HOME  Dairy-Hiroダス < Dairy-Hiroダス2015      ◀ 前へ  下へ▼  次へ ▶

 

 9月20・21日     雪降る前にユキミバナ

 

5年前に当サイトの読者でもある あひるさんから、

「このお花はなあに?」とお尋ねがあって、添付写真を見て

すぐにユキミバナだあ!! とわかりました。

未見の花ですが、植物図鑑が愛読書になっていたものですから、

記憶装置がすぐに働きました。

 

自生地情報をもらっていたものの、遠くてなかなか行けそうにないなあ~

そして数年経ち・・あららOちゃん様が見に行ってるわ~

そんなこんなでやっとご案内いただけることになり、

先週のメンバー4人で再び花さんぽです。

あひるさん・・私達も行きまっせー!

 

土曜日は移動と、途中でちょいとさんぽくらいだなと思っていたけれど、

とんでもございませんでしたあ~

中央道乗り込んだとたんにとろとろ渋滞です。

シルバーウィークも気合入っています。

諏訪までなんと3時間半以上もかかり・・

もうお山に向かうにも時間が厳しい~

諦めてそのまま進みます。

お気に入りのシェ岩波さんのランチタイムにも間に合わんので、

仕方なく駒ケ岳SAまで空腹をガマンし、フードコートの

ソースかつ丼(800円也)を食べます。

分厚いが柔らかいお肉・さっくりした衣・甘めのソースでおいしい。

栗ソフトも栗の味が濃くておいしかったですよ。

 

駒ケ岳SA(下り)フードコートのソースかつ丼
 駒ケ岳SA(下り)フードコートのソースかつ丼
栗ソフト
 栗ソフト

 

ここのSAのスタッフはいつも笑顔でお客を迎えます。

非常に好感度高く、他ではこんな接客態度いいSAはないですね。

素晴らしいです!

きっと運営会社の待遇も良く接客教育もされているのでしょう。

星3つです☆☆☆

 

ずんずん車を走らせて夕方に岐阜県に到着。

何か花の一つでもと国定公園に指定されているポイントに向かってみた。

どうやらナメラダイモンジソウが咲くようだ・・

しかし、まったくわからずに諦めて撤退し、渋々ホテルに向かいました。

 

ナメラダイモンジソウを求めて探すも、見つからず
 ナメラダイモンジソウを求めて探すも、見つからず


翌朝Oさんが迎えに来てくれました。

Sさんも電車で到着し、4人で福井県に向けて出発です!

途中渋滞に巻き込まれたり、休憩も取りながら

3時間半かかって到着ですよ~

ここは名水が湧き出ていて水を汲む人で大賑わいだあ~


さあ、散策開始!
 さあ、散策開始!

.

とことこ歩いてすぐの川辺にスズカアザミが咲いていた。

 

スズカアザミ (鈴鹿薊) キク科 アザミ属  分布域では珍しくないそうですが、お初の花です
 スズカアザミ (鈴鹿薊) キク科 アザミ属  分布域では珍しくないそうですが、お初の花です
スズカアザミは太平洋側に多いそうですが、ここは日本海に近い場所でした
 スズカアザミは太平洋側に多いそうですが、ここは日本海に近い場所でした

.

ふっと川岸を見たら~

「あ~咲いているじゃない! ユキミバナ~」

やっぱりキツネノマゴには似ていない。

見ごたえある美しい花だよ~

 

ユキミバナ (雪見花) キツネノマゴ科 イセハナビ属  2015.09.20 福井県
 ユキミバナ (雪見花) キツネノマゴ科 イセハナビ属  2015.09.20 福井県


あひるさんが「誰もこの花に注目していなかった」と言っていたが・・

本当に誰しも見ちゃいません。

花狂いの我々だけですわ~

あひるさん、見れましたよ!感激です!


ユキミバナ
 ユキミバナ
ユキミバナ (雪見花) キツネノマゴ科 イセハナビ属
 ユキミバナ

 

時期はやや早いのですが、あちこちで見ることが出来ます。

群生していますよ。

この地域限定の貴重な花、大事にしたいですね。

沢山いるので色んなモデルさんを選んで、それぞれ撮影タイムです。

 

ユキミバナ
 ユキミバナ
ユキミバナの花の後姿
 ユキミバナの花の後姿

.

