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. 6月24日(土)   初めまして、タンちゃん

 

数年前に福島県の花友さんが発見した、菌従属栄養植物のラン。

私たちと同様ご夫婦で花を観察されていますが、

奥さんが森の中で別の花を探索中に、偶然見つけられたそうです。

ぜひ拝見したいなとお願いしていたところ、

今年の開花状況をお知らせくださり、更に今回はご主人が

ご一緒していただけるという、嬉しいお言葉を頂きました。

 

見たい見たい!ウキウキで福島に向かいます。

我が家からは3時間以上はかかるのですが、

なんだろう、出身地の栃木県を抜けていくためか、距離を感じません。

 

先に5月にちょこっと立ち寄ったエリアの様子を見ます。

タツナミソウらしき葉があったのですが・・

おや、もう種になっているものが多いね。

何だろう? ヤマジノタツナミソウ?トウゴクシソバタツナミ?

タツナミソウの仲間も、なんだか難しいのだあー

イチヤクソウや、小さなクモキリソウも咲いていました。

 

ヤマジノタツナミソウ... かな?
ヤマジノタツナミソウ... かな?

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イチヤクソウ (一薬草) ツツジ科 イチヤクソウ属
イチヤクソウ (一薬草) ツツジ科 イチヤクソウ属
イチヤクソウ
イチヤクソウ

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長めの葉のツル性植物は、

ちょっこいお花・・

オオカモメヅルじゃないか☆

 

オオカモメヅル (大鴎蔓) キョウチクトウ科 オオカモメヅル属  葉は長さ7〜12cmの三角状広披針形
オオカモメヅル (大鴎蔓) キョウチクトウ科 オオカモメヅル属  葉は長さ7〜12cmの三角状広披針形
オオカモメヅルの花 直径は4〜6mmほどで小さい! 開花したてのせいか、萼の軟毛が少ない
オオカモメヅルの花 直径は4〜6mmほどで小さい! 開花したてのせいか、萼の軟毛が少ない

 

見つけたくとも、なかなか出会えないお花だった。

お花はこんなにも極小なのね。

ちょっこらの寄り道も、収穫ありました!

 

オオカモメヅルの花の側面
オオカモメヅルの花の側面

 

花友さんと待ち合わせのお時間。

時間前に待っていてくれました。

私たちのために下見も済ませてくれていたそうですー

とてもありがたいです。

ちょっと数年ぶりかと思いきや、7年ぶりの再会となりました。

ひえーそんなにも月日は経っていたのかあ~~

HPも見させていただいているので、

あまり時間の経過を感じませんでした。

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早速ご案内いただき、本日のメイン花に・・

あーれーいたあ~!!

福島県で新発見のタンザワサカネランです。

 

タンザワサカネラン (丹沢逆根蘭) ラン科 サカネラン属  環境省:絶滅危惧1B類
タンザワサカネラン (丹沢逆根蘭) ラン科 サカネラン属  環境省:絶滅危惧1B類

 

なんだか不思議なランですね。

花はおちょぼ口程度で開かない。

「タンちゃん」の呼び名は、発見者の花友さんが

親しみを込めて、そのように呼んでいました。

「初めましてタンちゃん!」

そう呼びかけたくなる感動がありました。

 

タンザワサカネラン  茎の基部に大きな鞘状の葉があります
タンザワサカネラン  茎の基部に大きな鞘状の葉があります

 

定点観測しているタンちゃんをじっくり撮影しましょうと

腰を下ろしたら・・

ある著名な花のホームページを制作されている、

Tさんも観察にやってきました。

新たな自生場所を見つけられたそうです。 さすがですね!

