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. 3月25・26日(土・日)  感動のフィナーレ

 

数年ぶりに、新潟のオオミスミソウを見に行こうと計画しました。

ご近所の緑地では、シュンランが開花し、アマナが咲き始めています。

 

シュンラン (春蘭) ラン科 シュンラン属 見頃
シュンラン (春蘭) ラン科 シュンラン属 見頃
アマナ (甘菜) ユリ科 アマナ属 咲き始め
アマナ (甘菜) ユリ科 アマナ属 咲き始め

 

土曜日の上信越道はなんだか所々で渋滞になり、

ノロノロダラダラ走行でした。

初日にゆっくり花さんぽできないじゃないかー

 

休憩をはさみ、到着は午後になってしまったあ~

花友さんが散策したことのある森に入ってみることに・・

アズマシロカネソウやエチゴルリソウが咲くようなんです。

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結構広くて静かな森。 人の気配はまったくない。

池の畔にノウルシの新芽がにょっこり出ていた。

僅かな範囲だけど、ここにも咲くんだね。

 

ノウルシ (野漆) トウダイグサ科 トウダイグサ属 準絶滅危惧 2017.03.25 新潟県 alt=10m
ノウルシ (野漆) トウダイグサ科 トウダイグサ属 準絶滅危惧 2017.03.25 新潟県 alt=10m

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おや、森の中にはアケボノシュスランの葉がたくさんある。

これは咲いたら見事だろう。

サイハンランの葉も、あちらこちらにたくさんある。

ここはラン菌が盛んなのだろうなあー

今は花の季節じゃないのが、残念だ。

 

アケボノシュスラン(曙繻子蘭) ラン科シュスラン属
アケボノシュスラン(花はなし)
サイハイラン  このような密生した葉があちこちにあった
サイハイラン  このような密生した葉があちこちにあった

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キクザキイチゲのブルータイプが咲いていた。

新潟に来ると、このブルーが見られる。

 

キクザキイチゲ (菊咲一華) キンポウゲ科 イチリンソウ属  関東ではブルーは見たことがない
キクザキイチゲ (菊咲一華) キンポウゲ科 イチリンソウ属  関東ではブルーは見たことがない
キクザキイチゲ 白色の花も美しいが、ブルーにも目を奪われる
キクザキイチゲ 白色の花も美しいが、ブルーにも目を奪われる

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ホクリクネコノメなども咲き始めでした。

ちょっと花には早すぎのようでした。

期待していたお花は見つからなかったのだけれど、

チャンスがあればまた来てみたい、素敵な森でした。

 

ホクリクネコノメ (北陸猫の目)ユキノシタ科 ネコノメソウ属
ホクリクネコノメ (北陸猫の目)ユキノシタ科
ホクリクネコノメ まだ蕾が開いていなかった
ホクリクネコノメ まだ蕾が開いていなかった

まだ花の気配がない森。あと少しすれば、様々な花が咲くであろう雰囲気がありました。
まだ花の気配がない森。あと少しすれば、様々な花が咲くであろう雰囲気がありました。

 

まだ陽も落ちてないので、近くの公園に行ってみようか。

花友さんが先週ひと足先に行ったようで、

駐車場から0分でオウレンが見れる!という情報があったので、

立ち寄ることに・・

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ほんとだあ~ オウレン(キクバオウレン)がたっくさーん!!

斜面を見上げればびっしりと咲き誇る。

 

オウレン (黄蓮) キンポウゲ科 オウレン属 艶のある葉が斜面を埋め尽くしていた
オウレン (黄蓮) キンポウゲ科 オウレン属 艶のある葉が斜面を埋め尽くしていた
オウレンで目を引くのは、なんといってもこの大きな葉。 他のオウレン属と見紛うことはありません。
オウレンで目を引くのは、なんといってもこの大きな葉。 他のオウレン属と見紛うことはありません。
オウレンは雌雄異株。 これは両性花。
オウレンは雌雄異株。 これは両性花。

 

お散歩に訪れる人も多く、

キクザキイチゲも咲いていますよと教えてくれた。

しかし・・皆さん見慣れているのか?

オウレンには見向きもしません。

これでもかというくらいに咲くオウレン畑を堪能しました。

 

オウレンの雄花
オウレンの雄花
左は両性花、右は雄花。 今回も雌花は発見できず・・
左は両性花、右は雄花。 今回も雌花は発見できず・・
オウレンの根生葉は長い柄がある1回3出複葉。小葉は3裂し不揃いな欠刻状の鋸歯があります。やや硬い。
オウレンの根生葉は長い柄がある1回3出複葉。小葉は3裂し不揃いな欠刻状の鋸歯があります。やや硬い。

 

もっとどこかで散策をと考えておりましたが、

夕暮れになってしまったので、

宿泊地の柏崎に向かいました。

柏崎にしたのは・・おなじみのおおはしさんでノドグロを食べたいがため。

 

ノドグロは1080円から5000円くらいまで、10ランクほどあります。

サイズ別の価格と数量の表を見せてくれる。

気張って大きいのを食べられるわけじゃないので、

私は1500円ほどのものを、相方は2000円を切るくらいのサイズの

ものを注文。 胃袋と懐具合で大きさを選べるのが嬉しい。

 

ノドグロ塩焼き定食
ノドグロ塩焼き定食
ノドグロはやはり塩焼きが一番かも!
ノドグロはやはり塩焼きが一番かも!

