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. 9月29・30日   YOUは何しにお山へ?

 

ずっと見逃している花がある・・

東京のお山でも見ることもできる花ですが、

なかなか行けずにいました。

今回は神奈川のお山で見てみたい。

神奈川県のお花に精通していらっしゃる花友さんに情報を頂いて、

初めてのお花に逢いに行きます。

 

工程の2/3は、緩傾斜で歩きやすい登山道だった
工程の2/3は、緩傾斜で歩きやすい登山道だった

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さわやかな秋晴れとなりましたあ

でも前日は神奈川は大雨だったのですよね~

しばしの登りがある尾根道を進む。

いきなり歩き始めたので、ちょいとしんどいわあ。

ホトトギスが登山道を飾ってくれているよ。

草刈りをしていたので、刈られなきゃいいなあ。

 

ホトトギス (杜鵑草) ユリ科 ホトトギス属
ホトトギス (杜鵑草) ユリ科 ホトトギス属
ホトトギス
ホトトギス

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セキヤノアキチョウジシロヨメナ・ヤマトリカブト

秋の花が続くので楽しい。

しかしこの辺りのお花は名前に「ハコネ」を冠する花が多いので、

正確ではないかも知れません。

アザミの仲間は何だろう?

 

セキヤノアキチョウジ (関屋の秋丁字) シソ科 ヤマハッカ属
セキヤノアキチョウジ (関屋の秋丁字) シソ科 ヤマハッカ属
セキヤノアキチョウジ
セキヤノアキチョウジ

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シロヨメナ (白嫁菜) キク科 シオン属
シロヨメナ (白嫁菜) キク科 シオン属

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ヤマトリカブト (山鳥兜) キンポウゲ科 トリカブト属
ヤマトリカブト (山鳥兜) キンポウゲ科 トリカブト属
ヤマトリカブト アップは迫力がある 変わった形の花弁に見える部分は、萼
ヤマトリカブト アップは迫力がある 変わった形の花弁に見える部分は、萼

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フジテンニンソウは鹿に食べられてしまって、

綺麗に刈られたように花がなくなっている~

歩きながらも、鹿の気配を何度も感じた。

お花を食べちゃうのねー

鹿の食害はどこも深刻な問題だ。

 

若いフジテンニンソウは、地面から30〜40cmから先が食われてなくなってしまっていた
若いフジテンニンソウは、地面から30〜40cmから先が食われてなくなってしまっていた
フジテンニンソウの大きめな株は食害を免れていた
フジテンニンソウの大きめな株は食害を免れていた
アザミの仲間
アザミの仲間

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日当たりのよい地点では、アシタカマツムシソウが。

センブリもちょこっと咲き始めていました。

 

アシタカマツムシソウ (愛鷹松虫草) スイカズラ科 マツムシソウ属
アシタカマツムシソウ (愛鷹松虫草) スイカズラ科 マツムシソウ属
葉が丸っこく、厚ぼったかった。 アシタカマツムシソウの特徴
葉が丸っこく、厚ぼったかった。 アシタカマツムシソウの特徴

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センブリ (千降) リンドウ科 センブリ属  咲き始め
センブリ (千降) リンドウ科 センブリ属  咲き始め

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しばし起伏の少ない道を進んで、

ここから急傾斜のきつい登りが始まります。

見たいお花がすぐに見つかればいいなあ~ なんて甘い考えがあ~

そんな気持ちで、ぜーぜーしながら登ってゆく。

キントキヒゴダイと思われる花が咲いていた。

(キントキヒゴタイではなく、タンザワヒゴタイのようです)

 

タンザワヒゴタイ (丹沢平江帯) キク科 トウヒレン属
タンザワヒゴタイ (丹沢平江帯) キク科 トウヒレン属
総苞片開出していないので、タンザワヒゴタイに訂正します(2019.09.11)
総苞片開出していないので、タンザワヒゴタイに訂正します(2019.09.11)
タンザワヒゴタイに訂正しました
タンザワヒゴタイに訂正しました

 

急登坂が非常に足にこたえる~

ここは岩山なんだな。

目的のお花を見るためにと、

ひーひーしながら汗だくにもなり必死になって登る。

 

いやあ~久々に苦しいわ・・

私以上に相方はぽんぽこりんお腹が重くて、歩みも遅い。

何とか先に見つけて「ここまで来れば咲いてるよー」って

叫ぼうと思って先行するが・・

坐骨神経痛があるので、足を上げるたびに腰にきて痛いわあー

私は休み休み登っていく。

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おっとこれは?

ハンカイシオガマのようですが・・

主茎は食べられてしまい、残った花も終わっている。

 

ハンカイシオガマの葉は茎の下部に集まり、羽状に全裂していました
ハンカイシオガマの葉は茎の下部に集まり、羽状に全裂していました

 

えーえー、なに~? まさかもう花はお終いなのかい、

こんなにしんどい思いをして登って来て

花が見られないなんて嫌じゃーー

へとっへとになりながら進み、

若いお姉さん二人が下山してきてすれ違う、

ピンク色のお花はなかったかと聞いてみたけど、

紫色のお花があったと・・うーんどうだろう?

「山頂に行かなくていいの、お花を見に来たの」

「見れるといいですね」と励ましの言葉をもらう。

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女性たちとすれ違ってから少しの登りで・・

咲いていましたあ~~~

大声で「咲いていましたあ!!」と女性たちに報告。

「よかったですねえ!」と答えてくれました。

下にいた相方も励ましてくれて、とても素敵なお二人でした。

ありがとう!

 

やっと出逢えた目的の花! と思ったのだが...
やっと出逢えた目的の花! と思ったのだが...
これがハンカイシオガマかあ! と思ってしまったのだが...
これがハンカイシオガマかあ! と思ってしまったのだが...

