HOME  Dairy-Hiroダス                  ◀ 前へ  下へ▼  次へ ▶

 

. 5月3日(水)      桜色のあとは

 

GW突入しました。

私は飛び石で仕事です~

渋滞に巻き込まれるのも目に見えているので、

この期間は無理に遠出しないに限る。

 

そんな訳で、近い地域で見ていなかった花を探りに行きました。

数日前も別な場所に探りに行ったのですが、

近くで雷様がとどろきだしたので撤退しました。

お花の情報はずいぶん前から知ってはいたけれど、

いろんなお花が目白押しの時期でしたので、

後回しになっていました。

 

いいお天気で、ピクニックやレジャーで人が出てますねえー

サクラソウやノウルシも終わって、すっかりヨシに覆われて緑色になってる。

たった1ヶ月で、様変わりですね。  >> 1ヶ月前の様子

 

一面を覆い尽くしていたノウルシは、小さくなってヨシの影で消えようとしていました。 選手交代です。
一面を覆い尽くしていたノウルシは、小さくなってヨシの影で消えようとしていました。 選手交代です。

.

辛うじて咲き残っていたサクラソウ。 今年もたくさん咲いてくれて、ありがとう。
辛うじて咲き残っていたサクラソウ。 今年もたくさん咲いてくれて、ありがとう。

.

てくてくお花を探します。

咲いていました。

レンリソウちゃん☆

地域によっては、絶滅危惧種になっているそうです。

環境省指定の絶滅危惧種には、なっていません。

 

ヨシなど他の植物に埋もれるように、レンリソウが咲いていた  2017.05.04 埼玉県 alt=5m
ヨシなど他の植物に埋もれるように、レンリソウが咲いていた  2017.05.04 埼玉県 alt=5m
レンリソウ (連理草) マメ科 レンリソウ属  埼玉県絶滅危惧1B類(EN)
レンリソウ (連理草) マメ科 レンリソウ属  埼玉県絶滅危惧1B類(EN)

 

このお花の名前の由来はロマンチックね。

連理というのは、男女の深い契のたとえで、

小葉が綺麗に対生するからレンリソウとなったそうです。

 

レンリソウの小葉は1〜3対。 3対が多かった。 なぜか葉が内向きに巻いてしまっていた
小葉は1〜3対。 3対が多かった。 なぜか葉が内向きに巻いてしまっていた

 

マメ科らしい姿だけど、ちょいと大きめな花で、品があります。

日本のスイートピー、と言ったらいいのかな・・

 

レンリソウは小葉がきれいに対生し、1〜3対(2〜6枚)しかないことが、探す際の目印に。
小葉がきれいに対生し、1〜3対(2〜6枚)しかないことが、探す際の目印に。
レンリソウの花はマメ科特有の蝶形花で、4〜5個つきます。 気品のある花だと思いました
花はマメ科特有の蝶形花で、4〜5個つきます。 気品のある花だと思いました
花色には、けっこう変化がありました。 でもデジカメでの再現は難しい
花色には、けっこう変化がありました。 でもデジカメでの再現は難しい

 

托葉は2分岐し、上下に張り出し、先はとがります。

クワガタのハサミ、と言っては大袈裟ですが、

やや内側に湾曲するのが特徴的。

デビルマンの翼にも似ていないかい~?

 

レンリソウの托葉は2分岐します
托葉は2分岐します。 茎は3稜形で翼があります
レンリソウの托葉(右前部分は隠れてます)
レンリソウの托葉(右前部分は隠れてます)

 

湿った草地を好むようだけど、

なんだかここはだんだん乾燥が進んでいるように感じますね。

治水が進んで、川が氾濫することがなくなったからでしょうか。

 

葉の先端にある、巻きひげも観察してみましたよ。

他の植物に、まるで結んだようにしっかり絡みついていました。

 

 レンリソウの巻きひげは、分岐しません。(エゾノレンリソウは2〜3分岐するようです)
 レンリソウの巻きひげは、分岐しません。   (エゾノレンリソウは2〜3分岐するようです)
レンリソウは、巻きひげを他の植物や仲間に強く巻きつけます
巻きひげを他の植物や仲間に強く巻きつけます

レンリソウの萼は5裂し裂片は不同長。 下側が最長で、4〜5mm
萼は5裂し裂片は不同長。 下側が最長で、4〜5mm

 

雄しべ雌しべが見えないなあーと思ってじっくり写真を見ていたら・・

ハチが吸蜜にやってきて、花の翼弁を押し下げた。

ハチが去ったとき、雄しべと雌しべが見えましたが、

5秒ほどで、パッと翼弁が閉じられました!

とっても大切な花粉ですから、運んでくれるハチが去った後は、

すぐに翼弁を閉じて、守っているのだと思います。

翼弁は、花粉を守るフタの役割があるのですね。

おもしろーい!

 

今までしみじみマメ科の花を観察していなかったので、

新たに知ることができて勉強になったわ。

相方が時間をかけて撮影してくれたおかげです。

 

ハチは花の奥の蜜を吸うために、翼弁と竜骨弁を押し下げます
翼弁と竜骨弁が下げられることで雄しべが露出し、花粉がハチのお腹につけられます
翼弁と竜骨弁は、ハチが離れた瞬間ではなく、数秒後にパッと元に戻ります
翼弁と竜骨弁は、ハチが離れた瞬間ではなく、数秒後にパッと元に戻ります
翼弁と竜骨弁は、ハチが離れた瞬間ではなく、数秒後にパッと元に戻ります

.