タイ中心の刺し身盛り合わせ。超新鮮で旨い!
タイ中心の刺し身盛り合わせ。超新鮮で旨い!
定食にはこんな添え物がつく
定食にはこんな添え物がつく

 

やっぱりノドグロはうまあーいなあ~

新鮮な鯛のお刺身も食べられて、大満足じゃ~

 

定食のサービスで、イサザ(シロウオ)の踊り食いがつきました。

2匹だけだけど、なんだかかわいい~

私はどうも・・生きたままって、食べられませんでした。

かわいいおめめを見てしまったので・・無理です。

 

(再生後に表示される動画は、当ページとは無関係です)

 

翌29日は、久しぶりにオオミスミソウを観察です。

山に向かうと・・係員さんが「朝八時半から上の駐車場は

満車なので、山の向こうに下って、海岸から登ってください」と。

えーー! そんな時間はないよー どうするよ?

結構な登山になってしまうじゃないかあー

 

10年位前は、人っ気はそんなにも多くなかったのに、

最近はものすごい人気の山になってしまったのね。

四国からバスでやってくるツアーもあるそうですよ~

少々興ざめしてしまって・・

上の駐車場の係員さんは、路肩に寄せて駐車してもいいというので、

広めの路肩を見つけて停めることができました。

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登山道を登り始めると、すぐさまぽつぽつと

オオミスミソウが咲いているのが見えます。

濃い紫色や濃いピンクもちらほら見えます。

下からわいわいがやがやと、大勢の人が登って来たので、

すぐさま辺りのお花を撮影します。

オオミスミという名のとおりに、花も葉も大きいのが特徴です。

新潟の方は雪割草と呼びますが・・ これは園芸名で、

本来のユキワリソウは、サクラソウ科の植物ですね。

  

オオミスミソウ (大三角草) キンポウゲ科 スハマソウ属 本州日本海側山地に分布
オオミスミソウ (大三角草) キンポウゲ科 スハマソウ属 本州日本海側山地に分布
オオミスミソウは色のバリエーションがとても豊富
オオミスミソウは色のバリエーションがとても豊富
オオミスミソウは、白色〜ピンク色〜紫色〜藍色と、様々な色の花が咲きます。
白色〜ピンク色〜紫色〜藍色と、様々な色の花が咲きます。
オオミスミソウ 咲き始めで小さいが、濃いピンク色の花
咲き始めで小さいが、濃いピンク色の花
オオミスミソウの花弁に見る部分は萼片で、萼片のすぐ下で緑色の萼片に見える部分は、茎葉です。
花弁に見る部分は萼片で、萼片のすぐ下で緑色の萼片に見える部分は、茎葉です。
オオミスミソウの花色も多様なら、そのグラデーションも変化に富み、見飽きることがありません
花色も多様なら、そのグラデーションも変化に富み、見飽きることがありません
オオミスミソウの高さは10〜15cm、花の径は1.5〜2cmほどです。
高さは10〜15cm、花の径は1.5〜2cmほどです。
オオミスミソウは葉も大きい! 上の葉は側小葉の差し渡しで約7cmありました。
オオミスミソウは葉も大きい! 上の葉は側小葉の差し渡しで約7cmありました。

 

色とりどり豊富なカラーバリエーションがあるのが楽しいです。

山頂付近ではピンク系が減っているようなので、

ここで目についたお花で十分になってしまった。

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ナニワズも咲いています。 

 

ナニワズ
ナニワズ
ナニワズ (難波津) ジンチョウゲ科 ジンチョウゲ属
ナニワズ (難波津) ジンチョウゲ科 ジンチョウゲ属

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十分見ることができたので、頂上まで登りつめる気力もなくなり、

コシノコバイモを見たら帰ろうかー

コシノコバイモは、開花しているのを登り始める前に

斜面の上部で見つけたが・・

あれー、登山道脇にもなかったかしら・・?

 

植物監視員の腕章をつけた方がいたので、

ここにコシノコバイモありませんでしたっけ? と聞いてみた。

すると・・「咲いていますよ」って。

よーく目を凝らすと、ありましたわ~ 開花していないと

非常に見つけにくい。

 

それからこの周辺一帯のコシノコバイモを全部教えてくれました。

あるわあるわ~ まだつぼみ状態のものがたくさんいます。

監視員さんの観察眼が素晴らしくて、感心しちゃいました。

ご親切に教えて下さり、ありがとうございました。

 

