。

「咲いてたぞー!!」嬉しそうなアクションで手を振っています。

あーよかったと安心しましたあー

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相方に全てを任せたので、満足いくまで撮影してもらいました。

人がやたらと入り込めるような場所ではないので、

野性味溢れる素晴らしいヤナギトラノオだったようです。

 

ヤナギトラノオ (柳虎の尾) サクラソウ科 オカトラノオ属  福島県
ヤナギトラノオ (柳虎の尾) サクラソウ科 オカトラノオ属  福島県
葉腋に長さ2-3cmになる総状花序をつけ、黄色の小さい花を多数つけます
葉腋に長さ2-3cmになる総状花序をつけ、黄色の小さい花を多数つけます
花冠は6深裂。 雄蕊は6個で、細長い花糸は花冠より長く突き出します。
花冠は6深裂。 雄蕊は6個で、細長い花糸は花冠より長く突き出します。
 ふさふさの黄色い花が印象的。 花をつけた株は5株ほど。花なしは20ほど
 ふさふさの黄色い花が印象的。 花をつけた株は5株ほど。花なしは20ほど

 

根性出して向かった甲斐がありました。

後悔せずに済みましたね。

遠回りして来て満足できました。

相方の大活躍に感謝です。

 

観光地ですので・・お昼は仕方なく入った

ラーメン&ビュッフェなるもの~

まあーずう~い、高〜い! 2度と行きませんわあー

この地方ならラーメンは喜多方で食べるのが一番です!

ちょいと今回は福島でのお食事は残念な結果に・・

会津は美味しいものばかりだったんだどけなあー

 

食よりも花が見れたとこが一番なので、

大成功の福島花さんぽとしましょう!

 

   ・・・・・・・・・

 

番外ですが・・Hiroの独り言です。

故郷のお菓子屋さんが閉店してしまった。

これは非常にショックです!

昭和13年創業のお店「虎谷」(とらや)。

子供の頃からの馴染みのお菓子でした。

信玄餅より栃の木餅、鳩サブレよりミートサブレのほうが

断然うまいのだ。

 

ナボナじゃなくポナペのチーズ味が絶品だったのに・・

ゆりかごというお菓子はイラストが可愛くて母が大好きでした。

アズテーラという小豆のカステラもおつなものだった。

娘共々相方も気に入っていたので大ショック!!

包装紙や店主挨拶のしおりも相田みつをさんでした。

 

和菓子屋に勤務しておりますが・・

虎谷さんのお菓子はどこよりも美味しかったあーーー

残念でたまりません。

復活して欲しい~~~!

 

 

コメント: 2 (ディスカッションは終了しました。)
  • #1

    みっちゃん (土曜日, 11 6月 2016 22:01)

    ヤナギトラノオは昨年バイカモを見に行った時隣接する湿地帯で見ました。
    木道で熱心に写真を撮ってる方に教えていただきました。
    正直な話あまり見栄えのする花でないのでほとんど忘れていました。
    ヒスイで有名な源流でのことです。
    最近体調が悪く身辺も慌ただしくあまりお花見に行けません。
    昨日は浅間山から湧き出す渓流の畔で「コンロンソウ」らしきものを数枚撮りました。
    いつも珍しい花たちをありがとうございます。

  • #2

    Hiro (日曜日, 12 6月 2016 22:58)

    みっちゃんさん
    ヤナギトラノオは湿地で見られることは知っているのですが、
    この時期に出かけることができずにいました。
    福島でも見られるようだったので探してみました。
    どんな湿地でも見られる花ではないので、見つかって良かったです。
    体調はいかがでしょうか・・
    急に暑くなったりしましたので、
    どうかお大事にしてください。
    初夏に花が見られるといいですね。

 

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