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. 9月6日(水)   秋のマヤちゃ~んチェーック!

 

今日は霧雨で涼しいぞー

そろそろ秋咲きのマヤちゃんが顔を出すのではないかと、

近くを散策します。

 

7月と比べると数はぐっと少ないのですが・・

にょーっと新芽が出ています。

夏咲きと同じ場所に出現している確率が高いようです。

 

秋咲きのマヤラン新芽  傍らには、7月初旬に咲いた夏咲きの殻がありました
秋咲きのマヤラン新芽  傍らには、7月初旬に咲いた夏咲きの殻がありました
マヤランの新芽 数十センチの距離に夏咲きの殻がありました。 黒点は泥ハネ
マヤランの新芽 数十センチの距離に夏咲きの殻がありました。 黒点は泥ハネ
花つきの良い新株。 このページの写真は、すべて2017年9月6日の撮影です
花つきの良い新株。 このページの写真は、すべて2017年9月6日の撮影です

 

相方が6月に数をチェックしているので、

比較調査結果が楽しみだ。

なぜ秋にも咲くのだろうと、不思議に思っている。

二人であれやこれやと想像を膨らませてはいるが・・・

 

夏咲きが多数発生した場所にも秋咲きが発生した。 夏咲きは、黒変した茎しか残っていない状態。
夏咲きが多数発生した場所にも秋咲きが発生した。 夏咲きは、黒変した茎しか残っていない状態。

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あれれーー?!

サガミランもなのか!!

ここでサガミランの秋咲きを見るのは、初めてです!!

夏と同じ場所で6株あり、今にも咲きそうです。

これは驚いたあ~

サガミも秋に開花するとは思わなかったあーー

 

秋咲きサガミランの新株。 7月5日に花を観察した夏咲きの茎が横に残っています
秋咲きサガミランの新株。 7月5日に花を観察した夏咲きの茎が横に残っています

 

ネジバナにも秋咲きのタイプがあるようだが、

狂い咲きでなく、染色体が違うそうです。

 

「日本のランハンドブック」によると、

マヤ・サガの花期は「6月から10月」となっていて、

その範囲には入っているけどもね...。

 

夏に開花し、結実し、黒くなった殻も消えかけようとしているときに、

まったく新しい株が出現する。

これはどういうことなのでしょう?

菌との関係が作用しているというのが、有力かな?

梅雨と秋雨によって、菌根菌が活性化するとか?

 

花期が7月上旬〜9月上旬と極端に長く、出現率のピークが

7月上旬と9月上旬の2回、あるのかも知れない。

7月中旬〜8月中旬は、暑すぎて休眠期間?

それとも近縁だが、別種だったりして??

 

秋咲きサガミランは、間もなく開花しそうです
秋咲きサガミランは、間もなく開花しそうです

 

夏には咲いていなかった場所では、

しっかり開花したマヤちゃんが。

ひとシーズンに、2度も見られるのは嬉しいなあ。

 

きれいに咲いたマヤラン このポイントで初めて発見 夏も出現していなかった
きれいに咲いたマヤラン このポイントで初めて発見 夏も出現していなかった
秋咲きマヤラン 夏咲きと外見上の相違点はあるのだろうか?
秋咲きマヤラン 夏咲きと外見上の相違点はあるのだろうか?

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カリガネソウも咲いたかなと向かってみたが・・

ずいぶんと株数が減っていました。

なんだか淋しい・・

花には早くて、一個だけ開花しています。

愛嬌あるカリガネソウは、毎年楽しみな花でもあります。

 

カリガネソウ (雁金草) シソ科 カリガネソウ属
カリガネソウ (雁金草) シソ科 カリガネソウ属
1年前は花をたくさんつけていたが... 1個のみ開花
1年前は花をたくさんつけていたが... 1個のみ開花

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アキカラマツ・シラヤマギク・センニンソウ・

ツリガネニンジンなども。

秋の彩になったわね。

花シーズンも残りわずかと思うと、

また一年早かったなあ~としみじみです。

今年は未見のお花中心に回ってきました。

見つけることが出来ないお花もあったりでしたが、

課題が残るのも来年の励みになるかなあ~

 

アキカラマツ (秋唐松) キンポウゲ科 カラマツソウ属
アキカラマツ (秋唐松) キンポウゲ科
ツリガネニンジン いろいろな植物が絡んでいた
ツリガネニンジン いろいろな植物が絡んでいた

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6月に見つけたシャクジョウソウは、こんな姿に
6月に見つけたシャクジョウソウは、こんな姿に
アカスジキンカメムシの5齢幼虫がいた
アカスジキンカメムシの5齢幼虫がいた

  

前回の花さんぽで、茎が折れていたお花は、

私たちが踏み荒らしたり、折ったりしたものではありません。

発見時には、すでに折れて落ちていました。

観察時には、細心の注意をしながら撮影しております。

自生地の詳しい状態などをお伝えすることはありませんが、

動物も生息する場所でもあり、

小さな植物の上には樹木が生い茂っていたりもします。

今回見た状態は、人の手で折ったという形跡ではありませんでした。

落ちてしまっていた花は、観察後、元の場所に戻しました。

 

「こんなお花のようなかんざしあったらなあ」とかは、

あまりの美しさに女子力が沸き上がる言葉の表現であり、

植物の自然美に魅了されてしまうためであります。

以前美大で学ぶ娘が「芸術の原点は、植物からだ」

と言っていたことを思い出しました。

 

誤解を招く表現であったかもしれませんが、

私は小説家でもないので、

直感的に自分で感じたことを記したいと思います。