コシノコバイモ (越の小貝母) ユリ科 バイモ属  まだ咲き始め
コシノコバイモ (越の小貝母) ユリ科 バイモ属  まだ咲き始め
開花しているコシノコバイモの花もありました。しかも2連。
開花している花もありました。しかも2連。
コシノコバイモの内花被片と外花被片はそれぞれ3個。 内花被片の縁にのみ、鋸歯状の小突起があります。
内花被片と外花被片はそれぞれ3個。 内花被片の縁にのみ、鋸歯状の小突起があります。
うつむく花を真下から。 花被片内側の腺体が見えます。 先端が3裂した柱頭とぷっくりした葯が見えます。
うつむく花を真下から。 花被片内側の腺体が見えます。 先端が3裂した柱頭とぷっくりした葯が見えます。

 

相方はコバイモの仲間が好きなようです。

熱心に撮影しておりましたよー

新潟はとてもいい天気で晴天でしたが、

群馬に入ると雪か雨の予報でした。

明るいうちに峠越えをしたいので、山を降りましょう。

 

ランチは新潟のファミレスに立ち寄る予定でいたので、

(相方が熱望していた)一番近い「レストラン三宝」に向かいます。

何度も新潟を訪れておりますが、見かけていたものの、

入店したことはありませんでした。

先日はテレ東の「カンブリア宮殿」で取り上げていました。

 

手作りにこだわり、地元の方々に愛されて、

社員やパートさんの意欲を向上させるシステムが

会社好調の秘訣であると。

お昼を回っていますが、もうたくさん並んで待っています。

それでも店員さんの配慮や気配りができていて、

お客をいらつかせない。

店内の座席数も多く、手入れをした中庭もある。

メニューは中華・和食・洋食となんでもあって驚く。

お料理のお味もいいです。

 

人気の秘密がよーく見えました。

テキパキ動きチームワークよく働くスタッフにも感心します。

社員教育だけでなく、納得のいく報酬も与えられてるからだろうと

感じました。

新潟のファミレス三宝さんを、大手ファミレスなど見習ったらどうよ~?

 

五目旨煮麺760円と餃子150円(通常は300円)
五目旨煮麺760円と餃子150円(通常は300円)
ステーキ御膳 1680円 柔らかいお肉でした
ステーキ御膳 1680円 柔らかいお肉でした

 

関越トンネルを抜けたら、谷川岳は雨でした。
雪じゃなくてよかったと安堵。
ノーマルタイヤなのでヒヤヒヤしてました。
しかし・・ずーっと東松山まで、のんべんだらりとした

渋滞に巻き込まれましたあ~~
なんだかなあー・・ みんなどこに行ってたん??
三芳PAに着いたのが5時過ぎ・・
相方はどっぷり疲れてしまったようだ。
あーー、今日は大相撲春場所の千秋楽じゃない!!
稀勢ちゃんがあ~~ 心配じゃー 高安も~~

 

運転しながらテレビの音声を聞いていても気になって仕方がないからと、

PAで相撲中継を観てから帰ることにした。

稀勢ちゃんは、昨日は鶴竜に負けてしまった。

左の腕の痛みは相当なようだと見受けられたが、

痛みを押してまで休場を避けた稀勢ちゃんの気迫には驚いた。

横綱の意地だったのだろうか。

怪我をしている相手に鶴竜もやりにくかっただろうが・・

土俵に出したあとに鶴竜も気遣っている手つきをしたのだ。

そっと稀勢ちゃんの腰を抑えていました。

なかなかいいやつじゃ。

 

照ノ富士は好調でしたので、

負けても仕方なしとも思っていましたが・・

後悔なく取り組みしてほしいと願い、

「照ノ富士今日は勝てないよパワー」を画面に向かって送る私でした。

もう祈りしかありません・・

勝てるぞ稀勢の里~~~!

そして・・・ やってくれましたあ!!

ぎゃーーっと大騒ぎをして車の中で叫び喜ぶ二人。

異様な車がいると、周囲に停めた人は感じたかも。

 

優勝決定戦だ!!

これは奇跡が起こるかもしれん。

勝つぞ勝つぞ!!!!

左の腕は使えない・・

足と右腕を使って小手投げで逆転勝利を掴んだあ! 優勝だあ!!☆

 

なんとも言えぬ感動が湧き上がり涙がこぼれた。

相方は思わずバンザイをして、車の天井をバーン!と突いてました。

稀勢の里の一途な相撲道に、日本中の人が心打たれたであろう。

なんだか私も力水をもらった気がしました。

観戦中、うちの赤い車は揺れに揺れておりましたぞー

 

座布団が飛びませんでしたね、と言った方がいらっしゃったようですが、

感動のあまりにそんなこと出来ないような状態であり、

会場では泣いている人が多かったそうです。

稽古の賜物と、先代親方の魂が見えない力を与え、

怪我という試練もあえて乗り越えさせたのかも。

 

サラブレッドでない稀勢の里が、本物の男気を見せてくれた。

号泣していたという高安との師弟愛も垣間見えて、

二人の力士の今後が益々楽しみになり・・

稀勢ちゃん熱がさらに熱くなって、

おばさんも燃えるぞ~~メラメラア~(炎)

 

感動のフィナーレを観戦し、

今回の花さんぽ、気分爽快でありました!