花さんぽ 2007-21-5                              ←前へ      次へ→

 8月5日〜8日    野反湖 百花繚乱(その2)     5/7

コバギボウシ
 コバギボウシ
コバギボウシ
 コバギボウシ

 

コバギボウシは湿原近くや草原など、

いろいろな場所で見ることができます。

.

 オタカラコウ (雄宝香) キク科 メタカラコウ属
 オタカラコウ (雄宝香) キク科 メタカラコウ属
 オタカラコウ  Ligularia fischerii
 オタカラコウ  Ligularia fischerii

 

 オタカラコウは湖西岸の草原にいました。 メタカラコウに似るので、いつもどちらなのか迷ってしまいます。 大きな葉の先端が丸みを帯びているのと、舌状花の数が5〜8と多いのでオタカラコウとしました。(メタカラコウの葉は先端部が少しとがり、舌状花は3個ほどしかつきません)                   

.

 マルバダケブキ (丸葉岳蕗) Ligularia dentataキク科 メタカラコウ属
 マルバダケブキ (丸葉岳蕗) Ligularia dentataキク科 メタカラコウ属

 

 マルバダケブキが湖西岸、第2キャンプ場近くの草原に

群生していました。オーバー露光で撮ってしまったので

すが補正がうまくできず、レトロ調の写真になりました。

.

 ハンゴンソウ (反魂草) キク科 キオン属
 ハンゴンソウ (反魂草) キク科 キオン属

 

 私の背丈を軽く超える高さで、2m近くあったと思います。

花は下の写真のキオンのソックリで、キオンと混生していた

りすると、花だけみると識別が難しいです。 しかしハン

ゴンソウの葉は3〜7深裂するので葉を見ればわかります。

.

 キオン (黄苑) キク科 キオン属
 キオン (黄苑) キク科 キオン属

 

このキオンは背が低いですが、ハンゴンソウに

匹敵するくらい大きくなるものもいます。葉は

広披針形で裂けることはなく、縁に浅い鋸歯が

あるのがハンゴウソウとの識別ポイントです。

イブキトラノオ

 イブキトラノオ (伊吹虎の尾) タデ科 イブキトラノオ属
 イブキトラノオ (伊吹虎の尾) タデ科 イブキトラノオ属

 

イブキトラノオの群生は野反湖の草原によく似合います。

 

イブキトラノオ
 イブキトラノオ

 

NHKの「さわやか自然百景」で野反湖が取り上げられたときに

「地味な花」と紹介されていましたが、そうは思いません。

群生する姿も、個々の花が見えるほど花穂に近づいて見ても、

華やかさを感じます。

 

 コウゾリナ (顔剃奈) キク科 コウゾリナ属
 コウゾリナ (顔剃奈) キク科 コウゾリナ属

 

コウゾリナは今回初めて認知(?)しました。

今までも目にしていたでしょうが、キク科

の同定はニガテなので撮影して真面目に調

べることをしていませんでした。

 

 コウゾリナ  Senecio nemorensis
 コウゾリナ  Senecio nemorensis

 

それでも自信満々で「コウゾリナです!」と言えない気も

します。 なぜにキク科はこんなに難しいのでしょうね。

.

 ミヤマコウゾリナ (深山顔剃菜) キク科 コウゾリナ属
 ミヤマコウゾリナ (深山顔剃菜) キク科 コウゾリナ属

 

この花はミヤマコウゾリナで間違いないと思います。

総苞が黒色を帯び、茎、葉、総苞が剛毛・腺毛に覆

われています。

 

 ミヤマコウゾリナ
 ミヤマコウゾリナ

 

ミヤマコウゾリナは湖西岸の散策路脇で中村一雄さんが

見つけたものです。 それまでは白砂山山頂近くなど、

もっと高度が高い場所にしかいないと思われていました

が、意外にも湖のすぐ近くにもいた訳です。

 

 
  <<          1      2      3      4      5      6      7          >>
 

花さんぽ 2007-21-5