ずっと歩き回ってみましたが、

この地点でしか見ることはできませんでした。

カラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)のように、

どこにでも咲けるお花ではないということですね。

 

カラスノエンドウ 小葉は12〜16個。 どっさりはびこっていた
カラスノエンドウ 小葉は12〜16個。 どっさりはびこっていた
カラスノエンドウ よく見れば、君もかわいい
よく見れば、君もかわいい

.

他には、すがすがしいチョウジソウが咲いていました。

ブルーでも紫色でもないようなこの色が、とっても好きです。

まとまって咲いていた場所もあって、見応えありました。

 

チョウジソウ (丁字草) キョウチクトウ科 チョウジソウ属  高さは40〜80cm 環境省準絶滅危惧
チョウジソウ (丁字草) キョウチクトウ科 チョウジソウ属  高さは40〜80cm 環境省準絶滅危惧
チョウジソウの花は、「爽やかブルー」
チョウジソウの花は、「爽やかブルー」
チョウジソウ 爽やかブルーは、有毒植物でもあります。 触れる程度なら大丈夫。
爽やかブルーは、有毒植物でもあります。 触れる程度なら大丈夫。
チョウジソウの花の正面 星型の花。 ヒトデを連想した
星型の花。 ヒトデを連想した
チョウジソウ 花の側面が、丁の字に見えることが名の由来とも
花の側面が、丁の字に見えることが名の由来とも

.

ハナウドアマドコロツボスミレ

オドリコソウなども見ることができました。

 

ハナウド (花独活) セリ科 ハナウド属  2mにもなりますが、ここでは1mほど
ハナウド (花独活) セリ科 ハナウド属  2mにもなりますが、ここでは1mほど
ハナウドの、大きな複散形花序。 まるで夜空の花火のよう・・でもないか。
ハナウドの、大きな複散形花序。 まるで夜空の花火のよう・・でもないか。
ハナウドの花序の外側の花は大きく、更に外側の1弁が他の4弁より大きいのが特徴
花序外側の花は大きく、更に外側の1弁が他の4弁より大きいのが特徴

.

アマドコロ (甘野老) キジカクシ科 アマドコロ属  たくさん群れている場所があった
アマドコロ (甘野老) キジカクシ科 アマドコロ属  たくさん群れている場所があった
アマドコロ? ナルコユリ? 今だに悩むことも
アマドコロ? ナルコユリ? 今だに悩むことも
アマドコロ 花柄と花の接続部にご注目
アマドコロ 花柄と花の接続部にご注目

.

ツボスミレ (坪菫) 別名ニョイスミレ
ツボスミレ (坪菫) 別名ニョイスミレ
オドリコソウ  終盤でした
オドリコソウ  終盤でした

 

別な場所で、もしかしたら見られるかもと思われるお花は?

移動して立ち寄ってみましたが、発見できずでした。

 

この辺りはもうすぐ田植えが始まるようだ。

田んぼに水が流れ込む水路が気持ちよさそう~

春から初夏に・・あっという間に季節が変わってゆくね。

 

 

コメントをお書きください

コメント: 5
  • #1

    ヒゲちゃびん (日曜日, 07 5月 2017 08:27)

    HiroさんKenさんおはようございます。
     レンリソウは図鑑で見たことがあります。
     ただ実際に見たことがありません(ホントです)。
     チョウジソウも綺麗ですね。
     とても上品ですね^^
     更新楽しみにしていますね^^

  • #2

    Hiro (日曜日, 07 5月 2017 08:52)

    レンリソウは図鑑ではあまり明確に解説ないですよね。
    大き目な花でとても品のある凛とした花でした。

  • #3

    ゆき (日曜日, 07 5月 2017 21:40)

    こんばんは、hiroさんKenさん、サクラ草とノウルシの咲いている、場所が、その後、ヨシに、覆われ、レンリソウとチョウジソウの花園に、なりましたね、豆科のレンリソウ、深い紫色が、美しいですね、チョウジソウの爽やかな青も、いいです。写真ありがとうございます、春のお花から、初夏を思わせる、陽気、ゴールデンウィークも、終わり、人の多いことから、解放されて、ゆっくりした気持ちで、お花を見れると思うと、ほっとします。なにより、山道の渋滞も、川や沢に、水遊びの人混みも、マナーが、悪く、苦手ですね。(笑)

  • #4

    Hiro (日曜日, 07 5月 2017 22:24)

    ゆきさん
    連休はどこに行っても人が多いし、
    移動の渋滞もストレスになるので遠出しませんでした。
    静かに花は観察したいものですね。
    レンリソウは今回初めて見ることができました。
    とても品のあるマメ科でした。
    もう初夏になりますね。
    またお花を求めてさまよいます!

  • #5

    Ken (日曜日, 07 5月 2017 22:51)

    大型連休も終わり、また静かに花観察ができるようになりますね。これから咲く初夏の花たちが楽しみです。