ちゃんとキツネノマゴも咲いていますね。ハグロソウも。

今日は同じ場所で3種類のキツネノマゴ科を見ることができた。

 

キツネノマゴ (狐の孫) キツネノマゴ科 キツネノマゴ属
 キツネノマゴ (狐の孫) キツネノマゴ科 キツネノマゴ属
キツネノマゴ
 キツネノマゴ

.

ハグロソウ (葉黒草) キツネノマゴ科 ハグロソウ属
 ハグロソウ (葉黒草) キツネノマゴ科 ハグロソウ属
ハグロソウの花 花弁は上下の2枚だけという変わった形
 ハグロソウの花 花弁は上下の2枚だけという変わった形

.

ゲンノショウコは赤いタイプが多い。

アキチョウジもちらほら咲き始めています。

 

ゲンノショウコ (現の証拠) フウロソウ科 フウロソウ属 紅紫色は西日本に多い
ゲンノショウコ (現の証拠) フウロソウ科 フウロソウ属 紅紫色は西日本に多い

.

アキチョウジ (秋丁字) シソ科 ヤマハッカ属
 アキチョウジ (秋丁字) シソ科 ヤマハッカ属

.

水しぶきがかかるようなポイントでは、

サンインシロカネソウの葉、アケボノシュスランの葉、

アキギリの蕾、そしてフユイチゴも咲いていた。

 

アキギリ (秋桐) シソ科 アキギリ属  まだツボミ
 アキギリ (秋桐) シソ科 アキギリ属  まだツボミ

.

フユイチゴ (冬苺) バラ科 キイチゴ属  こちらもまだ咲き始め
 フユイチゴ (冬苺) バラ科 キイチゴ属  こちらもまだ咲き始め

.

さらに探って・・お、これはスズカカンアオイかな?

花は付いていなかった、ざんねーん見たかったなあー

相方はただ今カンアオイの仲間に興味津々で、

カンアオイ属の花のページを作成中のようです。

 

スズカカンアオイと思われる植物の葉。 特徴的な水滴のような斑紋があった
 スズカカンアオイと思われる植物の葉。 特徴的な水滴のような斑紋があった
スズカカンアオイ 広卵形の葉が多かった 基部は心形 葉柄が長い 株毎に葉の模様に個性があった
 スズカカンアオイ 広卵形の葉が多かった 基部は心形 葉柄が長い 株毎に葉の模様に個性があった

.

オオハンゲの葉が沢山あった!

関東ではなかなかお目にかかれないぞー

花は終わってしまった~ カラスビシャクのような花が見たかったぞな。

 

オオハンゲ (大半夏) サトイモ科 ハンゲ属  花後の姿 初めてみました
 オオハンゲ (大半夏) サトイモ科 ハンゲ属  花後の姿 初めてみました
オオハンゲ  花は大きなカラスビシャクのようなのかな?
 オオハンゲ  花は大きなカラスビシャクのようなのかな?

.

ツルニンジンの花も沢山咲いていた。

ちょっと離れた場所にもユキミバナが咲いていた。

ヤマジノホトトギスも咲いていました。

 

ツルニンジン (蔓人参) キキョウ科 ツルニンジン属 別名;ジイソブ
 ツルニンジン (蔓人参) キキョウ科 ツルニンジン属 別名;ジイソブ
ツルニンジン
 ツルニンジン
自生地の外れにいたユキミバナ  小さなアリたちが来ていた
 自生地の外れにいたユキミバナ  小さなアリたちが来ていた

.

ヤマジノホトトギス (山路の杜鵑草) ユリ科 ホトトギス属
 ヤマジノホトトギス (山路の杜鵑草) ユリ科 ホトトギス属

 

ちょっと移動して、Oさんが以前気になったラン科の葉を

確認しに行きたいとおっしゃるので、立ち寄ってみました。

ヘビが出そうで、なんだか警戒モードの私です・・

お、これかあーエビネのように見えますね。

もしやキエビネじゃないの~? と期待したくなりますね。

Oさんに確認しに来ていただきましょうか。

 

エビネと思われる植物  いくつもあった どんな花が咲くのかな?
 エビネと思われる植物  いくつもあった どんな花が咲くのかな?

 

Oさんがさらに奥まで探りに行ってみたら・・

ここにもユキミバナが咲いていたそうです。

「やったねーOさん新産地発見!」といったら「あまりに近すぎるよ~」と。

でも収穫でしたね。

.