森の中を2時間ほど歩いて、たくさんの株を発見されたと。

最近発行されたランの図鑑にも多くのお写真を提供されていて、

植物写真家としてもご活躍されていらっしゃる方です。

私たちなど足元にも及ばない花の数で、解説も丁寧な素晴らしいサイト。

 

タンザワサカネランは、2008年に新種として記載された新しい種。 福島県では2011年に発見されました
2008年に新種として記載された新しい種。 福島県では2011年に発見されました

 

私たちも向かってみると、にょっきりとたくさんのタンちゃんがいます。

すごい! こんなにも咲いていたなんてー

お花の大先輩と一緒に撮影開始です。

相方も今回は気合を入れて撮影していました。

にょっきりタンちゃんは、密やかでありながらも、

ひ弱な感じはなく、元気なイメージでした。

 

タンザワサカネランの花被はほとんど開かず、花柄子房の先が握りこぶしのようになっています。
花被はほとんど開かず、花柄子房の先が握りこぶしのようになっています。
タンザワサカネランは、全体に白い短毛がまばらに生えていました。 わずかに開口している花もあります
全体に白い短毛がまばらに生えていました。 わずかに開口している花もあります
タンザワサカネランの花は開口したとしても、開口部は非常に小さい。
タンザワサカネランの花は開口したとしても、開口部は非常に小さい。

  

ご主人と地元のおそばランチ。

素朴で美味しかったあ~

穏やかで優しさがにじむお人柄で、

お花のお話も盛り上がってとても素敵なひとときでした。

別な花の自生地もご案内いただき、

私たちがちょっこり立ち寄った場所の花も見て頂きました。

 

簡単に出会えないタンザワサカネラン

本日ご案内頂きました花友さんご主人様に感謝申し上げます。

発見者の奥様今回はお会いできませんでしたが、

開花前からの状態もご親切にお知らせくださり、

今日のためにお膳立てをしてくださり本当にありがとうございました。

トップページ飾らせていただきます!!

 

貴重なタンザワサカネラン

ご夫婦で丹念に探査して、また奥深く研究されている姿は尊敬します。

またまだひよっこですが、少しでも学んで進歩していきたいなと思いました。

 

 

コメント: 5 (ディスカッションは終了しました。)
  • #1

    なな (水曜日, 28 6月 2017 14:57)

    以前より時々訪問させて頂いたので 先日は迷わず場所をおかりしました。
    今日のサカネランには吃驚です。知りませんでした。
    何時もいろいろ教えられています。ここでモロコシソウも初めて知りましたが 来年は私も行ってこようと思っています。と単純にすぐ思い そして一年後忘れるかもしれないです。(笑)
    当方 今は図鑑より実物と思い花逍遥の日々です。
    何処かでお会いしたら花の事いろいろ教えて下さいね

  • #2

    Hiro (水曜日, 28 6月 2017 16:12)

    ななさん
    コメントありがとうございます。
    タンザワサカネランは滅多に出会える花ではないので、
    花友さんにお願いして見ることが出来ました。
    モロコシソウは長年の夢が叶った花です。
    とても可愛らしい花ですので、機会がありましたら行ってみてください。
    私たちは花が見れるなら車で向かえる範囲で出かけております。
    どこかでお会い出来たら声をかけてくださいね!

  • #3

    なな (木曜日, 29 6月 2017 08:09)

    ↓記事のシタキソウが分泌液をだすと凄いですね。
    白い綺麗な花びらに真っ黒な液体が飛び散りますね。
    今年初めて見る事か゛出来ました。
    何の為に出すのかご存じでしたらご教示お願いします。

  • #4

    ヒゲちゃびん (木曜日, 29 6月 2017 08:39)

    HiroさんKenさんおはようございます。
    イチヤクソウとクモキリソウは高尾山で見れました。
    タンザワサカネランは初めて知りました。
    新種って結構知らないうちに発見されているのですね^_^
    てっきり神奈川県かと思いました。
    更新楽しみにしていますね^_^

  • #5

    Hiro (金曜日, 30 6月 2017 10:18)

    ななさん
    シタキソウは袋果となるので、
    黒い分泌液を出すなんて全く知りませんでした。
    よって何のためかはわかりません。
    清楚な花に黒い液だなんて魅惑的ですね。

    ヒゲちゃびんさん
    新発見が近年ですが・・
    まだまだ新種ってあるのかも知れませんよー

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