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. 8月20日(日)    この森にひっそりと

 

見たいお花が見れない、ついてない日々が続きましたが、

今回は期待を膨らませて出かけます。

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南信州に向かいますが、

途中で富士山麓に寄り道して花の確認に・・

ちょいと歩くと、あれ、ジンバイソウが咲き始めかな?

立派な株が一本立ち上がっていましたが、花はまだ蕾でした。

 

ジンバイソウ (神拝草) ラン科 ツレサギソウ属
ジンバイソウ (神拝草) ラン科 ツレサギソウ属
ジンバイソウの花は、まだ蕾でした。 開花まで数日?
ジンバイソウの花は、まだ蕾でした。 開花まで数日?

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少し奥に入ると、ハクウンランがたくさん咲いていました。

ここのは白色タイプばかりですね。

近くで登山の人がお昼休憩していたのですが、

ガサガサと撮影に夢中になり、失礼しました。

 

ハクウンラン(白雲蘭) ラン科 ハクウンラン属  2017.08.19 山梨県
ハクウンラン(白雲蘭) ラン科 ハクウンラン属  2017.08.19 山梨県
ハクウンラン
ハクウンラン
ハクウンランの花 唇弁の先端は、ほぼ真横になります
ハクウンランの花 唇弁の先端は、ほぼ真横になります

 

今年こそ花をと見上げた木の上では・・

ありゃまーお花が咲いてない。

もーこの花もあちこちいって探し回ったりしましたしねえー

情報を頂いた場所では花が終わっていたりでしたが、

今年は遅いのだろうか?

また再チャレンジ花となりました。

いつ見られるんだかあ~

 

ここから南信州に行って宿泊し、翌日の観察会に備えます。

夕飯はがっつり焼肉と意気込みましたが~

なんじゃー? うま味のない脂の多いお肉にうんざりでしたあーー

お店の選択、大失敗!

 

 

翌日曜日は雲り空でしたが、

花さんぽにはちょうど良い天候だ。

今回はkさんからのご厚意により、

観察会に参加しませんかとお誘いを頂きました。

ずっと見たい花の一つで、南信州か岐阜かと

調べていた花でもありました。

せっかくのチャンスなので今年こそ!と参加させていただきました。

 

登山のスペシャリストであるKさんとご友人お二方、

初めてお目にかかりました。

はつらつウーマンで活発に行動されていらっしゃいます。

当HPもご覧いただいており、とても嬉しく、感謝したします。

また、お優しい先生の解説やお話は興味深いものがあります。

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大きなハナノキをご案内してくださった。

木曽川流域の山間湿地に自生している。隔離分布しているのは大町市。

環境省が絶滅危惧Ⅱ類に指定しています。

 

ハナノキ (花の木) ムクロジ科 カエデ属  雌雄異株。この木は雄株
ハナノキ (花の木) ムクロジ科 カエデ属  雌雄異株。この木は雄株

 

立派な大木に、年月を重ねてきた重厚さを感じました。

変わりゆく環境に負けじと、ここにどっしりと生き続けて欲しい。

そして地元の若い人たちに貴重なハナノキを守る活動を

受け継いでほしいものです。

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お山に向かい、森に入ります。

ここは私有地ですが、観察会の先生が事前に山主さんの

許可を取ってくれていました。

 

歩き出すと・・あれま、もうここにいるじゃない!

わっちゃーー、これはちっこいなーー

ハクウンランくらいかと思いましたが、一回りは小さく見えました。

ヤクシマヒメアリドオシランです。

 

ヤクシマヒメアリドオシラン (屋久島姫蟻通蘭) ラン科 ハクウンラン属
ヤクシマヒメアリドオシラン (屋久島姫蟻通蘭) ラン科 ハクウンラン属

 

名前に「アリドオシラン」が含まれますが、アリドオシランとは

属も異なり、花の形もまったく違います。

花の形は、同じハクウンラン属のハクウンランオオハクウンラン

似ています。

 