私の大好きな花、ミズタビラコも可愛く咲いていました。

ミゾホオズキもいましたよ。 水がキレイなんだね。

 

ミズタビラコ (水田平子) ムラサキ科 キュウリグサ属  民家脇の水路にいた
 ミズタビラコ (水田平子) ムラサキ科 キュウリグサ属  民家脇の水路にいた

.

ミゾホオズキ (溝酸漿) ハエドクソウ科 ミゾホオズキ属  この花も水路に
 ミゾホオズキ (溝酸漿) ハエドクソウ科 ミゾホオズキ属  この花も水路に

 

帰路も長距離移動なので、本日の花さんぽは終了です。

待ち焦がれていたユキミバナに逢えたのでとっても幸せでした。

 

途中のSAで遅い昼食を食べ、出発地に戻ります。

別れ際にカフェにて珈琲ブレイク。

男性陣は珈琲ぜんざいを食べていました。

あったかい珈琲をあんこにかけるのですよ~

面白いメニューですね・・

ほろにが珈琲があんことマッチしているそうで、

Oさんの大好物だそうです。

 

粒餡・栗・白玉に熱いコーヒーをかけて食すコーヒーぜんざい
 粒餡・栗・白玉に熱いコーヒーをかけて食すコーヒーぜんざい

 

遠い越前まで連れて行って下さり本当にありがとうございました。

Sさんとも車内で色んなお話が出来て楽しい一日となりました。

雪はまだだけど・・爽やかな秋風の中でユキミバナは輝いていました。

 

解散して、私達は浜松に向かいます。

9時ごろに浜松に到着・・

宿泊地は浜松じゃなくてもよかったかもね~

泊まったホテルが最悪で・・ツインなのに1つは寝にくい簡易ベッド、

サービス悪し、接客態度悪し、でしたあ~

もうここには泊らんぞ~

 

翌日は静岡市に移動

昨年静岡の花友さんから頂いたわさび漬けが絶品だったので、

購入して帰りたかったのです。

さらに近くの山を探ってみたかったのです。

 

わさび漬けは苦手だったのですが・・

ここのは無添加でわさびも新鮮だし、大吟醸を使った酒粕が

香りも良くとっても甘くておいしいのです。

手作りで丁寧に作っていらっしゃる奥さまが朗らかで素敵です。

美味しいもの作る人は、いい表情をしていらっしゃる。

 

入口に新生姜が販売されている・・

新生姜のお漬物が大好きなんですよね~

子供のころに生姜売りのおじさんが良く来ていました。

おかんがよく買っていたんだな・・

赤く染まった新生姜をスライスして、

炊き立てのご飯にくるんで食べるのが好きなんです~

自分で漬けて食べたいな~なんて思いまして購入。

 

梅酢もあるようなんですが店頭にない・・

お隣のおばちゃんから仕入れているようで、

電話して持ってきてくれました。

おばちゃんの梅酢にこのまま漬けこめばいいというので簡単だ。

紫蘇の色もきれいで無添加ですぞ。

ちょろっとなめたら酸味もまろやかで塩分も適度。

美味しい生姜漬けになあれー

 

たくさん買ってくれたからとちょっとサービスしてもらいました。

近くのお山を探ってみます。

昨年花友さんがここのダイモンジソウが凄い数だといった場所は、

本当に数え切れないくらいの大群生だ!!

 

水が滴る垂直に近い岩肌 左半分をダイモンジソウが埋めつくす 右側は別の植物
 水が滴る垂直に近い岩肌 左半分をダイモンジソウが埋めつくす 右側は別の植物


しかし・・ちょっと花には早すぎた。

ダイモンジソウは時々見かけるが・・

花の時期に遭遇していないのですよね~


まだいくつかの株が花茎を上げたばかりだった 開花は2週間後以降?
 まだいくつかの株が花茎を上げたばかりだった 開花は2週間後以降?
ダイモンジソウ (大文字草) ユキノシタ科 ユキノシタ属
 ダイモンジソウ (大文字草) ユキノシタ科 ユキノシタ属


全くなんだかわからない植物も、

花は終わっているけど、なんじゃろー?

どうもイワユキノシタっぽいぞ。


イワユキノシタと思われる植物が、岩肌の右側を埋め尽くしていた
 イワユキノシタと思われる植物が、岩肌の右側を埋め尽くしていた
垂れ下がる花序は果実になっていた ますますイワユキノシタっぽいぞ
 垂れ下がる花序は果実になっていた ますますイワユキノシタっぽいぞ

.

