花さんぽ 2007-22-1                              ←前へ      次へ→

 8月18日〜19日   野反湖 百花繚乱(その3!)   1/3

 野反湖の澄んだ湖水は、空の色を映して変化する。 快晴なら驚くような深い青になることも。
 野反湖の澄んだ湖水は、空の色を映して変化する。 快晴なら驚くような深い青になることも。

 

 盆休みは混むので外し、連休後の静かな野反湖にやってきました! 野反湖の花の主役は、毎週交代です。 いえ、もっとサイクルが短いかも。 休憩舍前のお花畑などは、少しづつ時期をずらして次から次へと選手交代し新しい花が咲いていきます。 逆に言うと、毎年同じ時期に来ていると、同じ顔ぶれにしか出会えません。 一度野反湖へ来て気に入ったなら、次は少し時期をずらして訪れてみることをお勧めします。 きっと新たな発見があるはずです。

 

コウリンカ (紅輪花) キク科
 コウリンカ (紅輪花) キク科

 コウリンカ はずっと見たかった花の一つ。 炎のような色をした花です。炎と言ってももちろんガスコンロのそれではなく、暗闇で見る熾火(おきび)を想い起こさせる色。 みかん色ではなく、ただの朱色でもない濃赤橙色。味わい深い色です。

 

 環境省が絶滅危惧ll類(絶滅の危機が増大している種)に指定している植物です。 野反湖においても非常に数を減らしており、自生地は1箇所、株の数は2桁に届きません。 野反湖においては、絶滅危惧lA類(ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種)と言えるでしょう。 そうならないよう、なんとか勢力を取り戻してほしいものです。

 


コウリンカ
 コウリンカ
 コウリンカの根生葉
 コウリンカの根生葉

花の直径は3〜4cm。舌状花は線形で10~15個あり、始め水平に展開し、

しだいに垂れ下がります。

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コウリンカの根生葉はさじ型です。


 タチコゴメグサ (立小米草) ハマウツボ科
タチコゴメグサ (立小米草) ハマウツボ科
 タチコゴメグサ (立小米草) ゴマノハグサ科
 タチコゴメグサ

タチコゴメグサは季節が合えばたくさん見ることができます。 野反湖を彩る代表的な花の一つです。 国道や登山道脇にいます。この花はぜひ顔を近づけて見て下さい。

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遠目では見えにくいですが、近くで見るとこんなに品がよくておしゃれな花です。薄紫のグラデーションや黄色い斑点が決まっています。


 タテヤマウツボグサ (立山靭草) シソ科
 タテヤマウツボグサ (立山靭草)
 ハナイカリ (花錨) リンドウ科
 ハナイカリ (花錨) リンドウ科

野反湖の奥にある白砂山山頂近くでしか見ることができないと聞いていましたが、なんとHiroが八間山の登山口からそう遠くない場所で発見! 偶然の初対面はいつも感激です。

 

花が船の錨に似ているのでこの名がつきました。かなり変わった形をしていますね。花は大きく開花することはありません。数が多いので簡単に見つかります。

 


 

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花さんぽ 2007-22-1