唇弁がハカマ形のハクウンランとは、ちょっと様子が違います。

ヤクシマヒメアリドウシランは、唇弁の先の形状が異なり、

先端が斜めになって角がやや鋭角になります。

 

ヤクシマヒメアリドオシランとハクウンランは、特に唇弁の先端部の形状が異なります
ヤクシマヒメアリドオシランとハクウンランは、特に唇弁の先端部の形状が異なります

 

ピンと尖っているものや、あいまいな尖りのものもある。

目が慣れてくると次々と見つかります。

 

ヤクシマヒメアリドオシランの中でも、少し変わった形状の唇弁をもつ花
ヤクシマヒメアリドオシランの中でも、少し変わった形状の唇弁をもつ花
花茎の色は緑色や薄茶色のものがあった
花茎の色は緑色や薄茶色のものがあった
直径20mmの1円玉と大きさを比較してみて下さい
直径20mmの1円玉と大きさを比較してみて下さい
ヤクシマヒメアリドオシランの花の正面  側花弁は見えにくい
ヤクシマヒメアリドオシランの花の正面  側花弁は見えにくい
ヤクシマヒメアリドオシランの花の側面  花柄子房にねじれが確認された
ヤクシマヒメアリドオシランの花の側面  花柄子房にねじれが確認された
ヤクシマヒメアリドオシランの葉  長さは7〜8mmほど
ヤクシマヒメアリドオシランの葉  長さは7〜8mmほど

 

観察会の皆さんがとても親切で、

「ここに花がたくさん付いているのがあるよ」などと

撮影に夢中になっている私たちに必ず声をかけてくれる。

みなさんがとてもお優しいのです。

ゆっくりモードで撮影しているので、ご迷惑かけたかも知れません。

 

たくさんまとまって咲いている株もありました
たくさんまとまって咲いている株もありました

 

林内には、ツルリンドウも開花していました。

 

ツルリンドウ (蔓竜胆) リンドウ科 ツルリンドウ属
ツルリンドウ (蔓竜胆) リンドウ科 ツルリンドウ属

 

冬虫夏草を見つけたと、見せて頂いた!

初めて見たよ~~ すごいなあー カメムシタケですってー!

凄い!!さすがに観察眼が違う。

熱心な先生から学ぶことは多い。

地元のお山を愛する気持ちも伝わってくる。

 

カメムシタケ  冬虫夏草の一種 カメムシの成虫に感染するキノコだそうです
カメムシタケ  冬虫夏草の一種 カメムシの成虫に感染するキノコだそうです

 

ヤクシマヒメアリドウシランは、あちらこちらと点々と咲いていました。

先生のお話によると、この地域で発見されたものは遺伝子レベルなどの

専門的な研究がなされていないそうだ。

ヤクシマヒメアリドウシランと外見的な特徴が同じということで、

そのままになっているとのこと。

詳しく調べてみたら、実は違っていたりするかもしれませんね。

「シナノハクウンラン」がいいんじゃない~

アリドオシランには、まったく似てないから・・

ただ、屋久島のように湿った場所に咲いているのは確かですね。

 

ヤクシマヒメアリドオシラン コケの林の中にも点々と咲いていた(小さくて見えないので矢印をつけました)
コケの林の中にも点々と咲いていた(小さくて見えないので矢印をつけました)
コケの中に咲くヤクシマヒメアリドオシラン
コケの中に咲くヤクシマヒメアリドオシラン
ヤクシマヒメアリドオシランは、沢沿いの湿った場所にも多く咲いていた
ヤクシマヒメアリドオシランは、沢沿いの湿った場所にも多く咲いていた

 

この場所の環境が残る限り咲き続けます。

どうか変わらずに守り抜いていってほしいですね。

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アオフタバランも咲いているかもと進みます。

運良く立ち上がって咲いているものが見つかりました。

のんびり撮影している間に、

みなさんはもっと先まで進んで見つけたそうです。

アオフタバランのお花を見たことなかった方、良かったですね!