今の時期にタチキランソウが咲いていた。

しかも葉が渋くメタリックに輝き、大変美しいのだ。

 

タチキランソウ (立金瘡小草) シソ科 キランソウ属  相方は葉の色が大いに気に入ったようだ
 タチキランソウ (立金瘡小草) シソ科 キランソウ属  相方は葉の色が大いに気に入ったようだ
タチキランソウの花の正面 上唇が2裂して立ち上がる
 タチキランソウの花の正面 上唇が2裂して立ち上がる
タチキランソウの花の側面 花冠外面や萼に毛が多い
 タチキランソウの花の側面 花冠外面や萼に毛が多い


また不思議なホトトギス花にはまだ早かった・・

イワホトトギスなの? よくわかりませんが、

妙なポーズの蕾があった。


湿った岩肌に生えるコレはなんだ?
 湿った岩肌に生えるコレはなんだ?
やっとわかった 後ろ向きのツボミだった
 やっとわかった 後ろ向きのツボミだった
開花直前 イワホトトギスでよいのだろうか?
 開花直前 イワホトトギスでよいのだろうか?


沢山しだれていましたが、みんな蕾でした。


イワホトトギスと思われる植物 花が咲いたらじっくり見てみたいな
 イワホトトギスと思われる植物 花が咲いたらじっくり見てみたいな
開花にはまだ少し間があるようだ
 開花にはまだ少し間があるようだ

.

小さなハシカグサナガバシロヨメナが咲いていた。

ナガバシロヨメナは初見でした。

花は少ないけど、こうした花さんぽも楽しいです。

 

ハシカグサ (麻疹草) アカネ科 ハシカグサ属
 ハシカグサ (麻疹草) アカネ科 ハシカグサ属
ハシカグサ  一部は果実になっていた 名の由来はよくわかりません
 ハシカグサ  一部は果実になっていた 名の由来はよくわかりません

.

ナガバシロヨメナ (長葉白嫁菜)  シロヨメナの渓流型変種 葉が細いのが特徴
 ナガバシロヨメナ (長葉白嫁菜)  シロヨメナの渓流型変種 葉が細いのが特徴
ナガバシロヨメナ  この花は終わりかけているが、ツボミも多かった
 ナガバシロヨメナ  この花は終わりかけているが、ツボミも多かった


静岡のうなぎを食べて帰りましょう~

花友さんがお勧めしているうなぎやさんは、移転のため閉店となっていた。

Googleで近くのうなぎ屋さんで検索して、出てきたお店でいいやと向かう。

庶民派イメージのお店だけど、快く迎えて下さったので入店。

良心的なお値段だし、私達も庶民なので十分だ。

相方は白焼きと肝焼きも食べてご満悦。

ごちそうさまでしたあー。


国産うなぎの白焼き
 国産うなぎの白焼き
肝焼き
 肝焼き
うな重
 うな重


渋滞になるから・・帰りますかね。

途中までスイスイ走っていたのだけど・・

御殿場に来たらチクリとも動かない。

歩きの方が早いくらいだあ~

御殿場に一時間半以上いましたぞー 3キロを1時間半。

あーあー連休=渋滞にうんざり~

じっとしているのが一番だが、

お花も見たいし~ 困ったもんです。



コメント: 2 (ディスカッションは終了しました。)
  • #1

    ゆき (月曜日, 28 9月 2015 17:01)

    こんにちは、HIROさん、Kenさん、雪見草、初めてみました、綺麗ですね、きっねの孫の仲間なんですね、鮮やかな青紫色、たくさんの写真ありがとうございます。秋を感じる、お花たちですね、駒ヶ岳saのお昼ご飯、美味しそうですね、接客の雰囲気、大切ですね、遠出、されてのお花さんぽ、お疲れさまでした。

  • #2

    Hiro (月曜日, 28 9月 2015 20:58)

    ゆきさん
    ユキミバナとても品よくて清楚なお花でした。
    キツネノマゴには全く似ていないですよね~
    ちょっと遠いのでなかなか足を運べませんでした。
    念願のお花だったのです。
    いつも二人なので賑やかに楽しい花さんぽとなりました。

 

HOME  Dairy-Hiroダス