今年もツチアケビを見に行きました。 ツチアケビを初めて
見ることができた場所です。 おっ、咲いていたゾ。 アレ?
株数が少ないし、なんだかやけに小さい。 まあ、毎年同じ
ような株数で、同じような大きさになるとは限らないしね...。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=443x10000:format=jpg/path/sf8a8d00d654c7ec1/image/i788bb639ddaa6f3b/version/1437342394/image.jpg)
さらに近寄って行くと... ン? なんだかおかしい...
単に株が小さいのではないような... 花が周りに落ちて
いる。 イヤな予感。
なんと茎が折られていた!! 根元から10cmほどの
所で、ポッキリ折られていた(円内)。 これは人間の
仕業に違いありません。
花に隠れていますが、奥の株も円内の部分が、やはりポッキリと
折られていました。 なんということをするのでしょう。この場所
は毎年ツチアケビが出て、多くの人がそれを見ることを楽しみにし
ていました。 身勝手で心ない行為に、無念さを覚えます。 この
ような行為をする人がいることは、本当に悲しいことです。
このツチアケビを盗んだ人には、きっと天罰が下ることでしょう。
ツチアケビの呪いじゃー!
他の場所は大丈夫かと不安を抱えて向かう
と、こちらは無事でした。 よかったです。
ツチアケビの花です。OLYMPUS TG-3の
深度合成機能を使って撮影してみました。
さて、多くの人に愛されたツチアケビが無残に盗掘されるという悲しいニュースの後には、素晴らしいニュースがあります!
京大のあの新進気鋭のラン研究者の末次健司さんが、世界初となる驚くべき研究成果を発表されました!
ツチアケビが鳥媒花、つまり鳥に種子散布を託していることを発表されたのです! ラン科の植物で、動物が種子を運んでいると証明されたのは、世界初の快挙です。 末次さんが粘り強く研究を積み重ねた結果、また一つ、ラン科植物のナゾの扉が開かれました。 今後の研究に更なる期待が寄せられますね。 ぜひ下の末次さんのページを覗いてみて下さい。 ラン科、特に菌従属栄養植物に興味のある方には、とてもとても楽しいページです。
末次健司さんのページ(外部サイト)
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/2015/150505_1.html
https://twitter.com/tugutuguk
https://sites.google.com/site/suetsugujp/home
2015.07.20 掲載
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2014.09.05 掲載
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昨年(2012年)に初めて見ることができたツチアケビの様子を見に行きました。 昨年より株数が増えている気がしました。 これは嬉しいことです。 ちょうど見頃であった昨年より2日早く見に行きましたが、花のピークは過ぎていると感じました。 やはり今年は全体的に花が早いのかも知れません。
多くの花をつけ、とてもよい状態に見えます。
本当にユニークな植物ですね!
2013.07.28 掲載