 

はあー登った甲斐がありました。

私の叫んだ声が相方にも聞こえて、

何とか元気も沸いて登ってきましたよ。

 

やや終盤でしたが、鮮やかなお花が見れました。

もとまって咲いている様子が見られたのも嬉しい。

YOUは何しにお山へ? はい、お花を見るためでござんす。

見つかったこの感動があるからこそなんだなあ~

 

ふぅ一、一気に疲れが吹き飛んだように撮影開始。

ハンカイシオガマは、図鑑などでは、

しょぼっとした花の写真なんだけど、

なんだか様子が違って見える。

 

シオガマギク (塩竈菊) ハマウツボ科 シオガマギク属 ...だった!
シオガマギク (塩竈菊) ハマウツボ科 シオガマギク属 ...だった!

 

ハンカイシオガマだと思ってヌカ喜びしてしまったが・・

これはシオガマギクだ! ひゃーがっかりだなあ。

やはりハンカイシオガマには遅かったようだー

またこれは宿題が残ってしまったあ。

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傍らには咲き始めた小さなダイモンジソウがいました。

こんなにもよく歩いたもんだーとへなちょこ夫婦で感心する。

ツルニンジンもたくさんありましたよ。

 

下山しながらハンカイシオガマの花殻を数株みつけたので、

来年こそ、早い時期に来て見なきゃね。

 

ダイモンジソウ (大文字草) ユキノシタ科 ユキノシタ属  咲き始め
ダイモンジソウ (大文字草) ユキノシタ科 ユキノシタ属  咲き始め

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ツルニンジン (蔓人参) キキョウ科 ツルニンジン属  まだまだ花が残っていた
ツルニンジン (蔓人参) キキョウ科 ツルニンジン属  まだまだ花が残っていた
ツルニンジンの花を下から
ツルニンジンの花を下から

 

花の情報をご提供下さいました、

神奈川の花友さんに感謝申し上げます。

ありがとうございました。

 

 

せっかくここまで来たので、一泊することにしました。

箱根は観光客がいっぱいですよ。

夕食は、宿で薦められたお店に行ってみた。

これが大失敗~~

 

釜飯が美味しいということだったが・・

肝心のお米は硬くてぽそぽそ、まるで半ナマ炊き。

お味もなんだかなあ、具材もちょびっとで少ない。

結構強気なお値段だったので、我慢して食す。

 

和牛釜飯 ご飯が硬くてうまくない! とKen
和牛釜飯 ご飯が硬くてうまくない! とKen
私は五目釜飯 確かに米がぼそぼそ 味もイマイチ
私は五目釜飯 確かに米がぼそぼそ 味もイマイチ

 

手作り落花生豆腐は、落花生の風味が全くなし。

あーあーこんなお食事なら、ラーメンでもすすった方がよかったなあー

黙っていてもお客さんが来るためか、

魂のこもっていないお料理にはがっかりです。

このお店はもう二度と立ち寄るまい。

アユの塩焼きだけは美味かった、と相方は言います。

 

落花生は遠〜い彼方にいる、手作り落花生豆腐
落花生は遠〜い彼方にいる、手作り落花生豆腐
アユの塩焼きはうまかった、と相方。
アユの塩焼きはうまかった、と相方。

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翌日は、以前見たイズコゴメグサの撮り直しをします。

前回は10月だったので、残り花だったのです。

少しはフレッシュなお花が見れるかな?

 

明るく開放的で、気持ちが良い場所
明るく開放的で、気持ちが良い場所

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タムラソウヤマハッカが風に揺れています。

ススキもどっさり、ゆさゆさ~ 秋だね〜

 

タムラソウ (田村草) キク科 タムラソウ属
タムラソウ (田村草) キク科 タムラソウ属
タムラソウの花
タムラソウの花
タムラソウの葉 アザミ属のような刺はない
タムラソウの葉 アザミ属のような刺はない

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ヤマハッカ (山薄荷) シソ科 ヤマハッカ属
ヤマハッカ (山薄荷) シソ科 ヤマハッカ属
ヤマハッカの4裂した上唇には、紫色の斑紋がある
ヤマハッカの4裂した上唇には、紫色の斑紋がある

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アシタカマツムシソウと一緒に、

イズコゴメグサがたくさん咲いていました。

前回よりもたくさん見られました。

 

イズコゴメグサ アシタカマツムシソウと共に
イズコゴメグサ アシタカマツムシソウと共に
イズコゴメグサとアシタカマツムシソウ
イズコゴメグサ
イズコゴメグサ (伊豆小米草) ハマウツボ科 コゴメグサ属  環境省:絶滅危惧1B類 神奈川県:1A類
イズコゴメグサ (伊豆小米草) ハマウツボ科 コゴメグサ属  環境省:絶滅危惧1B類 神奈川県:1A類
イズコゴメグサ

 

景色もよくて気持ちの良いお山なので、

撮影を念入りに・・

イズコゴメグサは、お花も大きくてとっても素敵です。

ずっとここに咲き続けて欲しいな。

 

イズコゴメグサ
イズコゴメグサ

 

宿題は残っちゃったけれど、

ハンカイさまは、来年またトライ!

神奈川県の花さんぽを楽しんできましたあー

 

アシタカマツムシソウに吸蜜に来たイチモンジセセリ
アシタカマツムシソウに吸蜜に来たイチモンジセセリ
ノコンギクに吸蜜に来たウラナミシジミ♀
ノコンギクに吸蜜に来たウラナミシジミ♀

 

 

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 2019年9月7日 ピンクのお姿見たかった(蕾)

 

 

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