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. 6月7日(水)    ぐるっと日帰り愛知

 

先日チーバでクサナギオゴケを見て、

シロバナクサナギオゴケも見てみたいなあーと思っていたところ、

愛知県の花友さんが、私たちのために探りに行ってくれました。

ずばり自生地を発見!との連絡をしていただきましたので、

善は急げ!!と早速、愛知に向けて出発です。

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天気は下り坂。雨ザーザーになる前に見れたらいいね。

午前中には現地に到着。

この辺りと歩いたが・・ないじゃなーい。

花友さんの説明をもう一度内容確認したら、見つかりました!

シロバナクサナギオゴケちゃんだあ~

 

シロバナクサナギオゴケ (白花草薙尾苔) キョウチクトウ科 カモメヅル属
シロバナクサナギオゴケ (白花草薙尾苔) キョウチクトウ科 カモメヅル属
シロバナクサナギオゴケ  ようやく見ることができました
シロバナクサナギオゴケ  ようやく見ることができました

 

あれれれれーチーバのクサナギオゴケと花色以外も雰囲気が違うような、

まず蔓の長さが短いこと、花のつき方もやや異なるような気もします。

全体的に小さい感じもするね。

クサナギオゴケがそのまま白になったのだろうなと

思っていたのだけど、どうもそうではないかも知れません。

 

シロバナクサナギオゴケ 夜空に輝く星のようです
夜空に輝く星のようです

 

白というよりも、やや緑も含むようなクリーム色

終盤になっていましたが、

咲き残っていた花があったので、急いでやって来て良かったわ☆

今年は紅白両方見ることができたぞー

 

シロバナクサナギオゴケ 花の形状は、クサナギオゴケよりイヨカズラに近い印象を受けました
花の形状は、クサナギオゴケよりイヨカズラに近い印象を受けました

 

さあ、ここからさらに移動します。

花友さんが前夜に資料を作成して送って下さったので、

そこに咲く花を見に行きます。

昨年も見てみたい花の一つだったのですが、

全く場所がわからなかったので、断念していました。

愛知に向かう私たちのために、

花友さんが時間を費やして資料を作って下さったことは、

本当にありがたいです。

 

移動には1時間半はかかりました。

ポチポチ雨も降り出してきちゃったわ。

低山のお山が連なっていますが、

森はとても深くて、自然がいっぱい。

 

登山道から登っていきます。

なんだか変だなと思いながら進みます。

間違えてちょいと遠回りの道で登ってしまったようです。

その後は資料の説明通りに歩き、この辺りから咲いているだろうと

目を凝らします。

薄暗い林の中なので、なかなか花を探す目が慣れません。

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あったね!!

ウスキムヨウラン(ウスギムヨウラン)が咲いていましたあ!

結構にょきにょきとたくさん出ているし、小さな株もあるので、

絶対に踏まないように気を付けながら、撮影開始です。

 

ウスキムヨウラン (薄黄無葉蘭) ラン科 ムヨウラン属  お初の花です
ウスキムヨウラン (薄黄無葉蘭) ラン科 ムヨウラン属  お初の花です
ウスキムヨウラン  花はほとんど半開のためなかなか中を見ることはできません
ウスキムヨウラン  花はほとんど半開のためなかなか中を見ることはできません
ウスキムヨウラン  萼がやや緑色がかった花
ウスキムヨウラン  萼がやや緑色がかった花

 

ばちっと開花している花はほとんどなく、半開以下ですが、

とても良い状態で開花しているものもありました。

よーく見ると、とっても美しいランです。

唇弁が細かく複雑にひだがあり、突起の先端は

明るい紫色になってるじゃない!

ひっそり森に咲く、魅惑のウスキムヨウランだわね。

 

ウスキムヨウラン 平開にはほど遠いですが、他の花と比べたら、十分に開いた花がありました
平開にはほど遠いですが、他の花と比べたら、十分に開いた花がありました
ウスキムヨウランの唇弁は反り返り、多数の毛状突起があります
唇弁は反り返り、多数の毛状突起があります
ウスキムヨウランの唇弁は白色地で、淡黄色の毛状突起が多数あり、その先端は赤紫色でした
唇弁は白色地で、淡黄色の毛状突起が多数あり、その先端は赤紫色でした

 

見回すと同じ種類の樹木の林床にだけ咲いているので、

この木に関係する菌との関係があって、咲けるのだろう。

しかし薄暗いこともあり、とても撮影が難しい花です。

何とか粘って撮影してみました。

 

ウスキムヨウランの唇弁は縮れたようなしわがあり、白色の部分にも少し毛状突起がありました
唇弁は縮れたようなしわがあり、白色の部分にも少し毛状突起がありました

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他には、スズカカンアオイツルアリドウシコアジサイ

オオバノトンボソウの花芽など。

 

スズカカンアオイ (鈴鹿寒葵) ウマノスズクサ科 カンアオイ属  葉は光沢があり斑紋が入ります
スズカカンアオイ (鈴鹿寒葵) ウマノスズクサ科 カンアオイ属  葉は光沢があり斑紋が入ります
スズカカンアオイの花の正面
スズカカンアオイの花の正面
スズカカンアオイの花の側面  萼裂片が萼筒より長いのが特徴
花の側面  萼裂片が萼筒より長いのが特徴

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ツルアリドオシ (蔓蟻通) アカネ科
ツルアリドオシ (蔓蟻通) アカネ科
コアジサイ
コアジサイ

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オオバノトンボソウの花芽
オオバノトンボソウの花芽

 

静かな森で、貴重なウスギムヨウランを見ることができて良かったです!

自分たちでは、探し当てるのは相当困難なことです。

距離もあるので、そうそう何度も散策にも行けません。

愛知県のSさんには、深く感謝申し上げます。

色々とお手間をかけさせてしまい、申し訳ありませんでした。

 

日帰りですので、のんびりもしていられないので帰路に着くことに。

行きは新東名、帰りは中央道。

お昼も食べずに歩いていたので、恵那峡SAで休憩タイム。

ここのお水が美味しいかったあ。

 

一日で700km以上走りました。

相方が「眠眠打破」を飲みながら運転頑張ってくれましたあ!

ご苦労様でした。

 

 

コメント: 4 (ディスカッションは終了しました。)
  • #1

    薫る風 (土曜日, 10 6月 2017 19:39)

    ウスギムヨウラン、不思議な形ですね。
    遠目だと、楚々と咲いてる花みたいだけど、よく見ると華やかな花。
    ありがとうございました。

  • #2

    Hiro (土曜日, 10 6月 2017 20:09)

    薫る風さん
    ウスギムヨウランとても神秘的な美しいランでした。
    なかなか開いたものがなかったのですが、
    一株だけ綺麗に開花していました。

  • #3

    ゆき (土曜日, 17 6月 2017 17:58)

    こんばんは、hiroさん、Kenさん、愛知の花さんぽのクサナギオゴケ、星形のきれいなお花ですね、ツルアリドウシの星形も、可愛らしい、ウスギムヨウランも、貴重なお花ですね、カメラのレンズごしのウスギムヨウランのアップ、美しさが、伝わりました。日帰り、お疲れ様でした、長時間のドライブ、すごく疲れと睡魔が、でますね。写真ありがとうございます。

  • #4

    Hiro (土曜日, 17 6月 2017 21:06)

    ゆきさん
    白いクサナギオゴケ見ることができました。
    ちょっと雰囲気が違ったので、不思議な感じでした。
    日帰り強行軍で行ってきましたので、相方は疲れたと思います。