カモメラン

 

鴎蘭 ラン科 ハクサンチドリ属

Orchis cyclochila 準絶滅危惧(NT)

奥の間  

#1 カモメラン (鴎蘭) ラン科 ハクサンチドリ属  2011.06.25
#1 カモメラン (鴎蘭) ラン科 ハクサンチドリ属  2011.06.25

 

 いつか必ず見たいと思っていたカモメラン。自生地はサッパリわからず、いつになったら見ることができるのかという思いでした。 今回、幸いにもこの地域の花に精通しているKさんに案内していただき、念願の花を見ることができました。

 

 やや薄暗い森の中、しっとりと湿ったような場所に、カモメランはいました。花は小さいですが、とても美しいランです。 案内していただかなければ、見ることはできなかったでしょう。Kさんに大感謝です。

 

#2 カモメラン  2011.06.25
#2

 

根生葉は一つで、通常は2つの花をペアでつけます。

しかし#2の花は3つ花をつけています(奥側の花は

見えにくいです)。

 

#3 カモメラン
#3

 

まるで仲良く並んでダンスをしているようです。

 

#4 カモメラン
#4 

 

細く、まっすぐ後ろに伸びた距が印象的です。

この株も花を3つ、つけています。

 

#5 カモメラン
#5

 

時折、雨具を出すか迷う程度の雨が降る天候でした。そのおかげで

しっとり湿って生き生きとした感じのカモメランを堪能できました。

 

#6 カモメラン  2011.06.25
#6

 

 Hiroが群生を発見。葉は多数、花をつけている株は21個、したがって花は少なくとも42個ほどありそうです(上の写真は群生の一部です)。 この花においては「大群生」と言ってもよい規模かも知れません。 案内して下さったKさんも、これほどまとまって咲いているのを見るのは初めてだそうです。 なんと運がよいことか。 大満足のカモメラン観察花さんぽでした。

 

 

カモメラン

 

冷温帯〜亜高山帯の湿った林床や林縁に生育する、高さ10cm前後の多年草。 条件が良いと栄養繁殖で群生する。 葉は地表付近に1個出し、倒卵形で葉柄があり、葉柄を含めて長さ約7cm。 葉の付け根から花茎を伸ばし、先端に1〜3個の花をつける。 花は淡紅色で長さ約1.5cm、幅約1cm。 唇弁はごく浅く3裂するがあまりはっきりせず、全面に濃紅紫色の斑点がある。 唇弁の基部にある距は1cm弱。 北海道、本州、四国に分布。

 

(属名をハクサンチドリ属とする図鑑もありますが、解説の参考にさせていただいた山と渓谷社「レッドデータプランツ」の記述に従いカモメラン属としました)

→ハクサンチドリ属とする図鑑・文献が多いことから、ハクサンチドリ属に変更しました。

 

2012.11.15 掲載

2014.11.30 所有する図鑑に従い学名を Galeorchis から Orchis に変更しました。

 

もっとカモメランの写真を見る >>

 

コメントをお書きください

コメント: 6
  • #1

    中途半端 (木曜日, 12 7月 2012 19:00)

    カモメランを鎌倉の防風林(松林)に咲くと聞きましたがひなのきんちゃくさんは情報持っていませんか?

  • #2

    hanasanpo (木曜日, 12 7月 2012 21:08)

    中途半端さん
    カモメランが鎌倉に??
    深山の林内や沢沿いに咲くはずですが・・
    私達は山奥で見ました。
    ちょっとわからない、自生しているとは思えないのですが・・

  • #3

    みっちゃん (水曜日, 02 7月 2014 01:01)

    こんばんは。
    きょう野反湖に行って来ました。
    イワナシの花が目的でしたが、先週見たのは蕾ではなく実だったようです。
    がっかりしましたが、「カゴメラン」に会えたようです。
    初めてみた花でしたから感激しました。

  • #4

    hanasanpo (水曜日, 02 7月 2014 03:00)

    みっちゃんさん、野反湖にいらしたのですね! ご報告ありがとうございます。
    そしてなんと、カモメランに出会えたのですね!(カゴメではなくカモメですよね?)
    それは本当に、超々、ラッキーだと思います!
    カモメランはイワナシの1000倍以上、見つけにくい花と思います。
    本当におめでとうございます!

    実は、私たちも28日に初めて野反湖でカモメランを見つけました! きっと同じ場所でしょう。 以前はいなかったので、最近発生したものと思われます。 見つけた時は花友さんたちと狂喜乱舞しました。

    ...非常に貴重で、ラン盗掘者たちの標的になる花のため、なにとぞ詳細な場所は公開なさらないよう、お願いいたします(念のため書かせていただきました、ゴメンナサイ)。

    イワナシには少し遅かったようですね。 5月中旬〜6月初旬あたりが一番見頃と思います。 散策路や登山道脇の崩れたような場所に多くいます。 ぜひまた来年訪問してみて下さい。 野反湖は花の宝庫です。 ぜひまた機会を作ってご訪問下さい。

  • #5

    ゆき (金曜日, 11 8月 2017 20:46)

    こんばんは、hiroさん、Kenさん、カモメランの写真ありがとうございます‼hiroさんの発見した、大群生も、美しいですね。一枚一枚のアップの写真、にりん、並んで、綺麗なお花ですね

  • #6

    Ken (日曜日, 13 8月 2017 04:54)

    ゆきさん、おはようございます。「奥の間」のカモメランは野反湖のものですが、このページのものは八ヶ岳山麓のものです。始めて見ることができたときは、本当に感動しました。しばらくこの花を見ていないので、また見たくなりました。

オノエラン
オノエラン
ニョホウチドリ
ニョホウチドリ
ハクサンチドリ
ハクサンチドリ