 

アオフタバラン (青二葉蘭) ラン科 フタバラン属
アオフタバラン (青二葉蘭) ラン科 フタバラン属
アオフタバラン  見頃の時期は若干過ぎてしまっていた
アオフタバラン  見頃の時期は若干過ぎてしまっていた
アオフタバランの花
アオフタバランの花
アオフタバランの葉 少し欠けてしまっていた
アオフタバランの葉 少し欠けてしまっていた

ヤクシマヒメアリドオシランとアオフタバラン
ヤクシマヒメアリドオシランとアオフタバラン

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咲き始めのホツツジもありましたよ。

 

ホツツジ (穂躑躅) ツツジ科 ホツツジ属  白花かな?
ホツツジ (穂躑躅) ツツジ科 ホツツジ属  白花かな?

 

お昼の用意をしてこなかった私たちに、

皆さんがおすそ分けしてくださいました。

お陰様で十分お腹がいっぱいになりました。

至れり尽くせりで大変皆さんにご面倒かけてしまい

申し訳なかったです。

すっかり甘えさせていただいて、感謝の気持ちでいっぱいです。

本当にありがとうございました。

とても素敵な皆さんとご一緒できて、素晴らしい観察会でした。

 

とても自分たちでは探し出せない、

ヤクシマヒメアリドウシランの自生地だったねと、

人の温かさにも触れて、相方としみじみ沁みた一日となりました。

 

今回の花さんぽは、Kさんのお陰でございます。

お声をかけてくださりありがとうございました。

是非またどこかでご一緒させてください。

 

 

コメント: 4 (ディスカッションは終了しました。)
  • #1

    薫る風 (火曜日, 29 8月 2017)

    楽しみに今日の日を待っていました。
    詳しい写真と説明、ありがとうございます!
    さすがですね。きちんとまとめられていて、よおくわかります。
    ヒメさまも喜んでいるでしょう。
    これからもよろしくお願いいたします。
    ありがとうございました!

  • #2

    ヒゲちゃびん (火曜日, 29 8月 2017 21:12)

    HiroさんKenさんこんばんは〜
    屋久島にでも本当に行ってきたと思いました。
    ヤクシマアリドオシランが南信州に咲いているのですね^_^
    ラン科の植物が多いですね。
    なんか花観察が楽しく感じますね。
    私の方は今週の日曜に成東に行き、今日ツルリンドウを探しに高尾山に行きました。
    チーバはやはり植物が豊富ですね。
    ゴマクサやミミカキグサ類 コモウセンゴケなど初花が見れてスタッフの方々が気持ちの良い人でいろいろ山野草教えてもらいました。
    高尾はやはり小仏川沿いの植物の多さと平日で小仏城山の茶屋で冷えたビールが飲めたのが嬉しかったですね^_^
    高尾はほぼマメ科の勉強していた気がしますね。フジカンゾウやヌスビトハギの種類は楽しめました。
    更新楽しみにしていますね^_^

  • #3

    Hiro (水曜日, 30 8月 2017 00:53)

    薫る風さん
    お待たせしました!
    やっと公開となりました。
    詳細な説明も相方が作りましたので、
    時間がかかってしまいました。
    念願のヤクシマアリドオシランが見れて大感激でした。
    本当にありがとうございました。
    お菓子がとてもお上品なお味で美味しかったです。
    充実した観察会で皆様に感謝致します。
    こちらこそ今後もよろしくお願いいたします。


    ヒゲちゃびんさん
    屋久島まで行ける余裕がありませんの・・
    南信州で見ることが出来ました。
    チーバの湿原も何度か行っています。
    貴重な湿地なので大事に残したいものですね。

  • #4

    中途半端 (水曜日, 30 8月 2017 21:34)

    ハクウンランは見られませんでしたがヤクシマヒメアリドウシラン、アオフタバラン、サクライソウ(果実)等去年見られなかった植物が今年の日帰り遠征で見させてもらいました。

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